原監督、女性問題で1億円支払っていた

 女性問題で1億円を支払った巨人・原監督
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 女性問題で1億円を支払った巨人・原監督

 巨人は20日、東京・大手町の球団事務所で、21日発売の週刊文春(6月28日号)に、「原監督が元暴力団員に1億円支払っていた」との見出しを付けた記事が掲載されることを明かし、事実と異なるとした上で、名誉毀損による損害賠償請求訴訟を速やかに起こすと発表した。

 記事によると、原監督は2006年8月、プロ野球のある球団と関係のある者と名乗る男から「野球界がだめになる大事な話がある」と電話を受け、面会に応じた。約束の場所に出向くと、2人の男がおり、ある女性の日記のコピーを示したという。

 それは1988年頃の原監督(当時は選手)との関係が書かれており、他に2人の巨人選手の名前もあった。男は「これが表にでないようにする。私に任せなさい。ただし、金がいる」と、1億円を要求した。

 原監督はゆすられていると思ったが、日記に他の2選手が、この時どちらも巨人のコーチを務めていることから、表ざたになることを防ごうと1億円の支払いに応じたという。

 球団は、原監督は脅された被害者であり、反社会的勢力に対し、違法、不当な資金供与をしたのではない。また、2人組が「野球界の人間」と話しており、反社会勢力であるとは思わなかった。さらに、球団が警視庁に問い合わせた結果、2人組は元暴力団員ではないと確認したという。

 原監督は球団を通じて「私個人の不徳の致すところであり、浅はかなことをしたと思っています。たくさんの選手を指導するプロ野球の監督という立場にある人間として、深く反省しています」などとコメントをした。

 球団は名誉棄損訴訟を起こすことを決めたが、球団史上例を見ないスキャンダルに激震は必至。交流戦で優勝し、リーグ戦再開に臨もうとする矢先、巨人に大問題が持ち上がった。

 巨人と原監督は、これら一連の暴露報道の裏側に、係争中の清武前GMの存在があるとし、原監督は「清武さんへ」と題する文書も併せて発表した。

(2012年6月20日)

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