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米韓 サイバー攻撃対策協議へ
6月15日 8時53分

米韓 サイバー攻撃対策協議へ
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アメリカと韓国の外務・防衛の閣僚がワシントンで協議を行い、サイバー攻撃対策のための新たな協議を立ち上げることを明らかにし、北朝鮮によるサイバー攻撃が現実的な脅威となりつつあるなか、これに対抗する能力を高めていく考えを強調しました。

アメリカのクリントン国務長官とパネッタ国防長官、それに韓国のキム・ソンファン外交通商相とキム・グァンジン国防相は、外務・防衛の閣僚協議を14日、ワシントンで開きました。
協議のあとの記者会見で、クリントン国務長官は「サイバー攻撃の脅威から両国の政府や軍、公共機関を守る能力を高めていく」と述べ、米韓両国でサイバー攻撃対策を強化するための新たな協議を立ち上げることを明らかにしました。また、パネッタ国防長官も、米韓合同軍事演習でサイバー攻撃を想定した訓練を取り入れることを明らかにしました。
背景には、韓国で先月、北朝鮮が発信したとされる妨害電波によって航空機のGPS機能に障害が出る問題が起きるなど、サイバー攻撃が現実的な脅威となりつつあるなか、これに対抗する能力を高めていくねらいがあるものとみられます。
パネッタ国防長官は、さらに「米韓に日本を加えた3か国の連携を強化しなければならない」と述べ、北朝鮮が挑発行為に出ないよう、日米韓3か国で結束して強くけん制していく姿勢を鮮明にしました。

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