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【社会】

欧州の街並み 鉄道模型が疾走 みなとみらいで公開

2012年6月21日 11時00分

ヨーロッパの鉄道の風景をモデルにした模型=横浜市西区で

写真

 鉄道関連品の収集家、原信太郎さん(93)=兵庫県芦屋市=が自作したり、世界中で収集したりした鉄道車両の模型などを展示する「原鉄道模型博物館」が7月10日、横浜市のみなとみらい21地区(MM)の「横浜三井ビルディング」(横浜市西区高島1)2階にオープンする。運営する三井不動産が20日、報道陣に博物館を公開した。原さんのコレクションが走る巨大なジオラマが見どころだ。 (荒井六貴)

 三井不動産によると、原さんのコレクションは商業施設などで臨時的に展示したことはあるが、常設展示は初めてという。

 博物館館長は原さんが務める。この日、原さんの次男で副館長の健人さん(57)は「父は子どもがそのまま大きくなった感じで、情熱を忘れていない」とあいさつした。

 約千七百平方メートルのフロアに「高速機関車」や「昭和の蒸気機関車」などをテーマに約千車両の模型のほか、東海道新幹線が開業したときの一番列車の切符のレプリカなど関連品も並べられている。

 また、鉄道模型が走るジオラマを二カ所に設置した。ヨーロッパを表現したジオラマ(約三百十平方メートル)は、フランスのリヨン駅をモデルにした建物も。三十分に一回、原さんの鉄道模型が走行する。

 横浜の街並みを再現したジオラマは、現在の桜木町駅や中華街のほか、一八七二年の鉄道開業当時の旧横浜駅や馬車道周辺などを再現した。博物館は午前十一時〜午後六時。入場料は大人千円、中高生七百円、四歳以上の子どもが五百円。定休日は原則火曜日。

(東京新聞)

 

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