DeNAお粗末な「ラミレス激怒事件」
2012年06月20日 12時00分
DeNAで何ともお粗末な「ラミレス激怒事件」が起こっていた。
17日のソフトバンク戦(ヤフー)の試合前、アレックス・ラミレス外野手(37)は不機嫌そのものだった。打撃練習後、普段は気さくに取材に応じるところを「載らないコメントを聞いても仕方ないでしょ」とヘソを曲げたのだ。
ラミレスは前日16日の同カードで1回に決勝点となる左翼線適時二塁打を放った。これが民放テレビ局の速報サイトで「交流戦単独トップの通算176打点」と報じられ、球団公式ホームページでスタッフが執筆するリポートには「この1打点が交流戦歴代トップとなる通算176打点目」と誰かと競っているかのように掲載された。
だが実際にはラミレスは2位の金本(阪神)の135点を41点も引き離していた。球団スタッフによる民放サイトの誤引用によるミスで、これにラミレスが「もともと、交流戦の打点は自分が歴代単独1位」とヘソを曲げた。単なるケアレスミスとはいえ、自分の記録にとことんこだわるラミレスにとって球団の公式でも勘違いされたことは納得いかなかった。関係者を通じて「キチンと記録を調べてほしい」と不満をぶちまけたのだ。
球団のミスで主砲の機嫌を損ねてしまったことは、今後のチーム成績にも影響しかねない。