NARUTO-ナルト-チャクラの記憶inラグナシア 3月17日(土)〜9月2日(日)
ナルト達の闘いの歴史を目撃せよ!
【暮らし】ノンアルコールビール 子どもはOK?「ノンアルコールビールを子どもに飲ませて大丈夫?」。読者からこんな質問が寄せられました。アルコール分を含まないビール味の飲料は、近年、売り上げが急増しています。同じような疑問を持っているご家庭も多いのでは。いろいろな人の意見を聞いてみました。 (伊東治子) 「子どもが飲んでも、法律には触れません」。そう話すのは、警察庁少年課の担当者。未成年者飲酒禁止法でいう飲酒とは、アルコール分を1%以上含む酒類を飲むことを指すからだという。 現在、ビール大手四社が販売するノンアルコールビールは、アサヒの「レーベンブロイ アルコールフリー」(アルコール分0・5%未満)を除けば、アルコール分は0・00%。レーベンブロイ〜を含めて酒類ではなく、清涼飲料水に分類されるので、子どもが飲んだり、子どもに飲ませたりしても、処罰されないのだ。 ところが、二〇〇九年四月に業界で初めて、アルコール分を全く含まない「キリンフリー」を発売したキリン広報部は「未成年者は飲むのをやめていただきたい」ときっぱり。 理由を、「そもそも飲酒運転の撲滅を目的として、二十歳以上に向けて開発した。子どもが飲むと、飲酒のきっかけになる恐れがある」と説明する。 サントリー、アサヒ、サッポロも同様の見解だ。各社とも、小売店に対して、清涼飲料水ではなく、酒類のコーナーに陳列するよう要請したり、飲食店のメニューでは、酒類の欄に記載するよう求めたりしている。 ビール会社の意向を受けて、コンビニではセブン−イレブンとローソンが、酒類と同様にレジで年齢確認を実施。ファミリーマートは年齢確認していないが、「制服姿など、明らかに未成年者と分かる場合は、販売をお断りしている」という。 児童や生徒にノンアルコールビールを禁止している学校も小中高複数ある。 東京都豊島区の私立十文字中学・高等学校では二年ほど前から、冬休み前に生徒にノンアルコール飲料を飲まないよう指導している。「お正月やスキー教室などで、ノンアルコールビールで盛り上がり、お酒に興味を持つようになるのはよろしくない」と同校。 一方で、こんな意見も。酒場に関する著作で知られるエッセイストの吉田類さんは「高校生なら、飲もうと思えば最初から本物のビールを飲んでいる。飲酒につながるというのは、学校や親の取り越し苦労。あり得ないですよ」と話す。 実際に子どもがノンアルコールビールを飲むことは、飲酒につながるのだろうか。 教育人間学が専門の汐見稔幸・白梅学園大学長は「ノンアルコールビールを飲んでいた中学生が、高校に入り、背伸びして本物を飲みだす可能性がなくはない」と話す。「ただ、十七、十八歳で酒に興味を持つのは自然なこと。ヨーロッパでは高校生でも飲酒できる国があるが、街中でぐてんぐてんに酔っていたら、逮捕される。けじめと寛容さの基準が日本とは違う」 その上で、汐見氏は「私が親だったら、楽しくお酒を飲んでいる時に、中学生の子どもにはノンアルコールビールを飲ませて、一緒に雰囲気を楽しむぐらいはする。一律に禁止するのではなく、この子なら飲ませても大丈夫か、普段の子どもとのかかわりを大事にして、家庭で判断することだ」と話している。 PR情報
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