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実体ない会社株で５億円詐欺か

実体のない会社の株を売りつけて、高齢の男性から金をだまし取ろうとしたとして無職の男４人が逮捕され、警視庁は同様の手口であわせて５億円あまりをだまし取っていたとみて調べています。
逮捕されたのは東京・世田谷区の無職、中原剛容疑者（３６）や、中野区の無職佐々木健悟容疑者（３７）ら男４人です。
警視庁の調べによりますと、４人はことし４月、佐賀県に住む７２歳の男性に投資顧問会社の社員を装って電話をかけ、実体のない医療会社の名前を出して「白血病の治療に関わっている人気のある会社です。株を購入してくれれば高く買い取ります」などとうそを言って、５０万円をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いが持たれています。
警視庁は拠点となっていた都内のマンションを捜索し、携帯電話や詐欺のマニュアルなどを押収しました。
マニュアルには「自分の家族の話をして相手に安心感を与える」「相手が不安そうに感じていたら笑いながら話す」といった、電話の応対の方法が書かれていたということです。
警視庁によりますと、調べに対していずれも容疑を認めているということです。
警視庁は、株の購入資金として金を振り込ませるなどの手口で、２年近くの間にあわせておよそ５億円あまりをだまし取っていたとみて裏付けを進めています。

06月21日　20時38分

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