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手口巧妙 詐欺多発

2012年06月21日

◆実在の名前・還付金名目・ネット利用料・・・/4月〜今月19日 県警58件把握、3件で被害◆

 県内でオレオレ、還付金名目などの詐欺の電話が相次いでいる。県警が把握しているだけで4月から今月19日までに計58件(5月は34件)。18日には益田市で医療費還付を装う手口で55万円を振り込みだまし取られるなど、計3件の被害が起きている。

 県東部での特徴は「のどが痛く、携帯電話の番号が変わった」「女性を妊娠させ、慰謝料が必要」などと語る。実在する息子や夫の名前を告げる例が多く、学校の卒業名簿などが悪用されていることが考えられる。今月18、19日には松江、安来市の高齢者宅に息子の名前で「電話番号が変わった」などと掛けてきたという。

 また還付金の手続き名目で、銀行などの現金自動出入機(ATM)を操作させて現金を振り込ませたり、架空のインターネット利用料を請求したりする詐欺も続いている。4月以降の被害総額は約100万円となっている。

 県警の佐々木肇・安全まちづくり推進室長は「電話があってもすぐに信じず、『払い戻し』『ATM』などの言葉が出たら詐欺と疑って警察に相談してほしい」と注意を呼びかけている。(竹野内崇宏)

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