女ドラゴン10年ぶり復活
2012年06月19日 18時00分
この「女ドラゴンと怒りの未亡人軍団」は世界的なスター、ジャッキー・チェンが製作を務め、中国では三国志や水滸伝に並ぶほど有名な物語「楊家将演義」の一部を映画化したもの。物語に登場する武家の名門楊家の次男の妻・楊二娘という重要な役を演じた大島は「アクションの詰まったエンディングは特に注目してほしい。この映画で中国映画というものを知ってもらえれば」と力を込めた。
大島は国際的女性アクションスターとして香港、フィリピンの映画などを中心に活躍し、数々の映画で主役を務めたが、膝の靭帯断裂をきっかけに一時は第一線を退いた。今作は約10年ぶりの復帰作となる。
同作のフランキー・チャン監督から直接電話でラブコールを受け「今のうちに後輩にアクションを見せておきたい」と出演を決断。実際のロケは想像を超える過酷さだった。
「内モンゴルはマイナス20度の極寒で、まつげが凍るほどだった。せりふの北京語を相当勉強しなければならず、若干(オファーを受けたことを)後悔しました」。大島は久し振りの映画出演を苦笑いしながら振り返った。