メール紹介:健康より経済復興した10年後の南相馬は・・・
南相馬の方からメールをいただきましたので紹介します。
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本当に、南相馬は危険な方向に向かっています。土壌は除染され、解除に向かうでしょう。
そもそも、この地はこの問題以前より、住民よりも商工会、商店街が優先されてきました。市は商工会、商店街に頭が上がらないのです。議員の皆様が自営業のかたがほとんどですから・・・市民はいくら訴えても泣き寝入りでしょう・・・今いる市の職員のみなさんですら、避難をした方は解雇となっていますから・・・
結局、企業がはじまり、おのずと子供を連れてきてしまうことになっているのです。
「今がチャンス」と企業は震災後、津波で全壊となった企業の仕事を一気に引き受けています。働くことができるのは幸せとばかりに、みなさん戻ってきています。もともとは、地元の金融機関に足を運んできた亀井議員の一言から始まりました。「地元で頑張っている人たちがいる」と・・・その一言で、ほとんどの金融機関は安全宣言もないまま再開・・・金融機関が始まれば、おのずと「原発事故前に戻ってきている」と錯覚・・・みんな、この地の人々の健康のことより、経済復興ですか・・・しかし、このままだと、結局、10年後は、過疎地となり、忘れられ、なにも残らない町になってしまうかもしれません。
----------(メールより一部抜粋)------------
健康やいのちより、一時の経済復興で何が残るのか?私も大いに疑問に思います。特に、子どものいのちと健康以上に大切なものって何かあるのか?私には思いつきません。
中1の私の息子は、幸いなことに、今でこそ元気にバスケットボールをして跳んだりはねたりしていますが、彼は小さいとき病弱でした。年長さんの時には、一時入院したほどです。その時、はじめて小児病棟を体験しました。
病棟の中で、病んでいる子どもたちの姿、そして愛する病む子どもを必死で看護するパパやママ、おじいちゃんやおばあちゃんの姿を見て、・・・その姿、生き様が忘れられません。
子どもたちの健康こそが、私たちのかけがえのない幸せのはずです。私たちは、私たちの幸せを失う前に、そのことを顧みるべきです。
キエフ病院の子供たち2011-原発事故のもたらしたもの
http://www.youtube.com/watch?v=kFP-xx68q6Q&feature=player_embedded#!
これは、他人事ではないのです。このままいのちより、健康より、“カネ”を追い求め続けるならば、近い未来に私たちに起こりうる“最大不幸の現実”です。
目をそらさないで!
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