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放射能発言 市議除名動議可決6月21日 1時12分
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群馬県桐生市の女性議員が、インターネットのツイッターや議会の発言で、放射能汚染に関するコメントを繰り返し、公職の立場にふさわしくないなどとして、市議会で除名を求める懲罰動議が20日可決され、女性議員は失職しました。
失職したのは、群馬県の桐生市議会の庭山由紀議員(43)です。
庭山議員は、先月25日、桐生市役所の前に献血車が止まっているのを見て、インターネットのツイッターに、「放射能汚染地域に住む人の血って、欲しいですか?」というコメントを書き込んだことが波紋を呼び、桐生市議会で、このコメントについて真意を問われた際に、地元の農作物について、「放射能汚染地域で作った農作物は毒物」と発言しました。
こうした発言に対し、品位を欠き、無礼で、公職の立場にふさわしくないとして、桐生市議会に、庭山議員の除名を求める懲罰動議が提出され、20日の本会議で採決が行われました。
その結果、出席者の4分の3以上を占める18人が賛成したため、地方自治法の規定に基づいて懲罰動議は可決され、庭山議員は20日付けで失職しました。
桐生市は、国の財政負担を受けて除染を行う「汚染状況重点調査地域」に指定されていて、庭山議員は自身のブログで、「放射能は、どんなに少量でも健康に影響があるという考え方に立っている。命と健康の問題については、保守的になるべきだ」などと述べています。
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