<南アW杯>2得点1アシストでW杯ベスト16の原動力となった日本代表MF本田圭佑(24=CSKAモスクワ)は、誰もが認める「日本のエース」となった。そこで日本中の視線を一身に集める国民的ヒーローの伝説の数々を一挙大公開する。
【金髪の真相】
本田のトレードマークとなったのが金髪だ。VVV(オランダ)に移籍してから髪を金色にしており、あこがれの存在である元日本代表MF中田英寿氏 (33)の影響ともいわれる。実際に中田氏と同じドイツ在住の日本人理容師に担当してもらっていた。
だが北京五輪代表で本田を指導したJ1湘南の反町康治監督(46)は中田氏の影響を否定。「(本田は)外国人になりたいそうだ。それで金髪。まあ、メンタル面は完全に外国人だけど…」と真相を明かしている。
【グラサン裏話】
1日に南アフリカから帰国した本田は、サングランスでクールに決め、関西国際空港に降り立った。イレブンからは「カッコつけ過ぎ」と評判は今ひとつだったが、中田氏もサングラスを手放さなかった。これもカメラのフラッシュで目を悪くしないための配慮だったようだ。そんな中で「(サングラスを)売り出したいメーカー側が本田にかけさせたもの」と商業戦略的な意味があったとも指摘されている。
【卓球の鬼】
W杯期間中のオフの日は、長友佑都(23=FC東京)らとともにパターゴルフに熱中した。ただ本田は大の負けず嫌い。自分が勝つまでパターを放さなかったという。卓球も同じ。代表チームでは田中マルクス闘莉王(29)が“初代卓球チャンピオン”として君臨するが、本田は負けても負けても、勝つまではゲームをやめなかった。イレブンによれば「圭佑の闘争心は卓球のおかげでさらに燃え上がった」。
【ギャラ急騰】
大ブレークの結果、テレビなどの出演料も一気に高騰した。通常は1回で10万~20万円と言われているが、現在は「100万円から」と破格のアップだ。CMなどの契約金も、これまでの3000万円から最高ランクの1億円に跳ね上がった。またスパイクメーカーとの契約も現在は2000万円だが、今後は「億から始まる」ことになるという。タレントとしての価値はまさにうなぎのぼりだ。(金額は推定)
【背番号変更】
MF中村俊輔(32=横浜M)の代表引退表明により、日本代表では栄光の「10」が空き番となる。現在18番の本田が継承することが確実視されているが、周囲からは中田氏の付けていた「7」を推す声も多い。
【スパイクがバカ売れ】
本田にはチェルシー(イングランド)、バレンシア、バルセロナ(ともにスペイン)など欧州のビッグクラブが熱視線を注いでいる。各クラブを夢中にさせているのは、もちろん必殺の無回転FK。デンマーク戦で鮮やかな一発を決めて世界を驚かせたが、本田の愛用するスパイクは「無回転が蹴れるようになる」との評判を呼び爆発的な売り上げを記録した。
契約するミズノの「イグニスタ」は当初の販売目標は5000足だった。それが既に7万足を突破。さらに緊急追加生産に入り、10万足に目標を上方修正している。
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