兵庫労連などでつくる「原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会」は16日、神戸・元町で、政府の関西電力大飯原発3、4号機再稼働決定に抗議する街頭宣伝を実施した。
組合員ら17人がプラカードを掲げてチラシを配り、再稼働の撤回を求める署名を募った。同労連の津川知久議長は「福島第1原発の事故原因を究明できておらず、政府が自ら作った暫定的な安全基準すらクリアできていない。再稼働は断じて容認できない」などと訴えた。
署名に応じた神戸市東灘区の女性(71)は「事故で琵琶湖が汚染されたら大変なこと。政府の判断は私たちの思いとかけ離れている」と批判。淡路市の男性(62)は「政府の対応は再稼働ありきで、国民の生活や安全を考えていない」と語気を強めた。
17日には、自治労兵庫県本部などでつくる「さようなら原発1000万人アクション兵庫県実行委員会」が神戸・三宮で、原発再稼働に反対する緊急抗議集会を開く。(足立 聡)
(2012/06/16 18:52)
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