つなぐ 希望の木
災難を乗り越えてきた木々を、都内に訪ねた。
【社会】「2位じゃダメなんですか」で注目 スパコン京 首位転落世界最高性能を誇っていた理化学研究所と富士通のスーパーコンピューター「京(けい)」(神戸市)が、六月時点の最新の世界ランキングで、米国のスパコンに抜かれ二位に転落した。計算速度を比べる専門家のプロジェクト「TOP500」が十八日、発表した。 京は昨年六、十一月に発表された前回までのランキングで二回連続して首位だった。 最新のランキングでは、京の計算速度は前回と同じ毎秒一京五百十兆回(京は兆の一万倍)。一位となった米エネルギー省などの「セコイア」は、同一京六千三百二十四兆回で大きく引き離された。三、四位には米国とドイツのスパコンが新たにランク入りし、前回二位の中国の「天河1A」は五位に後退した。 京は、世界で初めて毎秒一京回を超える計算速度を達成したスパコン。二〇〇九年の政府の事業仕分けで、蓮舫参院議員から「二位じゃ駄目なんでしょうか」と問題視され話題になった。 六月末に完成し、九月末から本格運用を始める予定で、京クラスのスパコンの運用は世界初となる。 理化学研究所の野依良治理事長は「先行する優位性を生かして、産業界にも活用してもらい、貴重な成果を創出してほしい」とのコメントを発表した。 <スパコン「京」> 2006年に政府の主導で開発が始まった次世代スーパーコンピューター。ことし6月末に完成、9月末から本格運用を予定する。約100個の中央演算処理装置(CPU)が入った冷蔵庫大の計算機864台で構成され、計算速度は毎秒1京回(京は兆の1万倍)を超える。開発費は約1110億円。 PR情報
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