参院法務委員会は19日、陸山会事件を巡る検事の虚偽捜査報告書作成問題について審議した。小川敏夫前法相が出席し、後任の滝実法相に対し「検察は国民の信頼を失っており、検察改革に期待したい」と指摘。法務省の稲田伸夫刑事局長は「捜査報告書が正確に記載されていないのは事実」としたうえで「事実関係は検察当局の捜査と調査を待って公表したい」と答弁した。
小川前法相がこの問題について公の場で発言するのは今月4日の退任記者会見以来、初めて。
退任記者会見では、問題の報告書を作成した当時東京地検特捜部の田代政弘検事(45)=現・法務総合研究所教官=らの不起訴方針を固めていた検察当局の捜査に対して指揮権発動を検討し、野田佳彦首相に相談していたことを明らかにした。
田代検事が虚偽記載の理由を「以前の取り調べ内容と記憶が混同した」と説明していることについては「客観的証拠を見れば、記憶違いじゃないと誰しも思う」と指摘した。
一方、野田首相は12日の衆院予算委員会で「個別の事案についての指揮権の話を(小川氏と)具体的にした記憶はない」と述べている。
小川敏夫、滝実、野田佳彦
日経平均(円) | 8,728.14 | +72.27 | 20日 13:03 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 12,837.33 | +95.51 | 19日 16:30 |
英FTSE100 | 5,586.31 | +95.22 | 19日 16:35 |
ドル/円 | 78.84 - .88 | -0.05円高 | 20日 12:43 |
ユーロ/円 | 99.92 - .96 | +0.57円安 | 20日 12:43 |
長期金利(%) | 0.815 | +0.005 | 20日 12:53 |
NY原油(ドル) | 84.03 | +0.76 | 19日 終値 |
各種サービスの説明をご覧ください。