福岡・北九州市、「震災がれき」広域処理受け入れを正式表明
福岡・北九州市は、東日本大震災の震災がれきの広域処理を受け入れることを20日、正式に表明した。九州の自治体による受け入れの表明は、これが初めてとなる。
北九州市の北橋健治市長は「全ての北九州市民の安全、安心を守りながら、震災がれきの処理を行うことができると、確信をいたしております」と述べた。
北九州市の北橋市長は、20日の市議会本会議で、宮城・石巻市の震災がれきを受け入れることを表明した。
受け入れ決定の理由について、北橋市長は、2012年5月の試験焼却で、安全性が確認されたためとしている。
震災がれきの受け入れ表明は、九州の自治体では初めてで、北九州市は、8月にも受け入れを開始し、2014年までにおよそ7万トンを焼却処理する計画。
20日の本会議では、傍聴席で大声を上げた反対派が、議長に退場を命じられるなど、混乱する場面も見られた。