民主党は党分裂の様相。
昨夜の合同会議でも、前原政調会長を羽交い締めした一年生議員もいたようで、すでに政党の体をなしていない。
現場にいた記者から電話が入ったが、「この党は終わってる。さっさと賛成票投じて早く離党したい」とまで語る反小沢系議員もいるという。
まさに断末魔。
果たして明日採決できるのだろうか?
もしそれができないというなら、われわれとの協議そのものが反故にされることになり、内閣不信任なり、問責を出すだけだ。
ここは、自民党はもう後ろに退いてはだめだ。
さらに、民主党は禁じ手を使ってきた。
小選挙区5削減、比例40削減の定数削減だが、連用制の一部導入という複雑な案だ。
中小政党に有利になる案だが、35議席に関しては小選挙区で多く獲得した政党に振り分けられるのではなく、少ない票の政党に議席を与える不思議な制度。
自公分断という民主党の魂胆がありありだが、本気でだしているとは思えない。
もし本気だとするならば、短絡、明け透け、民主党を解党してもよいとヤケになっている証左だ。
なぜならば、民主党案は第三極を利するだけだから。
この先、景気条項があるゆえに、総選挙の争点は法案が通っても、増税vs反増税となる。
だったら、はじめから消費税の是非について国民に信を問えば良かったのだ。
そうすれば、自民党は公約を堂々と訴え、国民によって選ばれた議員、政党で枠組みをつくることができたはずだ。