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【格闘技】

井岡一翔「怪物に挑戦だ」 八重樫東は再戦熱望

2012年6月22日 紙面から

2階級制覇を目指す井岡(中)。左は叔父・井岡弘樹氏。右は父・一法氏

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 WBC・WBA世界ミニマム級王座を統一した井岡一翔(23)=井岡=と、敗れた八重樫東(29)=大橋=が21日、それぞれ大阪市内で一夜明け会見した。ともに今後は1階級上のライトフライ級に転級する意向を表明。そのうえで、八重樫は井岡との再戦を熱望した。

 前夜の死闘がうそのように、井岡はきれいな顔で会見場に現れた。

 「昨日はゆっくり眠れました。起きて、あー、勝ったんだな、と少し実感がわいてきました。ホッとした面もあります。体のあちこちが痛いけど、勝ったんだからこれぐらいいいかなと。今まで、買い物とか我慢してたんで、自分に褒美をあげたい」

 日本人初の統一王者となった井岡だが、次なるプランも進行中。減量が限界にきていることから、トレーナーの父・一法さんは「これ以上、ミニマムでやらせるのはかわいそう。次は100%、階級を上げる」と明言。1階級上のライトフライか2階級上のフライを選択肢として挙げた。

 井岡本人は「ライトフライでやりたい」とキッパリ。ロマゴンの愛称で知られる32戦全勝27KOの怪物、WBA世界ライトフライ級王者ローマン・ゴンザレスへの挑戦を視野に、年内の2階級制覇を目指す。 (竹下陽二)

世界王座の早期奪還を誓う八重樫(左)と大橋会長=大阪市内で

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◆「やっぱり強かった」

 八重樫は井岡の2階級制覇宣言を伝え聞き「やりますよ。井岡がやってくれるなら」と、自分も階級を上げる意向を語った。

 後援者の女性ファンにもらったというサングラスをして会見場へ。両目には紫色の大きな青タン。左は視界が完全にふさがり、右もかろうじて見える状態という。会場に遅れて来た大橋会長に気付かず、会長が目の前に体を乗り出すようにしてようやく分かったほど。

 「昨夜はいろいろ考えて眠れなかった。でも、負けたけどいい試合だったと言われた」と無冠に後悔なし。「(井岡は)やっぱり強かった。ハートも強かった」とたたえた。

 今後については「もっともっと強くなれる。早く練習を再開したい」と意欲。すでに頭の中は井岡との再戦だ。 

  (山崎照朝)

 

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