2012年06月17日

小沢一郎・和子夫人の手紙とその衝撃

IMG_0933これは大変な衝撃(「週刊文春」6月21日号より)


もうこんな政治家は日本にいらない!

 いやはや大変な驚き、衝撃である。きのうある種穴埋め的な感覚もありながら書いた、週刊2誌のスクープについて、やはり小沢一郎氏夫人・和子さんの手紙というのは興味があったため、東京からの帰途近所の本屋で買い求めてさっそく読んだ。これは「たしかにスゴイ!」というところだろうか。

 写真にもあるように、一番に衝撃的なのはきのう書いたとおり、「小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました。……岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました」とする下りだろう。これだけではない。隠し子問題に対しては「本当はお前のことを好きだったわけではない。お前も地位が欲しかっただけだろう」などといった趣旨の暴言や悪態、最後は愛人に対比して「お前となら別れられるからいつでも離婚してやる」とまで言われたそうだ。かなり、長文の手紙で、そこには放射能漏れの騒動のあとまったく岩手の地元には戻らず、内々に手にいれた放射能情報をもとに、身の回りのすべての水を市販のミネラルウォーターに代えるように命令されたといった醜い様も詳細に描き出されている。一度読んでごらんになると分かるが、まさに手紙関連の記事のあとに、これを追い駆けた松田賢弥氏が別稿で後援者の言葉として表しているように、「この手紙が出たら小沢一郎はもう終わりだ」という内容なのである。

 細かく記すと、それだけで日本中の人が怒りに震えるといった内容。あの震災や放射能騒ぎのさなかに、この小沢元代表がノンビリと釣りに出かけていた様子などが一回週刊誌の記事になっていた覚えがあるが、同じような話として天皇・皇后が岩手に見舞いに入られた日に、本人は風評被害視察と称して千葉に釣り行に出かけた様が手紙には記されている。その際にも、漁協からもらった魚は捨て、その風評被害に苦しむ産地から届いた野菜に至っても鳥の餌以外は捨てさせたとか。とにかく、人間の所業とは思えませんな。

 一度、読んでみるといいと思いますよ。これを、産経新聞のようにコラムで取り上げるのか、他の大手紙の反応は詳しく読んでいないので分からないが、正面から取り上げることはまずないだろう。しかし、ここまでくると、新聞が真剣に検討・評価をしてもいいような話だという気がする(おそらくはそうならないだろうが)。

いま、私たちが気づくべきこと

 もう20年も前の政治部時代から、多少はこの政治家を知る人間として、もうかなり前からこの人の政治生命は終わっていると折に触れて書いた。しかし、まったきにそうならず、未だに今国会でも動向が注視されさもキーマンであるかのような扱いを受ける。もう、そろそろその愚かさに気がついてもいいのではないだろうか。

 消費税の導入法案もどのような末路をたどるのか、私にすぐに見通しや答えがあるわけではない。しかし、いかにも無理のある、説明不十分の国家運営であることだけは分かるような気がします。大きな決断と言えるし、一種の賭けでもあるだろう。ただし、だからこそ私らが納得のできるような展開にならないと、増税にまつわる混乱とモラルハザードが起きるだけのような気がします。もう、断末魔まで来ているのではないでしょうかねぇ〜。

 ついでと言ってはなんだが、東京での私自身の所業の報告。きのうは昼間から飲み続けいささか疲れたようだ。最後は、意識も朦朧として眠気に勝てずに討死といったところでした。普段なら「ごく愉しかった」とそれだけ表現をするところだが、愉しかったのはともかくとして、会場での古手の卒業生や学校関係者の挨拶が長すぎましたな(乾杯の音頭まで30分以上優にかかっていた)。やはり、元女子高(府立第三高女)のやることは違うという感じではありました。

 もともと無縁の集まりではあったものの、幾人かの親しかった人物と再会しその近況が分かっただけでも良しとしませう。とくに、最後まで付き合ってくれたYくんの元気さと快活さには「これから生きるエキス」をもらったような気がする。この場を借りてお礼を申し上げておきます。古くからの友人は大事にすること。これも、歳を取ってからの教訓であります。(′∀`)

mitsutomi8866 at 15:54│Comments(3)TrackBack(0)この記事をクリップ!マス・メディア 

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この記事へのコメント

1. Posted by なみお   2012年06月17日 20:04
 この方は、何を信条として政治に情熱を傾けているのか理解しかねるところがありますね。

 「数は力なり」という田中角栄の手法だけは忠実に実行し、玉石混交とも言える数だけは揃えたようですが、肝心の政治信条とか、政策に対する真面目な構築が為されていません。

 配下に従う議員たちも、先行きを考えた選挙対策だけで集まっているのでしょう。まさに国民不在の騙しのテクニック政治を見るようです。
2. Posted by I   2012年06月18日 10:40
確かにこの人も、もう終わっていますね。しかも、タイミングが悪すぎる。結局、この人が追い求めて来たのは政治家が決める政治でも、政権交代可能な政治でもなく、“政党”交代可能な政治だったのでしょう。
かつて、村山談合内閣が日本の政治の明るい可能性を消し、直後、その報いとして社会党が消えました。あの政権下で断行したのは社会党が主張してきた政策・理念ではなく、消費増税だけです。そして今回も消費増税だけを決めて民主党は消えていきます。こうしていつか来た道をまた辿り、この国は終わっていくのでしょうか。「小沢君、鳩山君どうぞ反対してください」と言っている渡部恒三の老醜と、この国の政治が重なって見えます。
ただ、今度ばかりは自民党への先祖返りをしてはいけない。じゃあ、いったいどこへ投票するのよ、と思い直し、ギリシャ国民の気持ちが少し分かるような気がします。
3. Posted by 管理人   2012年06月18日 16:58
2 自分自身の自堕落な日常のためにいささか頭の回転が悪くなっていて、まともな反応ができないことをお赦しください。

とにかくも、今度の選挙とか今の社会の枠組みを再検討するため、国民自身も試されているということではないでしょうかね。もっと怒りのエネルギーが顕在してもいいと思うし、I氏の言うように自民党の戻るのはマズイのだろうけど、かと言って維新の会ではもっと危ういのではないでしょうかね。やはり、もっともっと早く大連立を模索しないといけなかった。今更にその動きもあるようだけれど、自民党から逃げ出した人材を含めてやはり、“賢い人”が集わないと絶対にいけないと考えています。

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