ニュース詳細
石巻 がれきの畳を東京へ搬出6月21日 14時59分
K10030035811_1206211709_1206211715
宮城県石巻市で震災で出たがれきのうち、内部が高温になって火災の原因になりやすい畳が優先的に処理されることになり、広域処理の受け入れ先となった東京に向けて最初の16トンが運び出されました。
宮城県石巻市は、被災地の自治体で最も多いおよそ446万トンのがれきが出ましたが、住宅などから出たのがれきは、腐ると熱を出しやすく、これからの季節は火災の原因になりやすいため優先的に処理されることになりました。
21日、広域処理の受け入れ先となった東京に向けて、最初のおよそ16トンの運び出しが行われました。
市内の仮置き場に市の委託を受けた宮城県や東京都の担当者ら20人が集まり、積まれた畳の山の放射線量が基準値以下であることを確認したうえで、ショベルカーで専用コンテナに詰め込んでいきました。作業中、畳の山が崩れると白い蒸気が立ち上るほど、内部の温度が高くなっていました。
運び出された畳は、来週月曜日には東京に到着する予定で、ことし9月までに7250トンが焼却処理されることになっています。
東京都の担当者は「がれきの火災は懸案なので、スピードをもって広域処理をしたい」と話していました。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|