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小沢氏裁判 控訴趣意書を提出6月21日 1時12分
民主党の小沢元代表の政治資金を巡る事件の裁判で、1審の無罪判決を不服として控訴した検察官役の指定弁護士は、2審を始めるために必要な「控訴趣意書」という書面を、東京高等裁判所に提出しました。
民主党の小沢一郎元代表(70)は、収支報告書にうその記載をしたとして、強制的に起訴され、東京地方裁判所はことし4月に無罪を言い渡しています。
検察官役の指定弁護士は、この判決を不服として控訴していますが、2審の審理を始めるのに必要な詳しい控訴の理由を書いた「控訴趣意書」という書面を、20日東京高等裁判所に提出しました。
書面では、「1審は、本人が元秘書から報告を受けずに、うその記載だと知らなかった可能性があると判断したが、実際には認識していたはずで、判決は、事実関係に誤りがある」などと主張しています。
元代表の弁護団は「1審の裁判などで事実関係は明らかになっており、控訴は非常に遺憾だ」と話していて、今後提出する「答弁書」で、控訴を退けるよう求めることにしています。
この2審では、本人が法廷に来る義務はありませんが、関係者によりますと、小沢元代表はみずから出廷する意向だということです。
2審の審理は早ければ秋にも始まると見られます。
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