福知山市内で、全身ピンク色のバッタ(クビキリギス)が見つかった。堀の農業、大西章さん(81)が、田んぼで稲刈り作業中に偶然見つけたもので、緑や茶色のバッタはよく目にするが、ピンク色は初めてとあって、自宅で飼育ケースに入れて大切に育てている。
12日午後3時ごろ、稲刈り作業中に一服した際、稲の間にいるピンク色の昆虫が目に留まった。そばに近づくとバッタだと分かり、「珍しいので家族に見せたい」と思い、両手でそっと捕まえて持ち帰った。
その後、飼育ケースの中に稲や草を入れて玄関に置き、観察を続けている。
大西さんは「捕まえたときより一回り大きく、体長は現在5センチ余りになりました。自宅の敷地内にもよく緑色のバッタがいますが、ピンク色はとてもおしゃれな感じがします。欲しい方があれば差し上げます」と話している。
生きた昆虫の展示種類数が西日本一という、広島市森林公園こんちゅう館によると「もともとバッタはピンクの色素を持っています。一般的な緑や茶色のバッタでもよく観察すると、ピンク色の部分が見られるものがいる。全体がピンク色のものもまれに存在します」という。
写真=田んぼで捕獲されたピンク色のバッタ
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