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石巻市長、北九州市のがれき受け入れに謝意
九州では初めて、北九州市・北橋健治市長が20日、東日本大震災で発生した宮城・石巻市のがれきの受け入れを正式に表明した。石巻市長は北橋市長に謝意を伝えたという。
北九州市議会は今年3月、がれき受け入れを求める決議を全会一致で採択し、市で検討を続けてきた。北橋市長は20日、受け入れ表明の中で、先月のがれきの試験焼却の結果や専門家を含めた検討会議の結果から、安全性に問題はないと話した。また、市民向けの説明会で北橋市長が直接受け入れの必要性などを説明し、一定の理解を得られたとしている。議場では20日、反対派が抗議を行い、一時騒然となったが、北橋市長は約15分の時間を割いて、がれき受け入れへの理解を求めた。
北九州市のがれき受け入れ正式発表を受けて、石巻市・亀山紘市長は早速、北橋市長と電話で話し、感謝の言葉を伝えたという。亀山市長は「反対意見もあり、(北橋市長は)厳しい決断をすることになったと思う。正式表明まで大変ご苦労をおかけした」と話した。
また、宮城・村井嘉浩県知事は「北九州市の受け入れで、“一定量を受け入れていただくことになった”と説明して、他の地域でも広域処理が進むよう努力していきたい」と話した。
北九州市は、議会の議決を経た後、早ければ8月にも石巻市のがれきを受け入れる方針。
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