「忠犬ハチ公」で有名な秋田犬が、犬好きで知られるプーチン・ロシア大統領の愛犬に仲間入りする。メキシコで開かれている主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせた18日(日本時間19日)の日ロ首脳会談で、野田佳彦首相が贈呈を切り出し、愛犬家の大統領が快諾した。
今春のロシア大統領選の前後、秋田県が外務省を通じて働きかけていた。
外務省から連絡を受けて会見した県によると、贈られる秋田犬は4月24日に生まれた赤毛の雌。体重は6キロほどだが、成犬になると25〜30キロになる。ロシアの大統領府や検疫機関との事前調整を経て、8月以降にロシアに渡る予定だ。
プーチン氏は、黒のラブラドルレトリバー「コニー」を公式行事に同行させている。首相時代の2010年にはブルガリアからシェパードを贈られている。