光州市の姜雲太(カン・ウンテ)市長(写真)は20日午前、米国ニューヨーク州南部・ナッソー郡に建立された慰安婦追悼碑の除幕式であいさつし「日本は過去の過ちを正直に認め、元慰安婦の心を癒やす策を講じるべきだ。反倫理的な行為に注意を促すわれわれの立場を国際社会に示すため、追悼碑を建立した」と語った。
追悼碑はナッソー郡と光州市、在米韓国人団体の韓米公共政策委員会が共同で設立した。姜市長はこの日、1カ月分の給料全額を追悼碑の管理費として寄付した。
姜市長はまた、追悼碑の建立は今年5月から推進してきたと紹介。「光州市は日頃から、人類の普遍的価値となる民主・人権・平和に対する意識を高めようと努めているが、これを高く評価した韓米公共政策委員会のイ・チョルウ会長から追悼碑の建立を共同で推進しようと提案され、快諾した。(昨年10月に)ニュージャージー州に建立された追悼碑が日本人の強い撤去要請で危機に直面した中、ナッソー郡での追悼碑建立を進めてきた」と語った。光州市は、都市としては初めて人権憲章を制定したのに続き、日常で実践すべき人権指標と人権指数を国連機関と共同で開発している。