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ハンセン病療養所に被災者招待
6月20日 5時20分

ハンセン病療養所に被災者招待
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岡山県にある国立ハンセン病療養所で、来月、原発事故で避難している福島県の被災者を招いて、療養所の入所者との交流会が開かれることになりました。

全国13か所にある国立ハンセン病療養所では、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、福島の人たちにゆっくりと過ごしてもらおうと療養所の空き部屋を提供する準備を進めてきました。
このうち岡山県瀬戸内市にある邑久光明園で初めて来月26日から9日間、福島の人たちが招かれることになりました。
招かれるのは、町の全域が警戒区域に指定されている福島県富岡町など、福島県内に住んでいた3家族12人です。
家族たちは期間中、療養所を見学したり入所者と交流したりするほか、療養所で年に1度開かれている夏祭りに参加するということです。
交流会の実行委員会では、「ハンセン病の元患者と福島の被災者は、立場は違うもののお互いにいわれのない差別を受けるなど共通の苦しみを抱えている。それぞれの立場を超えた交流にしていきたい」と話しています。

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