反対ばかりしているわけではありません その1
「庭山さんは議会で反対ばかりしてるんだって?」たまーに市民の方から聞かれます。
とんでもない。賛成している数のがずっと多いです。議案が出てきたときに反対するのは、(たまに他の会派の方も反対するけれど)だいたい共産党か私ぐらいだから、目立つだけです。地元紙の記者だって、討論もなく賛成だけされるだけでは、記事書けないでしょ。しかも、ひとりでそんなたくさん反対できません。
1回の議会でだいたい30以上の議案が出てきますが、私が質疑や討論するのは、少なくて、3~4つ。多くて10議案くらいです。議案に反対するには、反対する理由を言うべきでしょうし、できれば賛成の理由も明らかにすることが議員の仕事と考えます。しかし、出てきた議案全てについてやるのは、現状のシステムの中では無理です(日程の制限、時間制限があるので)。仕方がないので、『野生のカン』をもって、当局の説明を聞きながら「おや?!」と思うものをチェックしていきます。そしてその後、条例や規約・要項を調べ、時には国や県に問い合わせ情報を集めます。そして情報を咀嚼しながら、いろいろな方に私の咀嚼中の考えを聞いてもらい、ご意見を伺いながらまとめていきます。
議案が出されて1~2週間は頭がいっぱいです。この間に、「質問要旨」を提出し、何を質疑するかをさらに担当課に説明する、「聞き取り」というものがあり、本会議で質疑します。ここでも議会のルールがあり、質疑は3回までしかできません。(こんなルールは誰のため?)
本会議が終わると、賛成するか、反対するかの「討論」の準備に入ります。残念ながら、ここでどんな討論をしようと、賛否が変ることはありません。議会前に会派ごとに賛否は決まっていますから。空虚と言えば空虚なものですが、言いたいことは言わせていただいています。職員や市民が、どこかで聞いてくれているかも知れませんから。
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