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2012年6月20日14時8分

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大飯原発3・4号機、水位低下示す警報 13時間後発表

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写真:記者会見で発表の遅れについて謝罪する経済産業省原子力安全・保安院の森下泰・若狭地域統括管理官(中央)=20日午前11時すぎ、福井県おおい町成和、堀川敬部撮影拡大記者会見で発表の遅れについて謝罪する経済産業省原子力安全・保安院の森下泰・若狭地域統括管理官(中央)=20日午前11時すぎ、福井県おおい町成和、堀川敬部撮影

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)で19日夜、冷却水タンクの水位低下を示す警報が鳴ったが、関電は「法令に触れるトラブルではなく、通常なら発表する事象ではない」などとすぐ発表せず、記者会見したのは約13時間後の20日午前11時だった。

 国は16日から大飯オフサイトセンターで経済産業副大臣を責任者とする「特別な監視体制」を敷いている。経済産業省原子力安全・保安院も3、4号機の中央制御室に保安検査官らを常駐させている。

 保安院によると、警報が鳴ってすぐ現場の「特別監視体制チーム」と関電から、警報鳴動の連絡があった。保安検査官らが現場を確認し、機器に異常はなかったという。関電の発表は警報鳴動から約13時間後。関電は「(発表については)福井県と国と協議した」と説明。現地のオフサイトセンターで会見した保安院の森下泰・若狭地域統括管理官は「牧野聖修副大臣から、国民が知りたがっている情報は速やかに提供するよう指示されていたが、私の判断ミスだった」と頭を下げた。

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