DVDリッピング違法化:著作権法改正が衆院で可決
なお、現在流通している大半の音楽CDのようにコピーコントロールなどの技術的保護手段がとられていない音楽CDのリッピング/私的複製は、今後も規制されない。
また、採決直前に提出された自民・公明両党の修正案には、違法にアップロードされた音声・映像をそれと知りながらダウンロードする行為を2年以下の懲役または200万円以下の罰金に処するという内容を追加するもの。違法ダウンロード自体は2010年1月1日から施行された著作権法改正によりすでに違法とされていたが、これまでは罰則規定はなかった。
改正案には上記のほか、写真撮影等の対象として写り込んだ著作物などに関する権利の制限、国立国会図書館のデジタル化資料の公立図書館等へのインターネット送信を可能とすること、公文書等の管理に関する法律に基づく利用の規定の整備などが含まれている。