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南相馬市に最大規模のメガソーラー
6月21日 6時11分

南相馬市に最大規模のメガソーラー
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東日本大震災の津波で被災した福島県南相馬市の沿岸部、合わせて150万平方メートルの土地に、大手電機メーカーの「東芝」が国内最大規模の太陽光発電所を建設することになりました。

太陽光発電所が建設されるのは、南相馬市の鹿島区と原町区の沿岸部の数か所の土地、合わせて150万平方メートルです。
東芝の横田岳志常務が、20日、南相馬市を訪れ、桜井勝延市長と発電所の建設に向けた協定書を取り交わしました。
計画では、津波で被害を受けて住宅の新築が禁止されている災害危険区域の土地などを市が買い上げて東芝が設立する運営会社に貸し、今年度中に建設を始めて平成26年中の発電開始を目指すとしています。
最終的な発電量は一般家庭3万世帯分にあたる10万キロワットを目標にしていて、東芝によりますと、国内の太陽光発電としては計画中のものも含めて最大規模になるということです。
南相馬市は「原子力に頼らない町づくり」を市の復興計画に掲げていて、将来的には市民生活に必要な電力をすべて再生可能エネルギーで賄いたいとしています。
協定の締結式で、桜井市長は「市民にも大きな励みとなると思う。まだまだ途中ですが復興の一歩にしたい」と話していました。

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