カッコイイお父さん、美人のお母さん。そしてよく似た顔をした3人の子どもたち。全員がカメラの前で微笑んでいる。幸せを絵に描いたような家族写真だ。

だがこの写真にどこか違和感はないだろうか。3人の子ども達は両親に1ミリたりとも似ていないのである。これは台湾のとある美容整形センターの広告だそうだ。広告にはこう書いてある。「整形後、唯一の心配は子どもへの説明だけです」

説明によると、どうやら両親は整形をしたらしい。鼻筋の通った高い鼻、大きな目、卵形のとんがったアゴと誰もが羨む完璧な容貌をゲットしたようだ。

しかし、現代の整形技術では遺伝子まで変えることはできない。子どもには、しっかり元の顔が遺伝、美形両親とは似ても似つかない顔だ。だから「整形後、唯一の心配は子どもへの説明だけです」ということなのである。
 
ネットユーザーは

「これはいいアイディア」
「こんな面白い整形の広告は初めて見た!」
「笑い死ぬ(笑)」
「遺伝子はウソつかない!」
「思春期に子どもは悩むな」
「親は子どもを見たら整形前のブサイクな自分を思い出すんでしょ。辛いなぁ」
「韓国ではすでに起こっている問題(笑)」

などとコメントしている。ネット上では「面白い」と、とらえられているようだ。
 
この広告の真意はどこにあるのだろう。「整形をすれば、子どもへの説明を除けば人生バラ色ですよっ」と整形の素晴らしさと技術力の高さをアピールしているのだろうか。それとも「子どもを傷つけるかもしれないが、それでもあなたは整形しますか?」と、整形への覚悟を問いかけているのだろうか。

彼らの意図は明かされていない。答えは見た人の心のうちにありそうだ。整形を考えるとき、この広告を思い出してみるのもいいかもしれない。

参照元:tt.mop(中国語)

追記:タイトルに誤りがあるとご指摘頂き、「香港の美容整形外科」を「台湾の美容整形外科」と修正いたしました。深くお詫び申し上げます。(5月15日10時40分)
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