'12/6/20
清流線利用増へ駅名変更
岩国市の第三セクター錦川鉄道は19日、山陽新幹線新岩国駅に近い錦川清流線の御庄駅を「清流新岩国駅」に名称変更する方針を明らかにした。新幹線利用客や錦帯橋を訪れた観光客に駅名をPRしし、清流線の利用促進を図る。この日の株主総会で承認された。
御庄駅は新岩国駅と連絡通路で結ばれ、徒歩約5分。山陽線や岩徳線の走るJR岩国駅へのアクセスを担っているが、今後は新岩国駅などから錦町方面への清流線利用もアピールしようと駅名変更を検討していた。社内でリストアップした6つの候補をこの日の株主総会で提案、新幹線駅名と親和性のある「清流新岩国」に決めた。
沿線住民でつくる「錦川清流線を育てる会」の20日の総会で報告し、来年3月のダイヤ改正に伴い変更する予定。
清水晃一社長は「岩国錦帯橋空港(愛称)の年度内開港で観光客の増加が見込める。清流線の利用促進に力を入れたい」と話している。
【写真説明】「清流新岩国」に駅名の変更を予定している錦川清流線の御庄駅。階段(中央奥)を下りると新幹線新岩国駅の連絡通路に接続する