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2009年6月

2009年6月30日 (火)

前橋市議会:公明が視察中止

 前橋市議会のつづきです。

 前橋市議会の清新クラブと真政会が政務調査費を不適切に支出した問題で、公明党市議団は、7月に予定していた行政視察を中止することにしたようです。公明党市議団は不適切支出はなかったが、「議会が混乱しており、視察に行っている場合でない」と言う事です。他の会派は視察に行くみたいですけど。

 きっと前橋の公明党市議団は、視察に行く時間を惜しんで「政務調査費」のあり方について調査研究する・・・のだろうと、期待します。そして、政務調査費があること事態がおかしいことを「県庁所在地・前橋」から発信していただきたいです。大いに期待して見つめています。

 次に、視察についてですが、いっそ、行政視察もおやめになったらいかがでしょう。団体で公費を使って、大名行列みたいなことをすることないのではないかと思います。

 そう。議員の皆様には、是非『行政視察の有効性』について、また『行政視察の費用対効果』についてお考えを伺いたいです。

 議員になって2年になりますが、視察のあり方でなるほどと思ったのは「登別市」くらいです。常任委員会の研究課題を明確にし、年間スケジュールを立てその中で視察地を探す。こういうものなら、効果が期待できるのではないかしら。

「○○へ行政視察に行って、留守宅で子どもを見てもらうのではなく、空いている市長公宅を利用して「○○ファミリー・サポート・センター」と作ったことを知って、大変いいシステムだなと大変勉強になった」と行政視察が有意義であったというような発言をした議員がうちの議会にいる。けれどさー、百万円以上もかけて遠方にみんなで行かないと分からないことなんですか?本を読まないのかな?インターネットしないのかな?それとも、現場確認に行ったのかな?

 視察の報告書は議会図書館に保存していますので是非見に来てください。「こんなに、すばらしい勉強になっている視察があるじゃないか!」と思われる方もいらっしゃるやもしれません。

 そんな感想をお待ちしています。

2009年6月29日 (月)

市民メール:教育管理部長さんへ

市民の方から早速メールが届きましたので、紹介します。

====================================================================

教育管理部長の『教育委員会は教育行政について一部の執行権を持つ重要な職責を持っている。議案の審議、お考えをいただくことで職責を果たしていると考えている』とありますが、児童の成績はどの位向上していますか?データを公表しないので、私達には解りませんが,年々成績が落ちているのは、全国的な事ですね。教育行政の見直しをしなければならない状況だと言う事は、理解していますか?いままでの教育行政に問題がなければ、それだけの報酬を出しても対価と言えるでしょう!解ってます?学校だけで児童の学力が良くなると思います?登校拒否の児童の実態をどう考えています。問題は後から後から出て来ているのに、正しい教育行政をしていると思っているのは、自己満足ですね。もっと真剣に教育を考えて下さい。議案の審議が机上の空論でしかない結果ではありませんか?

ヽ(`Д´)ノウガー!!================================================(以上メール)====

 教育管理部長さん、もしこのブログを見て下さいましたら、お返事下さい。

 この方に限らず、現在の教育行政に不満を持っている保護者は多いと思います。

 でも、すばらしいことに、誰も何の責任も取らなくてすむシステムになっています。これは、教育行政に限ったことではないですけどね。

 私は、行政が責任を取る方法を考えたいと思っています。

H21第2回定例会(6)小学校適正配置

<<西・南・昭和小学校適正配置>>

庭山:6月5日に昭和公民館で行われた対話集会について、特に印象に残っている市民の意見とこれに対する当局の考えは?

教育指導部長:西・南・昭和の地域の方々の意見を聞きながら、慎重に適正配置を進めていきたい。

庭山:私の印象深く残った話は、例えば、
(1)教育委員会の「二枚舌作戦」:授業参観前の説明会では昭和小学校は残らないと父兄に説明し、その後の区長との話し合いではまだ決まっていないと言った。
(2)検討委員会の結果をまとめたものとしては納得できるものではない。
 そして、この報告書の中で「話し合われていない部分」の削除、もしくは白紙撤回を求める意見があったが、当局の見解は?
 また今回の適正規模・適正配置によって昭和小学校が22年に分割されるということで失望して転居したという市民が事実存在した。「子育て日本一」という看板を立てながら、このような事実があったことをどのように受け止めるのか?

教育指導部長:今回昭和の方々の色々な意見を伺った。西と南の意見もある。今後慎重に検討していきたい。実施計画案について再度検討している。2月6日の教育民生委員会の中の答弁で、「可及的速やかに統合するなら22年度かな」と答弁したら、桐生タイムスに『22年度に統合』という記事が掲載された。現状では22年は難しい。

庭山:過日の対話集会の中で「今までのことを続けていくとは考えていない」と部長は答えた。
 また昭和小学校PTA本部として、昭和小学校分割案には反対。存続させる方向で活動をしていくという。これらを受けて、昭和小学校の分割案は白紙撤回するか?

教育指導部長:教育委員会としては22年と明言したわけではない。桐生タイムスに報道された。今までの経緯をふまえて、人間的な成長を図るために、再度検討している。


・・・小規模校だと人間的な成長がはかれないと?「人間的な成長」ってなんですか?現在も市内に小規模校は存在します。小規模校では「人間的な成長」がはかれないのですか?そうすると小規模校の子どもは、どうなるのですか?いい加減な発言を繰り返し、しまいには市民から面と向かって「教育委員会は信じられない」と公言される桐生市教育委員会。そんな教育委員会の元で子どもが学校に通っているかと思うと、非常に不安で不満で腹立たしい。

H21第2回定例会(7)教育委員の報酬と職責

<<桐生市教育委員会のあり方>>

庭山:教育委員会は教育長1名、教育委員長1名、教育委員3名で構成され、教育委員会は月に一度、定例会がある。
 教育委員の報酬については以下の表の通り。
<img src="http://sky.geocities.jp/niwayamayuki1968/edu-m-1.bmp">
 1回の会議は1時間足らずで、会議の内容のほとんどが事務事業報告。委員からは2,3の質問や要望が出されるときもあるが、全くない場合もある。
 しかし教育委員の公務はこれだけではない。例えば平成19年度の資料では先に述べた定例会の他に、卒業式への出席、イベントなどへの参加、PTA関係の懇親会なども含まれているので、これらも含めて教育委員会委員の時給を計算してみた。

             『教育委員の時給、約16600円』

 桐生市教育委員会の実態と教育委員の報酬金額と職務内容・職責は適当と考えるか?

教育管理部長:教育委員会は、教育行政に関する最終決定機関。そういう意味で教育委員の職責は非常に重要。平成20年度は、定例会17回、臨時会5回、協議会5回、44本の議案を審査した。会議や行事は27件出席。教育委員の職責は重大と考えている。

庭山:教育委員の職責は重いと答弁があったが、過日、教育委員会に協議会の議事録の資料請求をた。資料は出てきましたが、委員の名前が入ってなかった。聞くところによると、教育委員の提案で『委員名を記入しないで資料を出すよう指示があった』とのことです。このような委員が教育委員としての職責の重さを認識しているのか疑問。
 桐生市では教育委員会の委員の本来果たすべき仕事、職務内容、職責はどのようなものと考えているのか?
国の臨時教育審議会の答申では「教育委員会は制度として形骸化していたり、活力を失っているところも多く、制度本来の機能を十分に果たしているとは言い難い」とある。
国の指針や見直しの方針を受けて、どのような改善策をお考えているのか?

教育管理部長:教育委員会は教育行政について一部の執行権を持つ重要な職責を持っている。議案の審議、お考えをいただくことで職責を果たしていると考える。

H21第2回定例会(8)教育委員の報酬と職責

平成20年度の4月に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正が行われた。?そこでは、地方教育行政の理念を明確にすること、教育委員会に指導主事をおくこと、文化・スポーツ事務を市長が担当できるようにすること、教育委員人数の弾力化を可能とすること、活動状況の評価点検をすること、教育委員の中に保護者を入れること等がある。これに配慮して任命を行っている。
 最近の動きでは、2月に教育再生懇談会があり、第3次報告があった。その中で市長、教育委員、教育長の間で過度の相互抑制があり責任の所在が不明確、また教育委員は名誉職になりやすく、事務局の追認機関になっているなどの問題が指摘されたが、制度内で努力をし、真摯に職務に取り組んでいる教育委員会も多いのではないか。

庭山:本来教育委員は、教育委員会事務局の仕事をチェックし、教育行政を主導しなければならない立場ではないかと思うが、桐生市教育委員会の実態は、報酬金額と職務内容・職責は適当であるとは思っていない。
 「地域自立政策研究所」の穂坂邦夫理事長は、「現行の教育委員会は要らない」と表明し、教育行政の仕組みは「教育委員会の委員長は座長、教育庁は事務長でどちらも責任者の立場でない。市長は教育行政独立の建前から責任者になれない。シロウトの合議制の教育委員会が責任を負うことが出来るのか」と「良くできた無責任体制」だと述べている。
 まさに、桐生市の教育行政も同じ状態ではないか?
 教育委員会を存続させたいなら、(1)教育委員会の目的や職務、役割を明確にし、教育委員ひとりひとりの活動状況を市民に報告し説明責任を果たすようにする(2)教育委員会と教育長の役割、権限、責任を明確にする。この2点くらいは出来ることでは?

教育管理部長:検討します。



・・・賢い部長さんなので、「桐生市教育委員会の実態と教育委員の報酬金額と職務内容・職責は適当であるか」についての答弁は避けました。毎回教育委員会に出席して間近に現実を見ている部長さんですものね。「適当」と答えられるわけがない。
 また、興味深いのは、国の臨時教育審議会の答申に「教育委員会は制度として形骸化していたり、活力を失っているところも多い」とあるにもかかわらず、「制度内で努力をし、真摯に職務に取り組んでいる教育委員会も多いのではないか」と答弁する部長さん。常に国に準じることを好む桐生市当局幹部の中での勇気ある答弁に拍手!

H21第2回定例会(9)特別職非常勤報酬

<<特別職の非常勤職員の報酬>>

庭山:今年の1月22日に大津地裁で「非常勤の行政委員の報酬が、月に数回だけの勤務なのに条例で月額報酬金額が定められているのは地方自治法に反する」という画期的な判例が示された。桐生市でも「特別職の非常勤職員の報酬費用弁償に関する条例」の中で教育委員会、選挙管理委員会、監査委員、農業委員会について、月額で報酬が支給されている。
 桐生市としてこの地方自治法に反する条例を今後どうするのか?

総務部長:このことは現在控訴中。従って判決内容に対するコメントは差し控えたい。

庭山:桐生市の月額報酬の4委員会について、それぞれ調べてみました。わかりやすくするために、委員についてのみ平成19年資料に基づき算出しました(以下表参照)。
<img src="http://sky.geocities.jp/niwayamayuki1968/getugaku4iinkai-1.bmp">
 『地方自治法第二百三条の二』で、「報酬はその勤務日数に応じてこれを支給する」とある。また「常勤職員と勤務実態が異ならない場合、例外として条例を定めて月額報酬の支給が可能」ともある。桐生市の場合も、月額報酬委員の勤務実態は、常勤職員と勤務実態が異ならないとは言えない。つまり、例外扱いはできない。
 勤務実態に応じて日額で定めるべきという判決がでたので、当然桐生市も日額制に改めるべきでは?

総務部長:特別職の非常勤職員に対する報酬の考え方は、専門的な知識や高い見識が求められている。報酬金額の根拠は自治法の中では確かに日額を基本としているが特別な定めによって月額に出来るので、当市ではそうしている。また1時間当たりの金額にすると高すぎるという指摘があったが、単に会議出席だけがすべての仕事ではない。妥当な金額だ。
 大津地裁の判決については驚きと衝撃を受けている。

H21第2回定例会(10)特別職非常勤報酬

庭山:確かに条例で定めれば特別に月例で定めることが出来る文言があるが、「常勤職員と勤務実態が異ならない場合」に限定している。月額で報酬を払うことを勧めてはいない。基本は日額。
 仕事は会議だけじゃないと言うが、「自治法ではこうした委員に対して勤務日数によらずに報酬を支給することを許しているとは解されない」という判決も出ている。
すでに、神奈川県や北海道では改正の方向で動いている。桐生市は最終的な判決が出るまで動かないのか?
 自治体の財政難が深刻化している中、手を付けなければならない問題ではないか?
 現在の月額報酬で4委員会の委員長や委員に支払っている報酬金額の総額は年間2000万円以上。例えばこれを日額制にすると、約400万円になる(桐生の場合、日額報酬金額は委員長が9700円、委員が8500円なので一律これで試算)。
 法政大学教授の五十嵐敬喜教授は「本来ならば、中立であるはずの委員会が高額の報酬を受け取り、行政寄りになっていること。仕事内容も知られておらず問題だ」と発言している。
 また青山学院大学の鈴木豊教授は「行政委員への定額報酬の一律支給は、効率的な税金の使い方をしなければならないと規定する地方自治法の別条にも反する。見直しをしてこなかった首長の監督責任も問われてくる」と指摘している。
 できるだけ早く改善すべきでは?

総務部長:ご指摘のことは十分理解をしているつもりだし、大津地裁の判決も真摯に受け止めていきたい。ただ、あくまでも第一審の判決であり、私どもがどうこう言う立場にないとういことでコメントは差し控えたい。他市の事例も踏まえ今後研究していく。

庭山:・・・私は、そういう仕事が出来る立場にいらっしゃると思って聞いているんですけど。

・・・『私どもがどうこう言う立場にない』って・・・。『私ども』って、誰ですか?
 腰が重いよね。もっとフットワーク軽くお仕事できないのでしょうか?財政的にも効果が出るし、違法なんだからとっと直しちゃえばいいのに。改善が早ければ早いほど市民からの評価も上がり、外部からも視察に来てくださること間違いなし!そうすればまちの活性化にも繋がるでしょ?条例を修正するだけで、お金がかかるわけでもないのに・・・。
 でも、今回は『「ご」答弁』というのを避けてくれたので、スッキリしました。さすが総務部長さん!他の部長さんもご自身の答弁に「ご」を付けないよう、是非準じていただきたいです。

2009年6月28日 (日)

アンケ結果:「行政には責任取ってほしい」って

6月18日のブログ・アンケートの結果です。
<img src="http://sky.geocities.jp/niwayamayuki1968/sekinin-anke.bmp">

やっぱりというかなんというか、当初予算に不足金額が生じた場合は、

         ♪♪(ノ^▽^)ノ『行政に責任取ってほしい』って!

                                  言ってますよー。

このアンケートに寄せられたメールをいくつか紹介しますね。
==========================================================
アンケート面白いね。凄い凄い。結果発表も楽しみ。行政関係者もこのブログから目が離せないはずだから、結果も有効的ですね。
(=^▽^)σ==========================================================
予算が不足したのであれば、 やろうとしていることに優先度をつけて、 優先度の低いものをやめることで 不足分を補う という選択はないのでしょうか?
==========================================================(・・、)ヾ
なぜ予算不足が生じたかが問題だと思います。歳入が減ったようですから、歳出を抑えることが出来ないか。いつも家庭で行っていることです。
==========================================================(-_-メ)
アンケートに関してですが、
投票したものの、正直、該当項目が特定できませんでした。

”予算”とは、
1)誰が作成して、
2)誰が承認するものなのか

明確には、知らないからです。
(´^`)ンン―=========================================================

 はじめてのブログアンケでしたが、まだまだ説明不足の部分もあり、失礼しました。予算は市長が予算方針を立て、それに従ってそれぞれの担当課で予算を組み予算を練り作成します。そしてできあがった予算書を市長が議会に提示し、これを議会で審議します(ご自身の自治体で過去において予算や決算が修正もしくは否決された事があるかどうか問い合わせてみるのも興味深いと思います。たぶん、ほとんどの場合ないでしょうけど(←これがどういう「状態」を意味するか想像してください)、是非問い合わせてみてください。このような市民からの問い合わせも一種「圧力」になるかも)。そして議会で可決されると予算が決定し執行されます。

 アンケートにお答え下さった皆様、ご協力ありがとうございました。

しっかりしてよ。前橋市議会

 昨日、桐生市議会6月定例会が終わりました。その報告ももう少ししたいのですが、まずは、あの「前橋市議会」。

 政務調査費の不正使用をした会派が役職を返上したことで、今回の問題を幕引きしたいみたいですね。

 こういうところが、全く理解できません。

 「政務調査費の不正使用」と「役職返上」と、何か関係があるのでしょうか?

 「不正使用した分は返金したし、国会でもこんなカンジで大臣とか辞めて責任取って、そのまま国会議員を続けてるじゃないか。国に準じているんだよ」というお声が聞こえてきそうです。

 そうやってお茶を濁してきたことがバカバカしいんですミ(`◇´)キ

 もっときちんと政務調査費が何で存在してしまったのか経緯をたどり(そんなに昔の事じゃないでしょ)、政務調査費そのもののあり方(存在して良いモノなのかどうなのかも含めて)を考えるべきじゃないですか?

 しっかりしなさいよね~。県庁所在地!

2009年6月26日 (金)

H21第2回定例会(1)議案:議員の監査委員ワク

 今回は、23議案出てきて、質問は6回、反対討論5回、賛成した議案9、反対した議案14でした。

 さて、以下、私の主な質疑と討論について報告します。

議案第80号 監査委員の選任について
[説明]
 監査委員は3人ワクがあり、そのうちひとつは議員となっています(監査に議員が入っていること自体、私は疑問アリ)。前期2年は園田議員さんでしたが、「一身上の都合」で辞任される(この場合の「一身上の都合」とは、議長も副議長も監査委員も基本的に2年交代であること。また議長が辞任したのにあわせてお辞めになるんですよね?)ので、次の監査委員は、前議長の佐藤光好議員を亀山市長が推薦してきた議案です。

[質問]
庭山:亀山市長さんの言うとおり、佐藤光好議員さんが多方面で活躍し、人柄も良く、温厚実直、冷静な判断ができる人格識見すばらしく適任であるということを否定はしない。が、監査の仕事は、行財政の事務執行が最小限の経費で最大の効果をあげているか、合理化に努めているかをチェックするものだと思う。この仕事をするにあたり、なぜ彼が適任と考えたのか?

亀山市長:先ほども申し上げました通り、多方面で活躍し、人柄も良く、温厚実直、冷静な判断ができる人格識見すばらしく適任であるからです。

議長:よろしいですか?

庭山:・・・はい。

 私の質問が伝わっていないのか、答える気が無いのか、どっちかな~?・・・まぁ、人事に関する市長の答弁はいつも同じ事の繰り返しです。「今回も同じ・・・」と思った瞬間、萎えてしまいました。きっと市長からしたら「私だって言われたから推薦しているだけですよ。理由なんて知りません。」と本当は言いたかったのではないかしら?これも、監査委員に議員ワクがあるから、とにかく誰かを入れなくちゃ・・・というので入れてるんですよね?でも、一体誰に何を言われてるのかしらぁ~?

 そもそも、議員に監査ワクがあると、議会に対する監査が甘くならないのか心配です。だって、議員同士仲間だし、仲間じゃないと監査委員にはなれないでしょ。仲間同士で監査できるの?このシステム、まずいんじゃないですか?

H21第2回定例会(2)議案:抱き合わせ工事

議案64号・65号 川内南小学校の耐震と各所工事請負契約について
[説明]
 川内北小学校と川内南小学校を統廃合して、川内北小学校を廃校にして川内南小学校の校舎を利用して統合する予定。耐震工事と抱き合わせで、予算書にも議案書にも統合に関わる工事費とは明記していない。

[反対討論]
(1)現在桐生市が行っている学校の統廃合、統廃合のやり方に賛成できない。

(2)学校設置条例改正する「前」に、統廃合する学校の工事費を予算に組んだり、請負工事費契約議案を出してくる。提出議案は全部可決されると思っている(実際そうだが)、議会を無視した態度はいかがなもんでしょう(無視される方もされる方だけど)。

H21第2回定例会(3)議案:市場の民営化

議案67・68号 公設地方卸売市場条例の廃止と財産の無償貸し付けについて
[反対討論]
(1)現在正規職員5名と天下り職員1名で年間5400万円を超える人件費がかかっている。民営化したら、天下り(?)と疑われるような職員OB2名とパート2名で年間約1000万円ですむという。馬鹿にしてんの?という驚きと怒り。

(2)「市場の他部課への活用」を民間委譲した際の効果という答弁があったけれど、クビにできない公務員を移動させるだけ。効果とは言わない。

(3)民間委譲した先は「株式会社」。にもかかわらず、この株式会社は「営利を目的としない」「年間3000万円、10年で3億円の補助を市から受けたい」という。全く理解できない。

(4)交通網も発達した今日、1時間足らずで行ける市場が複数ある。誰のため、何のために市場がここに必要なのか。市場の公共性は今の時代に合致しているか。

(5)「年間3000万円、10年で3億円の補助」が無駄金になることはないのかという私の質疑に、「市としてはこの株式会社と連携して頑張りますのでご理解下さい」と答弁した産業経済部長さん。無責任です(責任取ることになるのは市民なんですけど)。理解なんてできません。

H21第2回定例会(4)議案:川北小統廃合

議案69号 川内北小学校の統廃合について
[反対討論]
 過日の質疑の中で教育指導部長は
「学校の適正配置を考える際、人口動態調査はしていません」と答弁。

 また総合制作部長は
「新生総合計画に沿った事業計画はあるが、地区別計画はない。将来人口予測は重要だが、地区別人口規模や人口移動の要因となる基礎資料が不十分であるため把握していない」と答弁。

 資料さえなく、現状も把握しておらず、将来予測もできません。つまり「仕事してない」と言ったも同然。

 桐生市の一般会計総額は約450億。100億円を超える総額の約25%が人件費。職員の平均年収は約650万円。高い人は1000万円を超えている。

 にもかかわらず、こんな答弁しか返ってこないのが信じられない。

 人口動態調査とその要因については調査すべきだと再三言わせてもらっているが、やる気のある答弁をいただいた記憶がない。

地域の基本調査もせず、地域のコミュニティのあり方、生活スタイルのあり方に大きな影響を及ぼす学校の統廃合をすることには賛成できない。

H21第2回定例会(5)議案:補正予算など

議案71・72・73.74.75・76・77・78号 補正予算
[説明]
 ほとんどは、5月下旬に可決された「人事院勧告に準じる期末手当の減額」に関するもの。

[議案71に対する反対討論]
(1)「まちなか交流館」設置に反対。
 伝統的建造物郡の指定に向けた仕事はすべき。これを設置して市の「やる気」を地元にアピールしたいようだが、職員が現場(市役所から数キロ)に積極的に出向けば良いだけの話。

(2)幼稚園の教員だけ特別扱いはおかしい
 3月議会でも予算委員会でも、幼稚園の教員は市費で雇用しているにもかかわらず、幼稚園の教員だけ県職に準じた給与になっていることが問題となった。その後5月に人事院勧告があり桐生市はこれに準じることになるのだが、その部分の条例改正はすぐにできることではないのか。未だに改正していないのは、おかしい。

[議案71・72・73.74.75・76・77・78号に対する反対討論]
 5月の臨時議会で反対したのと同様の理由。つまり、地方自治体として人事院勧告に従うことはない。桐生の身の丈にあった人件費を考えるべき。

・・・と、このようなカンジででてきた議案に対応してみました。

 改めて報告することもありませんが、今回出された議案は『全部可決』されました。市長・当局の「いうとーり」に全部決まりました(今回も)。

 おめでとうございます。

名張も桐生も、「ほんと、わけわかんね」

 桐生市職員も私も褒めていただいたので、名張まちなかブログhttp://nabarimachinaka.blog.shinobi.jp/Entry/825/を紹介します。
 

--------------------------------------------(以下ブログより抜粋)-------
 お役所の人たちといえば、と、話がまたしても横道にそれてしまうわけであるが、遠く離れた群馬県は桐生市で、お役所の人たちをめぐってえらいことが起きてしまったようである。

由紀日記 にわやま由紀の議会ノート:2009年06月22日

 桐生市議会議員の庭山由紀さんが、桐生市一般職職員の今年度の年収を円グラフで公開するという快挙を達成された。掛け値なしに、これはすごいことである。たったひとりの市議会議員の力で、いやまあ、紙にいちいち正の字を書きつけながらデータづくりに精励した桐生市職員の労も多とせねばならぬところではあるが、しかしほんとにこんなことができるとは、恥ずかしながら思ってもみなかった。なんかもう、日本全国津々浦々、地域社会のあちらこちらで、いやいや、あちらこちらといえるほど数が多くはないけれど、地殻変動とでも呼ぶべきものが確実に起きつつあるという気がする。

 でもって、だったら名張市はどうよ、という話である。名張市にもひとりくらい、こんな試みにチャレンジする市議会議員の先生がいらっしゃってもいいのではないかと思うのだが、どうなのであろうな。なにしろ名張市議会、来年の夏には改選が控えておる。選挙前に涙目で当落線上のアリアを奏でるような醜態をさらすより、こっちのほうがよほど気が利いているし、市民の支持も得られると思うのだがなあ。しかし、よく考えてみたら、市職員のことをうんぬんするより先に、名張市議会議員の先生がたにはまず政務調査費の使途を精細に公表することが望まれる、みたいなことになるのかな。

 とにかくまあ、お役所の人たちは大変なのである。お役所の人たち自身も大変なのかもしれんが、お役所の人たちをまともに相手にしようとする市民だってもう大変なのである。なんかもう、わけわかんなくなってくるもんな。こっちのおつむのなかが妙にきな臭くなってきて、導火線をものすごい勢いで火が走ってるようなやばい状態になってくるもんな。ほんと、わけわかんね。
-----------------------------------------------(以上、一部抜粋)----

 ほんと、わけわからなくなってきます。

 しっかし、この、つぶやき口調がなんとも味があっていいですね~。

2009年6月25日 (木)

「桐生タイムス」に『イギありーっ!』

 昨日の「桐生タイムス」の記事より以下、一部抜粋。

==============================================================
 「3特別委員会の正副委員長決まる 桐生市議会」

 桐生市議会は23日、地方分権・地方自治調査特別委員会設置に関する決議案を賛成多数で可決。これで、同市議会では水質、交通対策、地方分権・地方自治の各調査特別委員会が設置されることになった。

 地方分権・地方自治調査特別委の設置決議案の採決では庭山由紀議員(無会派)が「委員を決定する課程に意義がある」などとして反対。同議員は特別委員会に所属しないことになった。

==============================(以上、一部抜粋。)================

 桐生タイムスに

『異議ありーっ!』

・・・漢字間違ってるよ┐('~`;)┌ ふぅ~

誤:『課程』→正:『過程』
誤:『意義』→正:『異議』

・・・「意義あり」なら、反対しないんじゃ・・・?

 「桐生タイムス」さんは、校正しないのかな?売り物なのに・・・。

立ち話は、気をつけましょう。

 昨日の夕方、グラフができない・・・議会の報告を・・・と議会の中の部屋で作業をしていた。ら、私がいたのを知らずに星野議員と前議長の佐藤光好議員が部屋のドアを開け立ち話を始めました。

佐藤光好議員:アレは、やっちゃいけないよ。困るよね。
星野議員:そんなこと無いですよ。良かったですよ。
佐藤光好議員:いや。あんな風にお金の金額とか言っちゃったらダメだよ。
星野議員:そんなことないよ。
佐藤光好議員:だって、個人の評価につながるじゃないか。お金のことをあんなふうに、時給まで言っちゃ、まずいよ。

庭山:あ?あたしのことですか?

二人驚く(゚д゚ノ)ノ ヒィィ!!

佐藤光好議員:い、いたんだ。
庭山:いましたよ。
佐藤光好議員:あんなふうに言っちゃダメだよ。なんであんな事を言ったの?金額って、その人の評価になっちゃうじゃないか。
庭山:全然ダメじゃないですよ。それだけの報酬を貰って職務・職責を果たして貰っているんですから。
星野議員:そうだよ。良くやったよ。
佐藤光好議員:でも、あんなことを言ったら、例えば「ぼくのお父さんは○○円なんだって、評価されちゃうでしょ。
庭山:報酬はその人の評価ではなくて、仕事への対価ですよ。
佐藤光好議員:それはそうだけど。
庭山:当たり前のことで、ぜんぜんオッケーですよ。職責に見合った仕事をしているかどうかを考えるべきでしょ。しかも、月額報酬は違法という判例もでたわけですから。
星野議員:そーだよ。よくやったよ。

・・・久しぶりに、星野議員と意見が合いましたね・・・。嬉しいような、嬉しくないような・・・

 実は、昨日の一般質問の中で、教育委員会、選挙管理委員会、監査委員、農業委員の報酬について質疑しました。その中で各委員の月額報酬、1年間の会議数、会議出席1回に対する金額などを報告しました。そして、現在月額で支払われている報酬金額が年間2000万円を越えること、全部日額にすれば400万円で足りることも報告。財政難だし、ちょっと・・・と期待しましたが、まー、やる気はなさそうですね。相変わらず。たぶん、部長さんたちは年間900万円以上の年収をゲットしていると思うので(1000万円以上年収をいただいている方はどちらの方でしょう?)、もう少し、前向きな答弁をいただけたら幸いです。

 立ち話は、周りをよく見てからしましょうね。

2009年6月24日 (水)

政務調査費不正使用に前橋市民が怒った!

 今日は議会もありました。アンケート結果についても書きたい。グラフを・・・、あ、昨日と同じ作業が・・・あれ?グラフがちっちゃくなっちゃったり・・・あれ?あれ?・・・。書きたいネタはてんこ盛り状態ですが、作業追いつかず(-o-)=3 よって、とりあえず、前橋で問題になっている政務調査費について書いておこうと思います。

 前橋の議員が政務調査費を不正に使ったことが問題となっていることは6月14日のブログで書かせていただきました。前橋市民もたぶん心が広いから、怒らないのかな~と思っていたら、なんのなんの。怒りました!

 前橋市議会の一部会派が政務調査費を不適切に支出した問題で、市民団体(前橋市議会議員の不正を正す市民の会)が市長と議長に対し、過去にさかのぼって政務調査費の監査をし、監査結果を市広報誌で市民に知らせること、不正を確認した議員を告発することなどを求める要望書を出したらしい。そして、それでもだめなら、住民監査請求や不正をした議員の解職請求の署名運動も視野に入れているという。

 やるじゃないですか!前橋市民!\(^∇^ )

 こういう市民の行動が、行政や議会の姿勢を正していくんですよね。すばらしい!

 新清クラブは、政務調査費約640万円を市側に返還し(ビビッタんでしょうね~)、前光クラブ(現真政会)は支出した軽食代などを返還する方向のようです(当たり前!)。

 議長は「住民監査があったとしても、議会の調査以上の指摘が無いようにしたい」とお話ししていると上毛新聞にあります。が、私は是非、議会調査以上の指摘を住民監査でして欲しい。

 そして問題がもっと大きくなって、政務調査費そのものの目的とか意義とか議論して欲しいし、政務調査費というものがあって良いのかどうかも市民目線で検討して欲しい。

 何か私にできることがありましたら、言って下さい。協力します。

2009年6月22日 (月)

桐生市職員の年収状況の円グラフ(^o^)v

 やった!できた!これが桐生市一般職職員の年収状況グラフです!

<img src="http://sky.geocities.jp/niwayamayuki1968/nennsyu-1.bmp">                   注釈)これには、退職金や共済費などは含まれていません。
 
 やはり、データが出てくるまでに約1ヶ月かかりました(正の字で数えたみたいですからね)。さらに、データをいただいた後、私自身が機械の操作ができなくて・・・。

 実は私は、機械が苦手。必要に迫られて、イラストレーターとフォトショップは使いますが、実は、エクセルが思うように使えません。

 しかし!今回!機械が苦手な私に根気強く遠隔操作並びに指導してくださったジェントルSさん!ありがとうございます。おかげさまで、グラフができました!あまりの訳のわからなさに笑われてしまいましたが・・・。本当に、心底機械が苦手なんです。

 でも、やったー!できたぞー☆+゚ヽ(^◇^◎)/ひゃっほぉ~

 これで、ブログアンケートができて、画像がのせられて、いろいろできそうです。わーい!

 さて、このグラフを見て思ったこと。

 ヒラの桐生市議会議員は、年収が800万円以下です。このグラフを見ると、800万円以上の年収の職員さんが193名いらっしゃるんですね。1000万円以上の方までいらっしゃるとは、ちょっとびっくりです。

 確か、以前、「職員給与の明細を公開すべきではないですかぁ~」と担当課へ行ったとき、情報公開できない理由を、
「例えば、ある方が12万の給料だったとする。そうすると「あのひと12万円だ」って思われてしまうから」とおっしゃった職員さんがいました。
 そう。給与金額が歩いていると思っていらっしゃるんですね。

 また、給与・報酬金額によって責任の度合いが異なる話も、別の職員さんから聞いたことがあります。ということは、年収800万円以下の議員よりも、責任の重い職員さんが少なくとも193名いらっしゃるという認識でしょうか?すごいですねー。だもの、議員の言う事なんて、・・・ねぇ。

 ちなみに、桐生市職員の平均給与は約660万円です。そして桐生市民ひとり当たりの平均所得は300万円ないですね(平成16年の県民所得調査によると)。

 そういうことです。

2009年6月21日 (日)

メール紹介:認識と理解の低さが問題と思う(1)

 南の島で暮らす方からメールをいただきましたので紹介します。

================================================================

あなたのブログをいつも読ませていただいています。
多勢に無勢の中、ひとりで孤軍奮闘されていることが伺えます。
体と気がもつかなとも心配します。

今回の補正予算の問題を責任ととるか、
原因は何か対策はないのかと思考するか手段の考え方に寄ると思います。
なぜ予算不足が生じたかが問題だと思います。
歳入が減ったようですから、歳出を抑えることが出来ないか。
いつも家庭で行っていることです。
私の思考では責任の問題ではなく解決策の手段の問題だと思います。
歳出を抑えるか貯金を下ろすかです。

どこの議会も審議能力がないのが問題と考えます。
選挙時住民が審議能力で人を選ばずに、地縁血縁、利権で選ぶからです。

さらに桐生市議会のガンは会派です。
選挙時住民に会派の選択権を問もせずに、会派議事運営することが問題です。
あなたが我々と同じ常識の判断で行動、発言されていることは理解できます。
相手がすべて非常識な考えの集団を相手に戦っても勝ち目がありません。

それに気づいたのが阿久根市長の竹原さんだと思います。
議員だとその中に居たらつぶされると考えたのだと思います。
議会に対し、市民の力を背景にした市長で対抗しようとしています。

世の中に、竹原さんやあなたのような人がまだおられることを心強く思います。

最終問題は日本国民の議会制民主主義に対する認識、理解の低さだと思います。

(*^ー^)ノ☆。・:*:.・★===============================(以上、一部抜粋)

 メールありがとうございます。「体と気がもつかな」とご心配いただきありがとうございます。心配してくださる方があまりいないので嬉しいです。

メール紹介:認識と理解の低さが問題と思う(2)

 今回の補正予算の原因は、急激な経済状況の悪化に対する予想が甘かったということです。甘い予想をカンで立て予算書を作って承認したのですから、その責任を取るのは当たり前と思います。予算だてしたサービス面での削減ができないと言うことなので、ならば人件費から不足分を出すべきと思っています。

 きっと、多くの市民の方々は「教科書にも出てきている「議会」と言うところで、「議会制民主主義」というものが果たされているに違いない。○○さんなら近所だし、毎朝道ばたに立って挨拶してるし、この前道の穴を役所に行って埋めてくれたし、地元のお葬式には必ず来てくれるし、××さんから「いいひとよ。一票入れてよ。お願い」と言われてるから○○さんにしよう」などと考えて一票を入れてくれていると思います。

 が!大前提である『議会の現状』がどうなっているかを多くの人はご存じないでしょう。私だって、議会に入るまで、議会の現状がこのようなことになっているとは予想だにしていませんでしたものΣw(゚д゚* )w

 まずはやはり、阿久根と同じように、「現状を知っていただく」。これしかないと思っています。

 そして、知っていただくために、関心を寄せていただく。そのための「種」を探しています。どこかにおちていないかな・・・。

2009年6月20日 (土)

市民メール:責任取るのは当たり前

 小学生のお子さまをお持ちのママさんからメールをいただきました。以下、紹介します。

---------------(以下メール)--------------------------------

 アンケート結果発表も楽しみです。行政関係者もこのブログから目が離せないはずだから、結果も有効的ですね。因に私は、責任をとらない仕事なんて世の中に有るはずが無いと思っている小学生の母です。子供に何をやっても責任なんてとらなくて良いのよ。なんて!言った事はありません。

---------------(以上メール)--------------------------------

 本当にそのとーりです。そもそも、責任を伴わない仕事ってあったのか?と素朴に疑問、そして単純に驚きです(・_・)お給料貰っているんだから・・・。

 行政が責任を取る方法を探し、なければ作っていきたいと思っています。

 情報とアイデアを募集しま~す*゚∀゚)ノ

2009年6月19日 (金)

最近投げた「種」みっつ(1)視察のお断り

 最近、「種」3つほど投げてみました。

(1) 常任委員会の視察をお断りしました。
 議員になって2年間、常任委員会、特別委員会で合わせて4回の視察に行きました。ホンネを申し上げますと、視察のあり方自体に疑問があります。また視察には議員一人当たり、常任委員会では12万円、特別委員会では7万円が予算計上されています。視察に行く時は約10人の議員で出かけ、さらに職員が同行します(多分、出張扱い)。

 つまり常任委員会の視察では、1回の視察で約120万円、特別委員会では約70万円がかかります。
 
 そして桐生市では視察費用として、年間約930万円が用意されています。

 私一人でも、過去2年間で、すでに約38万円の税金で視察に行かせていただきました。

 このように多額の税金で勉強させていただきましたが、大変お恥ずかしい話ですが、私自身、使わせていただいた金額に見合う勉強ができたとは思えません。よって今後、委員会で行く視察は、反省の意味もこめてお断りします。市民のみなさま、すみませんでした<(_ _)>

 委員会で視察に行かなくても、自分で勉強したい時は、報酬をいただいていますのでこれを使って個人的に勉強に行きたいと思います。

 議員が視察旅費に見合う仕事ができているかどうか、判断するのは市民の皆様です。視察金額については、先に記述した通りですが、お時間がございましたら是非、議会事務局の図書室にいらしてください。そこには『視察報告書』のファイルがあります。これが、視察の成果です。是非、ご一読ください。

最近投げた「種」みっつ(2)特委承認サインのお断り

(2) 特別委員会承認のサインを拒否してみました。
 前期2年は水質委員会に所属しました。後期2年は新しくできた「地方自治・地方分権特別委員会」へ入りたいと意見表明しました(特別委員会は、議員の調査研究を目的とした委員会です)。が、また「桐生市議会は会派制なんだから、無会派は余ったところへ行け」「余ってる水質委員会へ行け」と言われました。前期2年も水質委員会でしたし、議会改革を心底願ってこんなにバタバタしている私をどうして入れてくれないのかしら?ということで、今回は「余っている所へ行け」に対し断固拒否してみました。

 そして特別委員会設置を承認するペーパーへの署名を求められましたが、「意義あり~!」と場外から叫び(私も慣れてきたもんだ)断固拒否。すると、

「サインしなくてもいい。特別委員会に所属しなくてもいい」ということになりました。

(*゚・゚)o うひょ~

 常任委員会は地方自治法で、委員会制をとっている議会では議員は委員会への所属義務があるのですが、特別委員会は規定がありません。よって、なんと後期2年は特別委員会に所属しないことも、「可」なんですね。

 特別委員会に所属しなければ、「視察に行かない」を改めて表明する必要もなく、特別委員会のワクに縛られることなく、自由に調査・研究活動ができるので、これもアリかなと思いました。

 ただね・・・。これが決定した後、田島議員さんが近づいてきて
「特別委員会って、入らなくていいモンなんだね。いいなぁ。私は交通対策委員だけど、どう?交換する?」と言ってきました。

 あのね~。私は議会改革を調査・研究する「地方自治・地方分権」の委員会に入りたいの。聞いてなかったの?それとも、冗談ですか?

最近投げた「種」みっつ(3)「ききとり」のお断り

(3) 「ききとり」をお断りしてみました。
 以前も書きましたが、議会前に「どんな質問をするんですか?」と職員さんが質問を聞くシステムがあります。これは「出題される試験問題を事前に教えて」に限りなく近いシステムです。
 
 桐生市に「ききとり」が持ち込まれたのは、前の市長さんの助役さんが県から来た方で「国でも県でもやってるから」ということで始まったと聞いています。(何でも準じるのが好きなんですね。)
 
 「ききとり」の目的は、(A)質疑・答弁をかみ合わせるため、(B)議員の質問が多岐にわたると細かい数字など分からないことがあるから、(C)部の守備範囲が広く全てを把握しきれていないから、(D)議員が求めたい答えを構築したいから、(E)傍聴者やケーブルテレビが来てるのに不毛な議論を市民が見たらどう思われるか・・・だそうです。

 ははは・・・。(A)かみ合ってる?(B)細かな数字の確認は、当局と事前(議会前に限らず)にしてると思います。(C)部長さんには、守備範囲はしっかり把握していただきたいです。(D)私が求めたい答えを構築していただいたこと、あるかしら?(E)不毛な議論って、議論になってるかしら?「不毛」って・・・。ははは。原稿を読み上げるギロンを見てる市民から不満の声は届いていませんか?

 と、以上3つの「種」を投げてみました。が、結構意外にあっさり。うーん。予想と違う。もうちょっと、盛り上がるかなーと思っていましたが・・・。なぜ(∵)ホヘ…?

 するとある方が言いました。

「今、前橋のほうで政務調査費のことが問題になっているでしょ。また北海道K町の視察を途中で退席したことをむしかえされたくないからじゃない?」

・・・うーむ。それほど、神経細やかな方々でしょうかしら~?

2009年6月18日 (木)

例えば、7850万円足りない責任の取り方(1)

 今日また、一般会計の補正予算が出てきました。

 どういうことかというと、市の経済状況が予想以上に悪く、市税などの還付金を払うために、7850万円足らないので、「財政調整基金」と言ういわゆる「市の貯金」を取り崩すということです。

 担当課の話では、7850万円の貯金を下ろしますが、当初予算で取り崩し予定額も想定していたし、職員給与や期末手当の減額した分と余剰金があるので、たし引きして貯金残高は約13億3000万円のままです。

・・・ということです。

 予定していた収入以下の収入になるのならば、支出予定していたものを減額することはできないのでしょうか?と聞いたところ、「これだけのサービスを提供すると約束したので難しいでしょう」とのこと。

な・ら・ば!

庭山:7850万円足りなくなった」のは、この予算書を作った職員、この予算を提案した市長、そしてこの予算を承認した議会に責任があるのではないでしょうか?よって、例えば今回7850万円足りないならば、この7850万円分を職員、市長、議会の給与と報酬で補うべきでは?と思うのですが・・・。

職員さん:そんなことは今までなかったことでありえない。足りない部分を人件費で補うことは一般的に求められていないと思います。私見ですが。

 しかし、

庭山:私は、これこそが職員、市長、議会の責任の果たし方だと思うのですが・・・。

職員さん:そうすると予算を組む時、歳出部分を押さえるようになりますが。

庭山:是非そうしたい!

・・・と目をキラキラさせて“お願い光線”を発して言ってみましたが、効かなかったようです(-_-|||)

 みなさん、職員とか市長とが議員の責任の取り方について、どう思われますか?どうすれば、行政は責任を取ることができるのでしょうか?私はこのくらいのことしか、思い浮かびません。

例えば、7850万円足りない責任の取り方(2)

・・・ということで、ためしにブログアンケートをしてみます。(今月23日までです。)

質問:当初予算に不足金額が生じた場合は、行政が責任をとるべき?
 1:責任をとるべき
 2:責任をとらなくてよい
 3:わからない
投票に参加したい方は下をクリックしてください

<a href="http://vote.nifty.com/individual/5794/26128/index.html" rel="nofollow">@nifty 投票:当初予算に不足金額が生じた場合は、行政が責任をとるべき</a>

質問:行政で責任を取るとしたら、誰?
 1:市長
 2:議員
 3:職員
 4:市長・議員・職員
投票に参加したい方は下をクリックしてください

<a href="http://vote.nifty.com/individual/3945/26131/index.html">@nifty 投票:行政で誰が責任をとるべきでしょう?</a>

2009年6月17日 (水)

竹原市長の動画、全部揃いました~(^ー^)

 やった~ヾ(´∇`)ノ゙全部揃いました!竹原市長の動画!コレクターとしては、すっごく満足!

 もうすぐお昼休み。是非見てくださいね。

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る! (1)市長として何をやるのか
http://www.data-max.co.jp/2009/06/10_093813.html

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る! (2)2元代表制の内実
http://www.data-max.co.jp/2009/06/11_094039.html

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る!(3)市民と対話すれば市役所も議会も変わる
http://www.data-max.co.jp/2009/06/12_092409.html

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る (4)労働組合は敵?!
http://www.data-max.co.jp/2009/06/15_094925.html

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る!(5)「安心=幸せ」を
http://www.data-max.co.jp/2009/06/16_095544.html

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る!(6・終)ひらがなのみんしゅしゅぎ
http://www.youtube.com/watch?v=6aZrPMh7wXY

群馬県の政務調査費(1)領収書添付について

 今朝の読売新聞群馬県版に、「県会政調費領収書添付63% 08年度2.4ポイント減 不透明感濃く」という記事があります。

 記事によると、県議1人あたり月30万円を支給しているという。群馬県議会は定数50人のところ現在47人いらっしゃる。おそらく予算は50人分で組まれるでしょうから、群馬県議会の政務調査費予算額は年間、1億8000万円?!( ̄◇ ̄)

 にもかかわらず、2007年度から1件1万円以上の領収書の公開を義務つけたばかりという。そして2008年度分の領収書添付率は支出総額の63.5%ですって!

 しかも、具体的な使途基準はない!

 そして、今回公開された領収書の中には「「事務費」として2万円以上の「調査用バッグ」「システム手帳」「電子辞書」「パソコン外部メモリー」など議員活動との線引きがあいまいなケースも多数あった」と記事にあります。

領収書が添付された合計金額は、約1億540万円。

交付総額―領収書添付金額=領収書添付のない金額

1億7010万円-1億540万円=6470万円

 約6470万円は領収書がないということ?・・・状況がよく分からないので、県議会事務局に電話してみました。

すると、

 自民党は交付金額1億1160万円のうち、領収書添付金額が約6489万円。よって、約4771万円は、「一万円以下で、領収書添付が必要なかった金額」ということです。

 そして群馬県議会では、今さら「全ての領収書の添付を義務付けるかどうかも検討中」ですって。

 桐生市議会のグッド・ポイントとしてあげられるひとつは、政務調査費には全て領収書を添付することが義務つけられていること。市民の皆様からお預かりしている税金の使途ですから、『当たり前』だと思います。

群馬県の政務調査費(2)残余金について

 また上毛新聞には、残余金について書かれています。
政務調査費の交付総額は1億7010万円。県に返納された残余金は、約423万円。

 ちなみに残余金の会派別内訳は、

自民党 0円(交付金額1億1160万円)

公明党 約304万円(交付金額720万円)

リベラル群馬 約86万円(交付金額2970万円)

民主党改革クラブ 約13万円(交付金額720万円)

爽風 約1800円 (交付金額720万円)

ポラリスの会 約6万円(交付金額390万円)

のぞみ 約13万円(交付金額330万円)

 上毛新聞によると、残預金が0円だった事について自民党県連の幹事長は「議連活動が活発だったことを挙げ、実際は不足している」と説明しているんですって。

・・・これ、残余金が0円だった理由?3(-_^;)

 群馬県議会では数年前に、「1円からの領収書添付をつけるかどうか。そうすると使った金額より手間賃がかかる」などと議論されていたような記憶がありますけど、1円の領収書って、今まで見たことありません。細かな心配などすることなく、全ての領収書添付を義務付けることをオススメします。税金の使途です。是非「公明正大」に公開してください。・・・現に、できているところもあるんですから。よろしかったら、視察にいらしてくださいな(^τ^)

 「政務調査費という」税金の使途について、市民や県民に疑問をもたれるようなことを改善できないなら、やっぱり、政務調査費の支給を全廃しちゃったほうが、よろしいんじゃないでしょうか?

 そういえば、県会議員の報酬って、いくらなんだろ?あとで調べてみよう。

 また、同日の同紙の中に「大分県教育次長「居眠り」で更迭」という記事もありました。臨時教育委員会で、教育次長さんが居眠りをしているように見えたので、戒告の懲戒処分にし、知事部局へ移動させられたみたい。なるほどね。こういうことって、できるんだ。議会で居眠りしたら、どうなるのかな?処分の仕方を是非教えて欲しいです。

2009年6月16日 (火)

それはたぶん、コモンズの経済学の方向

 今日は何かと忙しいので、これを見てください。

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る!(5)「安心=幸せ」を
http://www.data-max.co.jp/2009/06/16_095544.html

 竹原市長さんが、どのような社会を目指しているかイメージできると思います。

 お時間のある時に是非どうぞ。

2009年6月15日 (月)

「伝建まちなか交流館」についての疑問

 私は桐生の情報紙「桐生タイムス」を購読していないので、今日気がついたのですが、6月12日(金)に私の質疑を掲載してくださっていました。

 この件について、ブログでも疑問を投げかけさせて頂きます。

 桐生市には、本町一・二丁目地域といって重要伝統的建造物群保存地区指定を目指している地区があります。伝建指定の先には、富岡市にある「富岡製糸工場」と一緒に近代化遺産指定を目指すという壮大な夢があります。

 伝統的建造物群の指定を目指すこと自体は、地域住民の方々が一生懸命やってらっしゃることですから全く否定するものではありません。むしろ、そういう指定がされたら市民にとっても「わがまち自慢」の種として良い影響を与えるものになると期待しています。

 が、なぜ今、突然「伝建まちなか交流館」が設置されるのかについては、どのような計画の中で位置づけられたものなのか、目的と仕事内容が明確でありません。しかもそこに、市の職員2名と県の職員を1名派遣するとのこと。

 過日の答弁では、地域住民の建築相談にのるとか、地元からの要望があったとか、積極的な姿勢を見せるためとか(この理由が一番クダラナイ)いろいろおっしゃいましたが、市役所から数キロしか離れていない本町一・二丁目になぜ「伝建まちなか交流館」を設置しなくてはならないのか?職員が積極的に本町一・二丁目に通えば良い話ではないのですか?

 このようなものに、一般会計補正の一部として99万40000円が予算として『突如』組まれてきました。しかも、『多分』平成22年まで・・・と部長さんはおっしゃいましたけど、2年で伝建指定という目標は達成できるのでしょうか?

 それと、職員を派遣するって・・・(人件費はもちろん、この99万4000円の中には含まれていません)。もしかして、職員さんがあまっているからですか?まさか、違いますよね・・・。でも、7月1日から公設市場が民営化されて(きっと、コレも可決でしょ?!)、職員さんが6名どこかに配置されるんですよね。市場にいた職員さんが・・・。まさか、ね。あるいはAがBに行って、BがCに行って、CがDに行ってとドミノ式?まぁ、9月までには、どんな人事異動があるか、はっきりするでしょうけど。

 桐生は財政厳しいと言いながら、なんか、お財布の紐がゆるゆるな感じがするんですけど。この件は、金額的にはそんなに大きくはありませんが、姿勢がね・・・。

 疑問が残ります(-_-#)

職員さんもブログ見てくれているのかな?(。・・。)ポッ

 今、建設委員会担当の職員さんが「都市景観審議会委員」の委嘱状を持ってきてくださいました。ありがとうございます。で、その時の会話。

職員:ブログ見ましたよ。
庭山:ありがとうございます。
職員:なんか、話がかみ合ってなくて。
庭山:どこら辺がでしょう?
職員:また、後でゆっくり・・・

と、行ちゃいました。後って、いつでしょう?

 もし、私のブログで「かみ合ってない」とかご意見がありましたら、左端に「メール送信」がありますので、どこがかみ合っていないのかメールください。お待ちしています。あるいは、ご都合の良い時をご指定くだされば伺います。

 もの分かりの良くない議員ですので、分かるよう、誤解のないようご説明下さいますよう、よろしくお願いしますm(v_v)m

 今、お昼休みですので、オススメ動画を紹介しま~す。食後のデザートに是非どうぞ。・・・デザートといえど、甘いとは限りません。

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る! (1)市長として何をやるのか
http://www.data-max.co.jp/2009/06/10_093813.html

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る! (2)2元代表制の内実
http://www.data-max.co.jp/2009/06/11_094039.html

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る!(3)市民と対話すれば市役所も議会も変わる
http://www.data-max.co.jp/2009/06/12_092409.html

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る (4)労働組合は敵?!
http://www.data-max.co.jp/2009/06/15_094925.html

2009年6月14日 (日)

道路って、おねだりすればできるものなんですか?

 過日建設委員会がありましたが、時間が経ったら腹が立ってきたことがあります。

 それは、「渡良瀬軸道路(国道122号バイパス的道路)」についての報告です。

 北関東伊勢崎インターチェンジを活用することで、観光資源の活用と防災機能向上、地域間連携強化を目的に計画されているとのことです。

 そして
「今後の整備実現に向け、群馬県に働きかけてまいりたいと考えています」とのこと。

庭山:この道路は、本当に必要なんでしょうか?
職員:地元住民より必要ということであがってきています。
庭山:この道路の必要性については今後調査していくけれど、この道路はいつまでに作る道路で、いくらかかるのか?
職員:いつまでとは決めていない。いくらかかるかも分からない。(地図上に一部複線箇所が書いてあるが)どこを通るかも決まっていません。

・・・あのぉ・・・これは、「夢物語」ですか・・・?

 小学生だって、3、4年生にもなれば、ほしいおもちゃがあれば、例えば
「ボクの誕生日に○○というおもちゃが欲しい。××円くらいするものだけど、買ってもらえないか」と聞いてくる。

 それを、大の大人(しかも、プロでしょ?)が多額の税金を投入して(市費だろうと、県費だろうと、国費だろうと!)道路というインフラを欲しておきながら、時期も金額も分からないまま、おねだりするの?

坂田議員:これは合併前から新里地域住民から熱望されている計画なので、是非ご理解いただきたい。
庭山:少子高齢化が進行して、自動車の運転が可能な人口も減少していく中で、本当に必要な道路なら整備するべきだが、この地図から判断するに、必要性があるように思えません。

 合併前って・・・。合併して4年になるんですけど。その前からの計画なら、なぜ未だに「夢物語」状態なんですか?本当に必要なもなら、もっとどうにかなっているモンじゃないですか?・・・ご理解できないよ・・・(-"-J)

政務調査費支給廃止までやってみたらいかが?(1)

 今朝の朝日新聞の群馬版に「前橋市議会の不適切支出問題」として政務調査費の問題があります。

 前橋市議会は議員一人に付き月に10万円(年間120万円)の政務調査費が支給されているようです。この政務調査費を前橋市議会の最大会派・清新クラブ(13人)と第二会派・真政会(10人)が目的外に不適切に使ったとのこと。やりますね・・・前橋市議会!

 政務調査費、いらないんじゃないですか?・・・と私は思います。

 全国1804市町村議会のうち、条例で政務調査費運営を定めているのは888議会。収支報告書に領収書添付を義務つけているのは、671議会。また政務調査費の廃止をした議会は46!すばらしい!パチパチパチ!

 政務調査費がないと
「議員や会派の独自調査ができない」
「政務調査費を不適切に使う議員が問題」
「若い人は資金的に厳しい。当選後の活動に負担感が増せば立候補自体が難しい」
という声があると記事にあります。

 「議員や会派の独自調査ができない」と言うならば、その程度の金がないとできない調査はどんな調査でしょうか?お金の問題ではなく、やる気の問題では?

「政務調査費を不適切に使う議員が問題」。そのとおりです。でも、月数万円、報酬の他にお金が支給されて、領収書添付義務もなく、不適切使用をしても罰則もないのに、適切に使う人ばかりだと思います?

 「若い人は資金的に厳しい。当選後の活動に負担感が増せば立候補自体が難しい」議員の報酬金額は安いですか?私は年間800万円ちかくいただいています。一昨年までは政務調査費もいただいていました(去年はスパッと返還。スッキリしますよ~)。「資金的に厳しい」と考える方が議員になると、自分の生活費を守るために、働くようになるのではないでしょうか?

政務調査費支給廃止までやってみたらいかが?(2)

 記事によると、極めつけは、とある前橋市議は
「政務調査費を廃止してその分議員報酬を上げて欲しい」とぬかした方がいるらしい。だれ?是非、突き止めたい(`∀´)にゃっ…

 前橋市議会の中では、市民フォーラムと共産党市議団が、政務調査費を決裁する議長と副議長に不信任決議案を出すような動きがあるようですが、せっかくこんなに問題になっているのだから、いっそ政務調査費の支給を廃止してしまったらいかがでしょう。
 政務調査費廃止の先進地となって、視察が増えるかも。そして「さすが、県庁所在地!私たちの議会もならいましょう!」となるかもしれません。

 ・・・でもね、行動って気持ちが表れるんですよね。今回不適切な使用をしなかった議員さんたちも、議長と副議長のせいにして終わらせたいんでしょ、この問題。政務調査費、一議員に対して月10万円ほしいんですよね。年間120万円。まぁ、前橋市民も心が広そうですから、きっとそれで許してくれるでしょうね。前橋市議会議員定数は、40人ですか。そうすると年間で政務調査費は4800万円ですね。ほほっ~。

 「議員が市民の税金を使っているという認識が甘い。議員のモラルを向上させていくしかない」と専門家の方はおっしゃっているようですが、議員のモラルって、どうやって向上させるのでしょうか?是非教えてください。

 そもそも、政務調査費というモノ自体存在することがおかしいいんじゃないかしらん。こんなのがあるから、政務調査費の範囲でしか調査研究活動ができないと勘違いする人が出て来ちゃうんじゃないかな~?

2009年6月13日 (土)

わざわざ教えてくれて、アリガトウ

 先日、先輩議員が
「庭山さんの旦那さんは評判良いね」とわざわざ言ってきた。

庭山:もちろんです。良い人じゃなかったら、結婚なんてしないよ。でも、旦那さん「も」ではないの?
先輩議員:庭山さんの評判、いいわけないじゃん。特に教育委員会じゃ、ひどいもんだよ。
庭山:別に、評判良くしようと思ってやってないし。
先輩議員:この前、教育委員会関係のエライ人とかと話したけど、庭山さんの評判は悪いよ。それに引き換え、旦那さんは評判良いね。庭山さんがどんなに暴れても、旦那さんは良い人だから影響はないってエライ人が言ってたよ。
庭山:当たり前です。影響が出るような話がでること自体、信じられない。

 こんなことを改めてお話してくれた先輩議員。ということは、今までそういう影響があったってこと?ばっかじゃない?!

 まぁ、ね・・・。議員になりたての頃、職員に脅かされましたけど。「庭山のご主人は教員だよね。教育委員会と学校は一体なんだよ。庭山さんは、どういうスタンスなのか」ってね。この職員は、天下ってまだ庁内にいます。

2009年6月12日 (金)

え?なんの集まりだって?

http://www.youtube.com/watch?v=IYmllAfR4d8&feature=related

建設委員会報告(1)「予定価格」と「最低制限価格」

 今日は建設委員会がありました。

 入札は何度聞いても、すっきりしません。入札には「予定価格」と「最低制限価格」があり、この金額の範囲の中で入札が行われます。「予定価格」は県の標準単価や業者による見積もりで算出するそうです。「最低制限価格」は、これに67%をかけるそうです。

 「事務的な面から67%をかけてます」ということだが、それは職員の仕事を簡素化するためなんですか?機械的に67%をかけるということで、大丈夫なんでしょうか?問題ないんですか?・・・と深みにはまる・・・。

 もっと疑問なのが、「予定価格」と「最低制限価格」の間の金額ならば、「安くてもきちんと仕事をしてもらえるのか」ということです。安くてもちゃんとやってもらえるならば、安いほうが良いに決まってる!しかし、「価格と履行のバランスは難しい」という回答もありましたし、「でも、工事の時には職員がずっとではないけれど監視するので大丈夫」とか「価格が低いと、人件費を削り、下請けへの未払いが生じるリスクがある」とか、「価格が低いとリスクは高くなる」というお返事もあり、あらあらぜんぜん大丈夫じゃないんじゃ・・・と深みにはまっていたら、坂田議員さんが
「行政はちゃんと監視をしてくれている。行政を信じている」とご発言。・・・信じてるんだ・・・。

 また、工事を「合算経費」としてまとめて工事をお願いして、少しでも安くしようとする場合と、「分離発注」といって地元業者に仕事を分け与えるための場合があるけれど、その時々の担当のキモチでどうするかが決まるようです。分離発注も2つに分けるか3つに分けるかの基準もないそうです。・・・ふーん。担当のキモチによるんだ・・・。それで、公平性と透明性は保たれるのですか?

建設委員会報告(2)議案を委員会付託にする理由は?

 でもね。基本的な疑問。何で、議案を委員会に付託するの?本来全議員で審議したり議論すべきものではないですか?委員会に付託するのは、議員の専門性を高め、審議を深めるためだと、以前先輩議員から聞いたような気がします。が、同じ委員会にずっと所属し続けるなら、専門性も高まるかも知れませんが、おおよその議員の場合は2年で委員会をチェンジします。2年間で専門性を高められるのでしょうか?まぁ、少しは高まるかもしれませんが。では、委員会に所属しないと専門性は高められないということでしょうか?

 審議を深めるなら、質問回数制限のない、全ての議員による『全員協議会』で、何時間でも、何日でも議論して審議すれば良いのではないでしょうかしら?
 コレに対する反論が聞こえてきそうです。例えば、
「職員さんを何時間も拘束すると仕事に支障が出る。そうすると市民サービスに影響する」とかね。本当は自分が拘束されたくなのに。まぁ、桐生市議会にはこんなお考えの方はいませんけど。

 出てきた議案が市民にとってどうなのかを、市民の代理人として議論して審議することが議員のお仕事です。何時間かかろうと、何日かかろうと、やった方がよろしいんじゃないでしょうか?

 もちろん、当たり前ですが、公開が大前提。

 多分、このシステムができた背景には、議員に議論や審議をさせたくないという『作為的な意図』があったんじゃないかしら~?期間限定の議員などに(多分ここには市長も含まれる)つべこべ言われてたまるか・・・という。違いますぅ?

是非見てね【動画】竹原・阿久根市長の本音(*^皿^*)

 今朝、知人から以下のようなメールをいただきました。

 「阿久根市長・別名ブログ市長として全国的に有名人・今度は市職員組合と対決!」と6チャンネル(つまりTBS)を朝番組でやっていた(x_x)が決して好意的ではないニュアンス( ̄Д ̄;)」

 いわゆるメディアがブログ市長に好意的でないのは、お金とか権力を持っている人や、その関係者のことは悪く言えないからでは?情報もらえなくなっちゃうし、生活かかっているものね。だから、事実や本当のことをあからさまに表現されるのを嫌うのではないでしょうか?

 You Yubeの竹原・阿久根市長の動画は全部で6回にわたってあるようですが、本当のことを言っているのは誰か。是非見ていただきたいので、まずは3本を紹介します。

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る! (1)市長として何をやるのか
http://www.data-max.co.jp/2009/06/10_093813.html

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る! (2)2元代表制の内実
http://www.data-max.co.jp/2009/06/11_094039.html

【動画】竹原・阿久根市長の本音に迫る!(3)市民と対話すれば市役所も議会も変わる
http://www.data-max.co.jp/2009/06/12_092409.html

2009年6月11日 (木)

議会報告2009.6:市場の民営化について(1)

 今日は、議会がありました。今日は「質疑」の日。議員が質問をして部長さんが答える。質疑・答弁・質疑・答弁・質疑・答弁と、往復3回で“カンカンカ~ン!”と終了。

 今回最も『問題だ』と思うのは、「公設市場の民営化」。桐生は市営の市場がございます。が、昭和49年に作られた施設で老朽化が問題であり、また売上高の減少も、ずっと前から問題でした。

 どのくらい前から問題かというと、平成13年に桐生近辺の市場で合体しようと言う「両毛地域総合地方卸売市場構想」なるものがあったのですが、この時点で大いに問題でした。が、市場が足利方面に作ったらいかがでしょうとなったとたん、「桐生の今の位置じゃないとヤダー」と脱退。そして民設民営でやると「要望書」を出しておきながら、「老朽化してるし、お客は減るし、どうしよう・・・」ということで、市場に関わる会社とか組合が桐生市に泣きつきの「要望書」を提出。「いいよ、いいよ。応援してア・ゲ・ル」ということで、株式会社が設立されました。その結果、『そお。施設古いんだ。困ったね。かわいそうだね。じゃ、10年間、年間3000万円の補助をア・ゲ・ル』と市が回答。・・・「ちょっと待てーい!お金ないのに、何でそんなに大盤振る舞い?」・・・と今日やったわけです。

 ・・・というのが全くざっくり大雑把な経過です。

議会報告2009.6:市場の民営化について(2)

 中でも気にいらないのが、人件費。現在市場で働く職員は6人と嘱託1名(天下り)で、年間5000万円を超えている。そして民営化したら、社長と社員2名とパート2名で1000万円ちょっと・・・だって。え?「年間4000万円違いません?」それって、ずいぶん・・・今まで過剰な人件費を払っていたってことでは?しかも、民営化された株式会社の社員2名は、職員OBだそう。しかも、この株式会社は株式会社でありながら、「営利を目的としません」とはっきり答弁しましたよー!部長さんが!営利を目的としない株式会社って、理解できないんですけど・・・。

 もうひとつ気に入らないのが、年間3000万円支払って、10年で3億円支払って、無駄金になる可能性も・・・「ない」と部長さんは答弁しましたが、『ある』と思いますよ。私はね。

 その根拠は平成21年2月23日にその株式会社から出された『要望書』です。株式会社をやるに当たっての熱意とか意欲とか感じませんし、資金力もないようですね。なんで株式会社を作らなくてはならなくなってしまったのか、聞いてみたいくらいです。

 市場の公共性?そりゃあ、あるでしょう。公共性。でもね、車で小1時間のところにいくつも市場はあるわけです。しかも、大手は独自の畑から施設からシステムを持っているでしょ。市場と言うものが時代が求めている公共性に合致しているかどうか。年間3000万円、10年で3億円かけて「市民が求める公共性」に見合うかどうかが判断基準になるのでは?

 それにしても、自分たちで民営化とか言っておきながら、市から補助金をもらおうなんて、民営化の目的のひとつである「税金の納入による住民負担の軽減」に逆行していませんか?

 6月23日に本会議が再開され、討論と採決がありますが、もちろんコレも可決されるでしょう。多数決で。そして、これを決定して実行する市長も議員も職員も、この責任は誰も取りませんよ。・・・まぁ、負債が積もりに積もってどうにもならなくなった時には、自治体に残っている者が、負債と責任を負わされるでしょうけどね。

 そして最終的に責任を負わされるのは、桐生市の市民のみなさんでーす。納得されています?ご理解いただけます?

 「両毛地域総合地方卸売市場構想」には、ナゼカだいぶ恨まれているようで戻れないようですし・・・。くーーーーーっ〃(≧へ≦)〃

2009年6月10日 (水)

阿久根で出会ったおいしいもの(1)

 明日から議会だなぁ・・・と思っていたら、阿久根から手作りの「ちまき」が届きました。ありがとうございます!
 で、開けてびっくり。初めて見る「ちまき」です。竹の皮に包まれていますが、長細い。関東近辺では、三角立方体が基本なんですが・・・。とにかく、お礼をと思い電話しました。

庭山:「ちまき」が届きました。ありがとうございます。これはどうやって食べたらいいのでしょうか?
Aさん:ぬらした包丁で切って、きな粉をつけて食べるんです。
庭山:え?きな粉をですか?
Aさん:そうです。
庭山:どうやって暖めたら良いでしょうか?
Aさん:暖めずに、そのまま食べるんですよ。
庭山:暖めずに、そのまま切って、きな粉をつけるんですか?
Aさん:そうですよ。
庭山:試してみます。ありがとうございました。

ということで、食べてみました。が、突然きな粉はないので、まずは何もつけずにぱくりと食べてみました。シンプルに餅米だけで作られていて、もちもち感がいいですね~。でも、これだけでは味にインパクトがない。何か味付けしたい・・・と思い、めんつゆをつけて食べてみました。結構美味しい。明日はきな粉をつけて食べてみます。この場合の「ちまき」は、どちらかというとおやつ系なのでしょうか?それともこちらでいう「ぼたもち」系なのかな?まぁ、明日のお楽しみということで。・・・甘いきな粉で良いんですよね?

阿久根で出会ったおいしいもの(2)

 そういえば、阿久根で美味しい食べ物に出会いました。

(1)バクダンおむすび
 私が握るおむすびも大きいので有名ですが、阿久根で見たおむすびは、大人の拳くらいの大きさ。周りはすっぽり海苔でくるまれていて、まるっこくにむすんである。まさにバクダンの様相。中には、3種類とか4種類の具が入っている。例えば、シャケに昆布に梅干しとか。いろいろ具が出てくるので、お得な感じもするが・・・これは、もしや・・・手抜きの産物?と一瞬思ったりもしたが、きっと西郷ドンも食べたに違いないと思うと感慨深い。

(2)かるかん
 箱を開けた瞬間、一瞬???????という衝撃にかられた。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」とたぶん同じような衝撃だと思う。箱を開けると、無傷(つまり切り分けられていない)の真っ白な固まりが箱いっぱいに入っている。「こっ、これは・・・?」ととまどうが、切り分けて食べてみるとやさしい素朴な甘さが美味しかったです。

(3)海の貝
 あるお方が、洞窟の近くの岩がごつごつしている海岸に連れて行ってくださいました。あるお方は、まるで縄文人のように石を片手にゴツゴツ叩いて岩にへばりついた小さな貝をとってくれました。「これは○○という貝だよ。食べてごらん」「これは××という貝。あんまり食べるとお腹をこわすんだ」などと解説してくださいました。阿久根の海の豊かさを味わうことができました。
 
 他にも、大きなでべそが目印の「でこぽん」、「びわ」(木からもいで食べたときは感動しました)、厚揚げ各種(歯ごたえがしっかりしているし、いろんな種類があるのが楽しい)、それとやはり自家製の「ネンキュゥゥ・蜂蜜(非売品)」は忘れられないですね~。話題の「ウルメイワシ」も美味しいし、「キビナゴ」も子どもたちにも大ヒット。そうそう、ちょうど旬だった「おさ」(海草の一種。おみそ汁に浮かせていただく。香りが良い)も最高!まさに、『阿久根、うまいネ、おいしいネ!』です(これは、阿久根で見かけたキャッチ。このダジャレっぽいカンジも素敵です)。

 また、阿久根には、結構洒落た居酒屋さんや飲み屋さんもあるし、とっーてもアットホームな飲み屋さんもあります。そういえば、阿久根のカボチャも美味しかった!

 ・・・あ。明日は議会ですから、今日はこの辺で。

2009年6月 9日 (火)

近藤議員の「会派」についての引用部分について

 「桐生市議会議員 近藤たけしの議会報告」の中で、他市の議会事務局長さんの引用がありましたが、ちょっと違うような気がしますけど・・・。

『地方自治法第百条第十一項』には、次のようにあります。

「普通地方公共団体は、条例の定めるところにより、その議会の議員の調査研究に資するため必要な経費の一部として、その議会における会派又は議員に対し、政務調査費を交付することができる。この場合において、当該政務調査費の交付の対象、額及び交付の方法は、条例で定めなければならない」

 つまり、政務調査費の交付は「会派又は議員に対し」と明記されています。よって「会派単位で交付されていますので、より政策集団としての結束力が強まってきています」は、間違いではないでしょうか?

 「地方議会は本来、住民から公選された議員個人を構成員としてい」るので、どこにも定義されていない「会派」が重要な役割を果たす・・・私はこのこと自体に疑問を感じてしまいます。

市民メール:ブログブーム(=^▽^=)

市民の方からメールが来たので紹介します

-----------(以下、メール)---------------------------

 本当にブログブームですね。笑っちゃうくらい。細かいことはともかくとして、議員がそれぞれ発言をしていくことは良いと思います。文章に残す事とは、それに対して責任を持つ事になります。自分の考えを持たなければ、書けません。長い物に巻かれて、立ったり座ったりしているようでは、何も考えなくても良いですからね。一人一人が、確立した考えを持てば、会派もいりません。議員を減らして少数精鋭化を進めましょう。

-----------(以上、メール)---------------------------

参考までに、星野利定議員さんのブログは、

http://www5.diary.ne.jp/user/543652/

近藤たけし議員さんのブログは、

http://www5.diary.ne.jp/user/543878/

お時間のあるときに是非どうぞ。

2009年6月 8日 (月)

「さるさる」ブーム到来?

 先ほど、
「庭山さん。時間ある?」と近藤議員さんがいらっしゃいました。「少しならいいですよ。なんですか?」とお話しすること70分。少しじゃすまなかった・・・。

 さて、何を話しにいらっしゃったかと言うと
「ブログでさぁ、「複数会派が結託」(6月7日のブログ(2))とかあるだろ?裏事情も書いてよ」と言うことでした。

 解説するとかなり長くなるのですが、要は最近できた最大会派・新政会には、現在『百条委員会』で問題となっている西牧議員が幹事長となり、信用できないという状況があったということを書いて欲しい・・・と言うこと?・・・だと思います。

 なぜ西牧議員が百条委員会にかかっているかというと、去年小学校の校庭を使ってグランドゴルフ大会をしたことが『大』問題となっているのですね、我が桐生市議会では。「小学校の校庭で政治活動していいのかよ!」ということで、『百条委員会』が設置されたんですね(私と共産党と友和会は設置に反対でしたけど)。で、「そんなヤツが幹事長になる会派なんて信用できねぇ」ということで「結託」した方々がいらっしゃるということです。

 でもって、6月議会で『告発』するそうです。がんばってね。
 
 興味深いのは、『百条委員会』では委員が全員一致で「西牧何やってんだよ」とまとまっていたのに、4月24日に新政会が発足した後は、新政会の会派に入った二人の委員が「いえいえ、そこまでやる必要ありません」と4月28日の告発の議決に反対したそうです。

 つまり、『会派が変ると意見も変る』・・・ということですか?

 『百条委員会』、途中まで傍聴していましたが、私も忙しいので最近はとんとご無沙汰しています。今回の『百条委員会』は、秘密会の部分もだいぶありますし、テープも聞かせてもらえませんし、議事録も見せていただけない、資料も公開していただけないので状況が全く分かりませんが、6月議会で告発議案を出されるまでにまとまったようですね。予告しておきますが、委員長質問しますのでよろしくネ。

 でも、結局近藤議員さんが何をおっしゃりたいのか判らない部分もありますし、『会派』についての見解も全く異なるので「さるさる」をお勧めしました。多分、明日くらいから近藤議員さんも始められるのではないかしら?

 そうそう、最近気がつきましたが、同じ無会派の星野利定議員さんも「さるさる」でブログを始めていました。

 桐生市議会は、ちょっとした「さるさる」ブームです。むふふ。

職員さんからの電話(1)

とある朝、職員Aさんから電話をいただきました。

職員A:庭山議員さんですか?
庭山:はいそうです。
職員A:○○の工事の件ですが、先週末に入札がありまして、△△土木さんが工事をしてくれることになりました。
庭山:そうですか。ありがとうございます。
(それは、以前「いわゆる地元」と言われる地域内で、とある住民の方から相談を受け、担当課に相談していた件でした。)
職員A:このことを、私も後日××さんにご説明にあがろうと思っていますが、庭山議員さんからもお話しただけたらと思いまして。
庭山:私からですか。
職員A:その方がよろしいと思いまして。
庭山:(いろいろなことが頭をよぎりながら)ありがとうございます。今日中に行ってみます。ご丁寧にありがとうございました。

と、電話を切りました。

 今までも、道の穴をふさいでくれとか、用水路の中の石をどけて欲しいとか、道の砂利を何とかして欲しいとかいろいろ相談を受け、そのたびにそれぞれ担当課に相談に行きましたが、職員さんにこんなに丁寧に対応をしていただいたのは、初めてです。

 多分、職員Aさんは、議員である私に「手柄をあげる」と言う親切心で電話を下さったのではないかと想像します。

 職員Aさんは、非常にまじめで誠実な方です。私が相談に伺ったときも、丁寧に対応してくださいましたし、その後何度も住民の方のところへ足を運び、対応してくださったと聞いています。そしてついには、新米議員のくせに役所の中で評判のすこぶる悪い庭山議員に、わざわざ連絡をくださいました。

 ありがとうございます。お蔭様で「地元」で評判が上がりそうです。

職員さんからの電話(2)

 全く良心の塊のような職員さんですので、私が今度建設委員になったからとか、そういう下心は全く感じませんが、あまりに親切にされると・・・やりづらい・・・。あまりお気遣いされませぬようお願いします。市民に対して誠実に対応していただけた、それだけで結構でございます。

 地方自治体は二元制ですから、議員として当局と敵対するつもりもありませんが、仲良くするつもりもございません。一定の距離をもって、市民のために働かせていただければと思います。
 
 今日は午前中に建設委員会がありました。委員会の後に、委員が変更したので当局職員との懇親会をする話が出ましたが、
「当局との懇親会には一切参加するつもりはありません。」と意思表示させていただきました。

 あ。ある議員がやってきたので、ここまで。

2009年6月 7日 (日)

議長選について聞かれますので・・・(1)

 議長選挙が終わって、しばらく経ちましたが、週末もいくつかの団体に呼ばれたり、出かけることがあり、議長選挙のことをよく聞かれます(状況を知りたいというメールも多い)。5月15日にその実体報告はしていますが、もう少し、書いてみようと思います。

 私は個人的に議長になって欲しい人がいました。その方は、2年前の選挙でも多くの市民の信頼を得てトップ当選した方であり、2年前の議長選にも立候補し、惜しくも1票差で負けてしまいました。

 私が彼に議長になって欲しいと思ったのは、2年前の議会直前の本会議場で行われた所信表明を聞いたからです。所信表明をするかしないか(驚いたことに、今まで所信表明されずに選挙されてきた)、所信表明の時間を3分にするか5分にするか、数日間にわたり何時間も議論していたのを思い出します(こういう事は議論白熱)。何を根拠に選挙してきたのか・・・というより、最大会派から議長を出していただけなのだろう。

 さて2年前に、私が「この人こそ」と思った所信表明の一部を紹介しましょう。

-------------(以下所信表明の一部)---------------

 私は常々、議会運営は公正公平に、そして開かれた議会、市民にとって議会が何をしているか、そのことが常に理解される議会でなければならないと考えている。
そのために、
(1) 正副議長の任期は2年
(2) 本会議、予算決算委員会の市民ロビーへのモニター映像を早期に実現したい
(3) 委員会傍聴を可能にしていきたい
(4) 一般質問の活性化のために、一問一答方式を早期実現したい
(5) 議会便りの一般質問要旨の部分には個人名を載せるべき
(6) 議員定数削減に真剣に取り組みたい
(7) 議長者の自宅送迎を廃止。公務は市役所に着てからと考える。今まで夜間の送迎は会合場所まで送っていただき、会合が終わるまで運転手は議長の帰りを待っており、超過勤務となっている。私が議長になったら、送ってもらったら後はタクシーで帰る。市民からみても、当然のことと思う。

-------------(以上要約)---------------

 この方は第二会派に所属しながらも、今回の議長選に名前がでなかった。会派の中で何があったか知るすべもないが、非常に残念です。

 今の議長は、夜間の会合では運転手を待たせて超過勤務をさせているのだろうか?

議長選について聞かれますので・・・(2)

 ついでに、副議長選に思ったことを書いておきましょう。

 所信表明が全くなかった投票で、多数の議員の予定通り幾井俊雄議員さんが議長に当選したあと、休憩を挟んで副議長選が行われることとなりました。さて、副議長はいかがしたものか・・・と議事堂玄関先の電光掲示板をじっと見つめました。一瞬、嫌がらせをしてやろうか・・・と言う気持ちがよぎりましたが、それでは市民のみな様に申し訳ないと思い直し、電光掲示板に並ぶ名前を見つめしばし考えました。

 そして「この人しかいない」と思ったのは、公平公正な運営をしてくれそうな、石井秀子議員さん。しかし、私以外に彼女の名前を各議員がいるだろうか。誰の名前を書くかは、会派ごとに決まっているはず。私一人が彼女の名前を書くことで、彼女にいやな思いをさせないだろうか・・・。そこで、単刀直入に石井議員さんに尋ねてみた。

庭山:悪ふざけではないし、嫌がらせでもない。今の議会で石井さん以外に副議長にふさわしい人が思い当たらない。私一人しか石井さんの名前を書く人はいないかもしれないけれど、書きたいのですが・・・。
石井議員:かまわないわよ。庭山さんらしくていいんじゃない。思った通りにやるのが庭山さんらしいよ。

と、即答してくださった。良かった・・・と言うことで一票を入れました。偶然にも最近できた第一会派の新政会も、石井さんの名前で投票していました。結果は、残念でしたが複数会派が結託している現状では仕方のないことでしょう。

議長選について聞かれますので・・・(3)

 今回の議長選挙、副議長選挙からも分かることは、最大会派・・・というより議会の中で過半数をとれるグループに入っていないと、全く蚊帳の外で情報も入ってこない、考える時間もないということです。過半数をとれるグループの筋書き通りに全てが決まっていくと言う事です。例え最大会派でも、過半数をとれるグループで組まれた場合には、議長も副議長も出せない、さらには委員会の委員長や副委員長も取れない(今回は最大会派から1名のみ、副委員長が取れただけです)と言うことです。

 そして今回議長になったのは、北海道に政務調査費を使って視察に行きながら、途中退席してどこかへ行ってしまった幾井俊雄議長さんです。

 他町に住む私の母は政治には全くのズブの素人ですが、
 「視察に行ってタクシーを待たせておく事自体が非常識。視察に他の市からの議員も参加していたなら、その残った議員さんたちはどうなったのかしらね」と申しておりました。これがフツーの感覚だと思います。

 ですが、分かっていても説明を求めず(だって「仲間」ですから?!)、こういう方を議長にするのが現在の桐生市議会です。桐生市の皆さんが選んだ大多数の議員さんの姿勢です。

 市民の皆さん、納得してるんですか?

阿久根が変れば日本は変る!・・・のか?

 「阿久根が変れば日本が変る」・・・阿久根は変りましたし、これからも変わり続けていくと思います。めざめた市民によって、覚醒は続いて、広がっていくと思います。

 さて、阿久根は変りました。では、日本は、変りましたか?・・・

 さてさて、阿久根は変りました。では、あなたは、変りましたか?・・・

 さてさてさて、阿久根は変りました。では、私自身は、変りましたでしょうか?・・・と自分自身を見つめると、非常に苦しい。

 みなさんは、苦しくないですか?



  「苦しい。苦しい。」と廊下を歩いていたら、法務省の社会を明るくする運動のポスターのキャッチコピーが目に飛び込んできました。『人は変われる。一緒なら。』

 ・・・これは、どういう意味で受けとめたらいいのだろう・・・

2009年6月 6日 (土)

議会と関係ない恩師のこと その1

 なんだか静かな夜なので・・・。生きてる恩師のことを書くと支障がありそうなので、亡くなってしまった恩師について書いてみよう。(だって、こわいモーン)

*長峯晴夫先生
 ご幼少の頃から神童と呼ばれていたようで、全く優秀な先生でした。「わからない」「理解できない」「覚えられない」ということが、全く理解できないようで、答えに窮したりちょっとトンチンカンな事を言うと、首をちょっと傾げてめがねの奥からキラリと光る光線が怖かった。
 学食でよくカレーを食べた。サラダも一緒に。そして、カレーにサラダをい混ぜ混ぜして食べるのだ。時に、これにタバスコをかけていた。味覚的にどうなんだ?とも思ったが、真似してみると、まぁいける。
 長峯先生の授業はほぼ100%英語で行われた。テキストも資料も先生の説明も課題もレポートも、そして極めつけは話し合いも英語だった。これが、なによりきつかった。もともと英語が苦手で共通一次やマークシート方式の大学を受験したクチだ。本当に、地獄の授業だった。
 先生は優秀で、優秀な脳みそがたくさん入っていたせいか、頭が少し大きめだった。だから帽子が嫌いだった。が、そんなことはすっかり忘れたできの悪い弟子は、パキスタンからのお土産に民族帽をプレゼントしたことがある。先生は「私が帽子を嫌いなのを知っていて買ってきたね」と苦笑いしながらかぶってくれた。ちょっときつそうだったけれど、結構似合っていました。
 先生が教えてくれた「開発論」とか「内発的発展論」とか、これは第三世界だけの事じゃないんですね。今の日本という国にも、桐生という地方自治体にも、自分自身の生活の仕方・生き方から、当てはまることだと気づきました。
 先生がいてくれたら、愚痴りたかったなぁ。(日本語で)

議会と関係ない恩師のこと その2

*水村勝彌先生
 去年、突然亡くなった。進学を希望した私に、大学院受験のための英語を教えてくれた先生。ヘビースモーカーで飲んだくれ。万年講師を自慢するクリスチャン。イチャモンつけさせたら天下一品。一度怒らせたら、教授だろうと医者だろうと市長だろうと酔っぱらいだろうと、彼を黙らせることができる人はいない。
 偏屈モン同士(?)気が合った。勉強が終わると明るいうちから飲み始め、とぐろを巻いた。警備員さんから数回電話をもらってから研究室をでて、その後居酒屋をはしごする。「ゆきちゃん。お前のは英語じゃねぇ。ジャパングリッシュだぁ」から始まって、「なぁにが、農産物貿易の自由化だぁ。ふざけんじゃぁないよ。アメリカほど自国の農産物を保護してるとこねぇだろ?農産物積んで来た飛行機で、ウ○コもってかえれってんだぁ。有機物があふれんだろがぁ」「K市(東京圏)の市長のやつわ~、駅前にあんなもん建てやがって。許さんっ!」などなど話題はつきないが、終電に押し込む頃にはすっかり酔っぱらいだった。それでも毎日きちんと自宅に戻れていたようだ。
 先生に最後にあったのは、亡くなる二ヶ月前。花見の季節の浅草で明るいうちから飲んだ。お互い、いろんな事にイチャモンつけながら上機嫌だった。上機嫌になった先生は、シャンソン歌手のマイクを奪い取りいきなり「わたしの~お墓のま~えで~・・・」とアカペラで歌い出した。他にお客もいたけれど、かまうことない。聖歌隊で磨き上げた美声を思いっきり聞かせてくれた。
 桐生に帰る私を駅で見送ってくれたのが最後。
 電話をかければ、また先生の声を聞けそうな気がする。

 「先生」というのは、先に生まれて、先に死んでいく人のことを言うのかな。

I am kind, but not too kind.

 今日は「ききとり」というものがありました。これはこの議会で出てきた議案について、どんな質問をするのかということを職員さんに事前に説明するモノです。簡単に言えば、テストの前に先生が「ココが出ますよ~」と教えるのと同じ。しかも、「ききとり」の場合、先生より生徒の方がプロで優秀であるから、テストなんかテストの意味などないも同然。そしてこの「ききとり」を元に職員さんが「答弁」という回答を用意する。そして本会議の時に市長さんや部長さんがその回答を読み上げるのだ。しかも、質疑と答弁は3回までという訳の分からない「ルール」がある。

 このルール、一体誰が何の目的で作ったんだ?そしてなぜこんなルールが続いているのかね?こんなルールがあるおかげで、回答にならない答弁だって3回繰り返せば終わりです。あはは~!笑っちゃうよ!なんだこれ?・・・でも、たぶんこのルール、全国的では?だいたい、こんなルールが議会にあるの、市民の皆さんは知ってますか?

 こういうのを「議会のルール」と言います。「議会のルール」だから守りなさいと。でも、「議会のルール」を決めるのは『議員先生』ですから、こんなのおかしいと思えば変えることができるはずです。でもそれは『このルールはおかしい』と思う『議員先生』が多い場合です。議会は、多数決ですからねー。こういう「議会のルール」があるところは、こういうルールをおかしいと思わないたくさんの『議員先生』がいらっしゃる議会です。

 とにかく、「ききとり」をしました。これは議員の好意でやってるらしいので、私は好意を持っていないので拒否したいのですが、事務局にお願いされると優しい私はついつい・・・。でも、もうやめようかな。どうせ、良い答弁なんて貰ったことないし。

 今は亡き恩師・長峯晴夫先生はできの悪い弟子に向かってニコニコしながら言いました。“Yuki. I am kind, but not too kind.”こわかったな~。ニコニコしながら言うんだもの。なんか、久しぶりに思い出したなー。

2009年6月 5日 (金)

市民が怒る『種』さがし

今日は、和平さん(仮名)とお茶をした。

和平:いや~。阿久根は竹原さんが市長になってよかったね~。

庭山:本当に。自分の選挙の時は嬉しいと言うより、ホッとした気持ちが強かった。今回の選挙は本当に嬉しかった。正直、感動しましたね。ただ、桐生に帰ってきて、自分足元の議会を見ると、がっかりすることばかり。この前も、委員外発言を抑制するような案とか、委員会などのテープ記録を聞くのを制限するような案が出てきたりして。
 阿久根でいろいろ教えてもらったけれど、市民が覚醒するためには、市民が怒る『種』が必要だと思った。阿久根の場合は、例えば領収書の偽造だったり、政務調査費の不正使用だったりするんだけど。こういうのがすごく露骨に出てきて『種』として分かりやすい。
 桐生も政務調査費を使って視察に行って、途中退席してどこかへ行っちゃう議員もいるけど、「桐生タイムス」にも載らないし、桐生市民は心が広いのか、怒らない。

和平:桐生の議員の方がずる賢いんだよ。記者もグルだから内情を伝えない。庭山さんのブログ見た市民も「このくらいのこと」という認識なんだよね。今まで関心がなかったし。そこくらいのこと、今までやってだろうって。「しょがねぇ、しょうがねぇ」できちゃったんだよね。視察を退席した議員だって、「こんなちっちぇことむし返しやがって」と思ってるよ。
 その程度の認識なんだよ。市民も議員も。達観視してるんだよ。財政が厳しいのさえ見えないんだよ。
 でも、ブログの反応もあるだろ。関心をもつ市民も出てきたよね。

庭山:確かに。

和平:変るには時間がかかるんだよ。でも、今、良い風は吹いてきてると思うよ。一般の市民は呆れていて、覚醒するためには大きな話題が必要なんだよ。そういう意味で、庭山さんの問責は良かったんだよ。あんなに連日記事が続いて、市民に関心を持ってもらえたんだから。

庭山:今にして思えば、そうですね。

和平:議事進行かけた河原井始議員とか近藤健司議員には感謝しなくちゃいけないよ。

庭山:あはは。そうですね。あと賛成討論した周藤雅彦議員とか。

和平:そうだよ。それと、次の『種』を見つけて、騒ぎを起こさなくちゃいけないね。

庭山:うふふ。体を張って頑張ります。

 さて、次の『種』を見つけなきゃ。

2009年6月 4日 (木)

メール紹介:会派効果は「風のように議案を通すこと」

 東北の山里でちょっと前まで議員をしていたという方からメールをいただきましたので紹介します。議会の実態を報告してくださっています。

--------------(以下、メール)--------------------------

会派の意義というよりも、会派の効果についてこう思います。

会派というものは、とかく極一部の議員(たいていは先輩議員、あるいは妙に目立ちたい議員)が自分の周りを囲む効果があります。会派の長ともなれば住民からみればたいした議員として見えるかもしれません。会派に所属した議員にとっては、あたかも議会で一定した力を出しているように写るかもしれません。

しかし、実際の効果としては、自分で考えなくとも会派の方針にうなずくだけで良い、誤った結論あるいは違う議決になったとしても会派のせいにすればよいという便利な効果があります。会派の長としては、自分の考えにそぐわない意見をあらかじめつぶしておけるという効果もあり、体制側としては、会派の長を抱き込めばほかの議員をなだめておけるという効果もあります。

 実はこの効果こそがもたれあいを生む一つの要因となっています。

 会派に属しないということは、行動・主張・発言すべてがその議員個人の責任のうえでのことであり、言い訳できません。このように全く議員の負担は違ってきます。

 会派を作ることにより、議会は単純化され、機微の利いた意見はでなくなります。

 そもそも地方議会がなぜ国会のマネをすることが必要でしょうか。

 議会は議論するところであり、議会の中で意見・妙案を出し合い一人の考えより多くの考えによって優れた結論を出すべきであって、影の委員会あるいは別の場での会派の集まりで偏った意見を準備して、住民の目につく議会で風のように議案を通すべきものではありません。

--------------(以上、メール)--------------------------

 「会派が必要」というメールがひとつも来ません。『会派』ってやっぱり必要ない無駄なモノ、無駄なだけでなく「百害あって一利なし」なモノなんでしょうか?

2009年6月 3日 (水)

『会派』そのものに疑問があります。

 遠方でご活躍されている現役議員さんよりメールが来ましたので紹介します。

-----------(以下メール)---------------------

H県のS市議会議員のHといいます。現在2期目。・・・(中略)・・・庭山さんは、会派自体をを否定しているのではなく、現在の桐生市議会の会派の現状に問題を感じているのではないですか。・・・(中略)・・・(会派で一致した賛否でないため)他の会派からは、会派の体をなしていないという批判もありますが、3人ならではの相乗効果もあり、現在は会派を組んでよかったと実感しています。是非、庭山さんも同じ方向を目指している人と巡り合えば、会派を否定せずに、協力体制をつくっていただきたい。1人で出来ないことでも仲間とならば実現することもあります。庭山さんが信念を持った政治をしていれば、自然と仲間が集まってくると思いますが。

-----------(以上メール。一部抜粋)-----------

 「3人ならでは相乗効果」「現在は会派を組んでよかったと実感」とありますが、どんな「相乗効果」があるのか、「よかったと実感」するその根拠とか、分かりません。

 そもそも、「会派」とはなんなのでしょうか?

「1人で出来ないことでも仲間とならば実現することもあります」。確かに議会では多数決で物事を決めますので一理ありますが、その仲間を「会派」というくくりで「固定」する必要は全くないと思います。

 「会派を否定せずに、協力体制をつくっていただきたい」とありますが、『市民に選んでいただいた一人の議員としての存在を否定しない体制』を求めます。


 私は、『会派』そのものの存在自体に疑問があります。「会派」はなぜ必要なんでしょうか?その存在理由、意義、メリットなど、もしご存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。

2009年6月 2日 (火)

市民メール:議長に訴えます(1)

 N市の方よりいただいた励ましメールに、思わずウルウル。

----------(以下、メール)-------------------------

 こんどは、あなたがいるおかげで、日本中の目が桐生市議会を見つめています。そう思えば、元気がでます。・・・ひとり会派?、・・・とんでもない!

----------(以上、メール)-------------------------

 6月1日の『閉じゆく議会』はちょっと哀愁漂っていたかしらん?たくさんの励ましメールありがとうございました。うちの議会の中では励ましていただいたり、かわいがっていただくことはほとんどありませんが・・・。いやいや。カワイガッテもらってますね。いろいろね。あはあはあは。

 また、桐生市相生町の方からメールをいただきました。以下、紹介します。

----------(以下、メール)-------------------------

 庭山議員に投票した市民として、議長に訴えます。議会において、庭山は会派に入らず一人で主義主張をしておりますが、庭山は、庭山に投票した人の代表です。私達市民の代表として、桐生市議会に送り出しましたが、会派に入らないという理由で、発言させないのは市民の意向をくまないといことでしょうか?桐生市議会において、会派は必要な事なのでしょうか。会派なく議会運営をしているところはあります。個人で選挙に出て、議員定数削減を訴えて当選し、その後、会派の意向で議員削減反対に変わった議員さん!いますよね。というように、当選すると市民に訴えていた主義主張まで変えて、会派の意向通りになってしまう議員。会派をもたない議会は、議員が真剣に勉強しています。誰かの意見で方向を決める訳ではありませんから、勉強しなければ議論できません。一体会派の意味とはなんでしょうか?議員一人一人が勉強する機会も失い、主義主張をも失い、一体何ができるのでしょうか?議員が多くて一人一人の意見を聞く時間がなければ、議員を削減して、少数精鋭化すれば良い事です。民間企業は、意見の言えない社員は雇う余裕がありません。桐生の財政も同じ事ですね。

----------(以上、メール)-------------------------

市民メール:議長に訴えます(2)

 実は今日お昼に、他市の大先輩のY議員さんとメシールしました。(議員歴がながーいY議員さんは、他市の最大会派に所属しています。桐生にちょっと近いので私のよからぬ噂などを聞いて心配してくれている奇特な方。)その時の会派についての部分の会話を再現してみましょう。

庭山:会派に入っていないということで、いろいろ制約を受けているのですが、そもそも会派って、何であるのでしょう?
Y議員:私もね、会派はいらないと思うんだよね。だってさ、会派で勉強してるかってんだよ。
庭山:私は会派に所属したことがないので分かりませんが。
Y議員:してるわけねぇだろ。あれだよ、役職取りのためにやってんだろ。私は飲まないからさ、役職決める時ってだいたい飲みながらやるんだよね。次は誰だから、今回はあんた出たらどうかとかってさ。選挙の後の議会が一番イヤでね。
庭山:議長選挙とか、役職取りがあるからですか?
Y議員:そうだよ。まったく、あれだよね。くだらねぇんだけどさ、しょがねぇんだよね。
庭山:私は、しょうがないとは思っていませんけど。会派の存在する意味って、他にはないんでしょうか?
Y議員:あるとすれば、賛否取るだろ。あの時、わかりやすいからだよ。みんなまとまって立ったり、座ったりするだろが。
庭山:誰のために、わかりやすくしてるんでしょうか?
Y議員:そうだよね。誰のためだろうね。がははははは。

 会派とは直接は関係ありませんが、役職取りはどんなカンジで決められるのかとか、参考になるかもしれないので『You Tube 正直な政治家』、見てみてください。

6月議会がはじまります

6月議会が始まります。

<6月議会の予定>

6月11日  本会議 議案説明と質疑
6月12日  常任委員会で付託された議案を審議

6月23日  本会議 議案に対する討論と議決
6月24日  一般質問
6月25日  一般質問
6月26日  一般質問

おわり。

 こういう形で年に4回(3の倍数月に)、議会が行われます。本当に稀に、臨時議会もありますが、本当に稀です。

 桐生市議会では、一般質問だけケーブルテレビが入るけれど、議会で一番重要なのは『議決』です。是非23日の議会傍聴をお勧めします。また、11日の本会議での質疑も、どの議員が何について質問するのかも興味深いと思います。

 あなたが一票を入れた議員を是非見に来てください。・・・平日の真昼間ですけど・・・。

*議会は午前10時から始まります。

2009年6月 1日 (月)

阿久根の革命から目が離せない

 竹原市長さんの満面の笑みの記事を見ました。前回の市長選の写真は、頭を下げている写真の印象が深く、あまり嬉しそうな感じはなかった。でも、今回は本当に嬉しそう。

 そうですよね。一票・一票の意味が違うもの!

 今回の選挙は、市民一人ひとりが阿久根の行く末、あり方、そしてその中で生きていく自分自身の生き方を考えて、考えて投票した、責任を自覚した市民の『一票』・『一票』の積み重ね。「親戚だから」、「知ってる人に頼まれたから」、「近所だから」、「人相が良いから」・・・とか、こんな感じで投票した一票じゃない。ここに、最大で最高の価値がある。そして、投票率は最近見たことのない数字「82.59%」!

 反竹原派の議員さんたちは、抵抗する姿勢を見せているようだけど、本当ですか?本気ですか?こんなにたくさんの目覚めた市民、覚醒した市民を相手に、闘うのですか?まぁ、私などが心配することでもありませんが、議員は、市民に雇用されているのですよ。どうぞ、お忘れなく。

 さらに、議会の中でも、竹原市長さんの改革を本気で進める議員さんたちがいることも、お忘れなく。

 道理に合わないことをすれば、例え銭形平次が現れなくても、市民はしっかり見ていると思います。いやいや、日本中で見ていますよ。

 市長不信任案を出すべきでないという市民を無視した議員に、市民はこれまた本気で怒っているの、ご存知ですか?

 これから阿久根の議会は、どのように変化していくのでしょうか?

 まだまだ阿久根の革命から目が離せません。

改革される自治体と、閉じ行く議会(1)

 先ほどギウン(議会運営委員会)がありました。そこで出された「正副委員長会議における申し合わせ事項」を紹介します。

「正副委員長会議における申し合わせ事項」

1.委員会・協議会における記録テープの取り扱いについて
(1)記録テープの聞き取り(再録)の使用目的を明確にする。
(2)記録テープの聞き取り(再録)については、議案または案件ごとの全部とし、一部については認めない。その部分に他の委員の発言がある場合には、その委員全員の承諾があれば許可する。

2.委員会・協議会における委員外議員の発言許可について
(1)発言許可については、事前に委員長への発言内容の趣旨について説明し、理解を得る。
(2)委員会当日、委員全員に委員外議員の発言許可について諮り、委員全員の賛成があれば許可する。


これをサカナに、うるわしの麗子さん(仮名)と近くの喫茶店で豆かんを食べた。

庭山:(ペーパーを見せて)これ、どう思う?
麗子:あはは~。おもしろいね。情報公開の時代にこんなの作ってるんだぁ。
庭山:私が作ったわけじゃないよ。
麗子:そりゃそうよ。私が見たって、庭山さんのブログに脅威を感じているのが分かるよ。あはは~。対策練ってきたんだぁ。えらいじゃーん。それだけ、庭山さんがエラくなったってことよ。やるじゃない。
庭山:そういう見方もあるのかね?

改革される自治体と、閉じ行く議会(2)

麗子:そうよそうよ。ここ、ここ。「委員長へ発言内容の趣旨について説明し」の部分。これってさぁ、委員会が台本どおりにしか進められないって、言っているようなもんじゃない。議会を運営していく上で、これで良いのかね?それと、「委員全員の承諾」とか「委員全員の賛成」も、自分の首を絞めることになるって、気づかないのかねぇ。
庭山:気づかないんじゃないの。でもさ、これをやられると、ブログで正確な情報を流したかったのに、できなくなりそうなんだよね。
麗子:いいじゃん、いいじゃん。こういうことすれば、そうなるの、当然分かってるんじゃない?ま、それで庭山さんの足を引っ張ろうとしてると思うけどね。でもそういう状況を作っているのは、あちらさんなんでしょ。
庭山:まあね。
麗子:こういうことをやろうとしている議員の名前とか、どんどん公表しちゃいなさいよ。そのためのブログでしょ。
庭山:そうだよね。・・・はぁ。阿久根は竹原さんが再選して、改革がどんどん進みそうなのに、帰ってきたらこれだよ。がっくりだよ。なんていうの。『閉じ行く議会』って感じ・・・。
麗子:桐生の議会って、ある意味おもしろいよね。
庭山:ははは~。そうだねー。

 もう、笑うしかないよね・・・。

 ということで、今回の「申し合わせ事項」を取り上げたのは、議会運営委員長の小滝芳江さん。
 そして、この「申し合わせ事項」をまとめたのは、正副委員長会議。その座長をしたのは、幾井俊雄議長さんです。

*ブログ脇の「お気に入り」の『桐生市議名簿』をクリックすると、なぜか一度市役所のHPに飛びますが、そこから「市議会」をクリックしてもらうと、その中に「議員名簿」があり、お顔も確認できますので、是非どうぞ。

自分に喝!だからなんなんだ!

 阿久根の市長選挙で竹原さんが勝った。こんなに嬉しいのは、初めてです。自分の選挙の時は、ホッとした気持ちの方が大きかったですし。

 今日はギウン(議会運営委員会)があります。ふと、我に返って自分のところの議会を思い出したら、漬け物石を抱えたかのようにずっしり心が重くなりました。・・・例えば、会派や議員から議会改革案を募られたので、私も改革案を提出しました。そしていろいろ提出されたけれど、先日のカクハ(各派代表者委員会)の中で、会派に所属していない星野議員と私が提出したペーパーには「参考」のハンコが押されていた書類がありました。たぶん、悔し紛れか、本気で言ったのかは謎だけれど、それを見た星野議員は
「参考書を見てしっかり勉強するように押してあるんだよな」と言っていました。
 
 会派に所属しない議員の意見は、参考にしかしないという桐生市議会の姿勢の現れではないかと、私は密かに思っている。

 どうなのかは、今日のギウンで明らかになるでしょう。

 会派に所属するかしないかで、差別される覚えはない。選挙の時は党はあっても、会派で選挙に出ていない。議会でそんなに会派が重要なら、どこの会派に入るかを明らかにして選挙に出ればいい。選挙の時は、個人で出ているハズだ。選挙の時は個人で票をいただいておきながら、会派に属して会派の意見に合わせるのは本末転倒。会派の中で議論しているらしいけれど(本当にしているかどうかは、知りません)、本来、ひとりひとりで選ばれた議員であるならば、ひとりひとりの意見をぶつけ合うべきだし、議論は開かれた場所でするべきだと思う。そして責任の所在をはっきりすべきです。

 「ひとりひとりじゃ意見がまとまらない」と言うならば、ひとりひとりが意見を言ってもまとまる人数が、議員の適正な数では?

 「時間がかかる」というけれど、時間をかけて良いのではないか。・・・というより、議論することに時間をかけるべきだろう。それが仕事のハズですけど・・・?
  
 自分の足下を見つめてあれこれ考えると、ため息が出るが・・・。「だからなんなんだ!やるしかないだろう!」と自分にむち打つしかない。

自分に喝!ガンバルンバ~!

 阿久根に行くたび、「勇気」とか「覚悟」とか「決意」とか「政治姿勢」とか、いろいろ問われて、そういうモノがひとつずつ私の中で確認され、確信に固まっていった。政治の世界に突然紛れ込んでしまった未熟な私に、このような作業の過程のきっかけを下さった阿久根の方々には、本当に感謝・感謝です。ありがとうございます。そして、これからも、よろしくお願いしまーす。

ガンバルンバ~!

「莫祢氏」とウルメイワシで祝い酒

 今、阿久根で買ってきた「薩摩焼酎 莫祢氏(あくねし)」でひとりで祝い酒中。「莫祢氏」は薫り高くて、美味しいですね~。

 阿久根市民は、やっぱりすごい。人口24000の地縁・血縁の濃い土地柄の中で、本当にやってくれました。市民が真実を知って、道理を考えて、行動するとこうなるというモデルができました。これって、めちゃめちゃすごいですよ。

 議会基本条例とか、議会報告とか議会改革の実践も増えているけれど、市民自身が「めざめ」て覚醒して行動して、自治を実現させようとしている最先端は、阿久根です。情報公開の威力、感情より道理を選択した市民、市政に対する関心の高さなど、本当にすごい!こんな高い投票率って、ひっさしぶりじゃないですか?

 本日夕方、桐生に帰ってきて、メールボックスを開けてびっくり!私のところにまで、阿久根を応援するメールが、た~っくさん届いていました。全国で阿久根を凝視していることを実感しました。2チャンネルでも、すごいですしね。

 阿久根にお邪魔した時、
「私は、阿久根が羨ましい。竹原さんのような人を市長、そして市長候補にできて、その竹原さんと一緒に真剣に怒って何とかしなくちゃいけないという議員さんたちもいて、そしてそういう候補や議員を支える市民がいる阿久根が羨ましい」と言わせてもらったことがあります。

 そして、竹原さんが再選!すごいし、羨ましいですよ~。うらやましすぎ~。すごいですよー!おめでとうございまーす。本当は阿久根で一緒に「やったねー!」とお祝いしたかった!くぅっ!残念!でも、めちゃめちゃ嬉しいから、「莫祢氏」もぐびぐび飲んじゃうのだ。やったー!ウルメイワシも、おいしいわぁ!

 そうそう。そして、私も、ガンバルのだ。1000キロ離れた桐生だけど、いいまちなんですよ~。阿久根で、本当にいろんな人にパワーをいーっぱい貰ったから、負けてなんかいらんないわぁ!ありがとうございましたー!本当に、嬉しい!

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