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津波で漂着の浮き桟橋 解体へ6月20日 13時36分
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東日本大震災の津波で、青森県から流された浮き桟橋が漂着したアメリカ・オレゴン州は、浮き桟橋の再利用を模索していましたが、輸送費用が高額で引き受ける自治体が現れなかったことなどから、浮き桟橋を現場で解体して処分することを決めました。
アメリカ・オレゴン州の海岸には、今月4日、震災の津波によって青森県の三沢漁港から流された長さ20メートルのコンクリート製の浮き桟橋が漂着しました。
青森県が返還を望まなかったため、オレゴン州は浮き桟橋を再利用する方向で検討し、州内の自治体に引き受けを呼びかけていました。
しかし、輸送費用が高ければ日本円にして5600万円にも上ることなどから、応じる自治体がありませんでした。
さらに、浮き桟橋には日本からの外来生物が付着している可能性があることから、再利用すれば地元の生態系に影響を及ぼすおそれがあるとして、結局、オレゴン州は再利用を断念し、現場で解体して処分することを決めました。
処分費用は680万円になる見通しで、州が全額負担します。
アメリカやカナダには、震災の津波によるがれきが、今後さらに多く漂着することが予想されていて、その処分費用が問題となっています。
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