日本で有名なテーマパークと言えば、ディズニーランドにディズニーシー、そしてユニバーサルスタジオジャパン(USJ)を挙げられる。人気、入場者数ともに日本でトップクラスを誇る。
ではそのほかは? その答えは世界が教えてくれた。三重県の「ナガシマスパーランド」だ。先日発表された世界のテーマパークランキングで日本勢でディズニー、USJに次いでのランク入り。しかもその順位はハリウッドのUSJやフランスのディズニースタジオより上だったのだ。
「ところで三重県ってどこ?」なんて言わないでほしい。念のため説明すると紀伊半島の東に位置、近畿版の天気予報にも登場し、大阪版の新聞も入り、近畿なのか東海なのかしばしば議論される東海4県の1つである。
世界のテーマパークTop20を掲載したのはイギリスの『The Economist』だ。このランキングは入場者数をもとに作られたものである。上位が世界中のディズニーランドで占められるなか、ナガシマスパーランドは大健闘。世界第17位、日本勢では4番目にランクインした。
ナガシマスパーランドは東海・近畿圏なら「ピーターラビットもいるよ♪」というCMでおなじみ。夏はプール、冬は温泉。また国内最大級の絶叫マシンにアンパンマンミュージアム、併設の大型アウトレットモールにも人気だ。7月には国内初のポケットモンスターのアトラクションもオープン予定である。
その構成はまさに年齢層を選ばない。家族で行ってよし、友達同士で行ってよしと意外とすごいパークだったのだ。大阪や名古屋からも近いという立地も有利に働いたかもしれない。
ディズニーリゾートにUSJはどちらも素晴らしいパークだが、出自がアメリカである。それに対し、ナガシマスパーランドは完全に国産。ある意味日本一のテーマパークと言ってもいいのかもしれない。
三重は伊勢神宮だけじゃなかった! 伊賀流忍者だけじゃなかった! サーキットだけじゃなかった! ナガシマスパーランドもまた世界に誇る三重県の観光地なのである。
参照元:The Economist(英語)
illustration:Rocketnews24.