19日午後5時20分ごろ、大阪府藤井寺市藤井寺3丁目のマンションで、6階の一室に住む無職市口佳葉さん(28)から、「子どもが6階の窓から落ちた」と119番通報があった。府警によると、生後11カ月の長男陽琉(はる)ちゃんがマンション敷地内の地面に倒れており、病院に搬送されたが、約6時間後に死亡が確認された。羽曳野署が経緯を調べている。
署によると、市口さん方は会社員の夫(27)と佳葉さん、陽琉ちゃんの3人暮らし。転落時、夫は仕事で不在だった。陽琉ちゃんは居間にある床からの高さ約70センチの出窓から転落したという。出窓の網戸が破れていた。約15メートル下のフェンスにぶつかって、地面に落ちたとみられる。佳葉さんは署に「出窓の下にソファを置いており、3日前にも子どもがよじ登って危ないと思っていた」と話しているという。