上杉隆の東京脱力メールマガジン 殿堂 まぐポイント

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【著者紹介】 上杉隆

元ジャーナリスト(無所属/内閣総理大臣非公認): 1968年福岡県生まれ、東京都育ち、のち放浪。ホテル、テレビ、衆議院議員事務所、米紙東京支局等を経て、2002年よりジャーナリストとして活動。同年「第8回雑誌ジャーナリズム賞企画賞」受賞後、「4D政策」。2003年、全日本パブリックゴルフ選手権予選落ち、北朝鮮入国、イラクは失敗。2004年、入院@パリ&東京、リハビリ@山梨&軽井沢。2005年より「Stoic & Luxury」を標榜し、本ブログを開始。「東京脱力新聞」「週刊東京脱力」「東京脱力新聞2.0」を経て、2009年「Stoic & Luxury」の新境地へ。

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Vol.128
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          上杉隆の東京脱力メールマガジン          

          『東電事故報告書を検証してみた 』       

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昨夜(6月20日)、東京電力事故調査委員会の最終報告書が公表された。

別紙を除いて352ページ。決して少なくない分量だが、問題は量ではなくその
中身だ。あの3月、散々ひどい対応を見せつけられたジャーナリスト(当時)
のひとりとしては多くは期待していない。

組織防衛と責任逃れに終始し、少なくとも私には、あの3月、東電上層部が真
摯に情報公開に応じようとする姿勢をみせたという記憶は一度もなかった。

当時、一緒に会見に参加していた木野龍逸さんや七尾功さんの意見はまだ聞い
ていないが、きっと同じようなものだろう。また、あと少しだけ日隅一雄さん
が生きていれば、この報告書の感想を聞けたと思うとそれが何より残念でなら
ない。

一年以上前(2011年4月17日)、最初の事故工程表の発表された日、ざっと目
を通しただけで「これは工程表ではなく、願望表です」と喝破した日隅さんな
らば、きっと今回の報告書にも適切な評価を下すことができたはずだ。

ちなみに私自身は、昨年の4月には事実上、東電会見から離脱している。だか
ら、その後の会見に参加し続けている木野さんやおしどりのマコ・ケンさんが
するかもしれない評価には到底及ばないと最初から宣言しよう。

しかし、繰り返すが、あの3月、あのうんざりするような記者会見に参加し続
けた者としては、冒頭に記した予断を排しながら、なんらかの評価・反応をす
るのが義務であり、ひとりのジャーナリスト(元)としての責任だと考えてい
る。

とはいえ、今回は発表直後ということもあり、そのすべてを検証することはで
きない。ということで、まずは概要について、私なりの評価を加えたいと思う。

報告書の概要版はA4版で38ページ、17項目から構成される。ざっと流し読みし
た段階だが、すでに納得のいかない点がいくつかある。そうした疑問点をまず
は指摘していこう。(〈 〉内が引用、末尾に概要報告書ページ数を記載)

http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu12_j/images/120620j0301.pdf

〈その後,史上稀に見る大きな津波により,福島第一では,多くの電源盤が被
水・浸水するとともに,6号機を除いて非常用D/Gが停止し,全交流電源を
喪失,交流電源を用いる全ての冷却機能が失われた〉(P1)

確かに報告書では貞観地震には触れられているものの、〈史上稀に見る大きな
津波〉で片づけていいものか。次に引用するように、そもそも津波の高さでは
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  • 2012/05/26  上杉隆の東京脱力メールマガジン Vol124『再考・朝まで生テレビと日本のタブー 』
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