ご挨拶
1914年生まれの私は73歳になって公職から開放され、自由な時間ができましたので、趣味として木目込み人形を始めました。100体以上も作りましたが、ただ型にはまっているようで、何となく飽きが来た頃、82歳になって、ひよんなことからステンドグラスの制作を楽しむようになりました。やり出してみたら、少しは自分らしさも出せるようになり、すっかりはまり込むことになりました。そして人形とガラスの作品が溜まってきましたので、2002年6月の誕生日の機会に、富山で「柳田友道米寿記念作品展」と銘打って個展を開催しました。 それより前、記念すべき紀元2000年、ミレニアムの正月、86歳の年寄りとしては一念発起、インターネットに手を染めることを決し、いろいろな方々のご指導を得て四苦八苦のあげく、まず私の趣味の作品の写真をホームページに展示するところまで漕ぎ着けました。確かその頃流行り出したデジカメを手にしたのもその前後でした。 そして2001年2月、新しい世紀に入った折に、これまでの趣味の作品展示に加えて、私が現役時代長年つきあってきました微生物の世界に、少しでも多くの方々が関心を寄せていただきたいとの気持ちを込めて、「身近かな微生物の話」を少しずつ書き足していくことにしました。やがて2002年4月にはその微生物の話も予定していた内容をおおむねカバーすることができました。その後は趣味の作品展示や微生物の話については、それぞれ新作が出来上がったり、新知見などを入手するたびに、書き換えていくことにしました。 私としましては、この微生物の話に興味を示される方はもちろん、子供達の学校教育現場、あるいは大学生の勉学の参考にでもなれば幸いと考えております.。なお2003年3月から気の向くままに私の日頃考えていることを「エッセイ」として書き添えることとし、私の自分史なども交えながら少しづつ書いていくこととしました。 とにかく年寄りにとって、こうして何か手を動かしていることは、ボケ防止につながることは勿論、こんなお遊びは冥土の土産にはもってこいだと思っています。お年を召してこられた方々、貴方も手が空いてきたら、是非何か趣味をもたれることをお勧めしたいと思います。 最後に私の拙いホームページにアクセスして下さった方々に対して、心から御礼申し上げる次第でございます。 柳 田 友 道 記す |