どうしても僕のことを「デマ野郎」にしなければ、
今まで否定してきた整合性が取れなくなるため、
オッサンたちが何でもかんでもカラんできますが、
どこまで理解していただけないのでしょうか。
今日もガイドラインです。
■ 内部被曝の考え方について。
『チダイズム』では、たとえ1ベクレルであっても
セシウムが入っているとわかっているものは、
食べないことをオススメしています。
放射性物質は、食べ物ではありませんし、
昨日も言いましたが、メリットが何もありません。
例えば、合成保存料のような化学的な物質には、
「賞味期限を長くする」という効果があります。
飛行機や車と同様、人々は「賞味期限が長く
なったら便利だ」ということで受け入れており、
それでも合成保存料を食べたくないという人は、
パッケージの裏を見て、買うのを避けてきました。
最近は、こういったケミカルなものを嫌う奥様が
増えてきたこともあり、パッケージに「保存料や
着色料は使っていません」と書いてあるものも
たくさん売られています。
一方、放射性物質には、どんなメリットが
あるのかと言ったら、まったくメリットがない。
おいしそうな色にしてくれるわけでもなければ、
賞味期限を長くしてくれるわけでもありません。
ただ体に悪いというだけです。
しかも、セシウムはガンマ線とベータ線という
2種類の放射線を出します。僕たちが検査の時、
「これは○○ベクレルです」と言っているのは、
ガンマ線だけの数値。
内部被曝の時に恐ろしいのは、
実は、ベータ線の方なんです!
放射線には、さまざまな種類があります。
レントゲンの時に使うX線は聞いたことがあると
思いますが、内部被曝の時に考えるべきなのは、
アルファ線、ベータ線、ガンマ線という3つです。
このうち、最も遠くまで飛ぶのは、「ガンマ線」。
だから、ガイガーカウンターや食品に含まれる
放射線を検査する時には、ガンマ線を調べます。
「ベータ線」というのは、あまり長くまで放射線を
出しません。その代わりに、猛烈なエネルギーを
出しており、人体に影響を受けた時は深刻です。
野球で言うと、外野からボールを投げるのが
「ガンマ線」だとすれば、ピッチャーマウンドから
投げる剛速球が「ベータ線」と言うべきでしょうか。
デッドボールを受けた時、どちらが痛いのかを
考えていただいたら、わかると思います。
サッカーで言うと、キーパーが遠くに蹴るのが
「ガンマ線」だとすると、PKが「ベータ線」です。
顔面にボールがぶつかった時、どちらが受ける
衝撃が大きいかを考えてみてください。
今回の福島第一原発事故でも、猛烈な汚染水に
足をつけて作業してしまった作業員がいましたが、
「ベータ線熱傷」というヤケドのような症状を負い、
救急車で運ばれました。
ベータ線の破壊力は、とにかく凄まじいもので、
細胞の組織をあっという間に殺し、ヤケドのように
なってしまった所は、人間の修復能力が効かず、
壊死してしまうため、切断するしかありません。
セシウムやストロンチウムの厄介なところは、
脅威的な破壊力を持つ「ベータ線」を出すのに、
そんなことを言ったら、まるで危険みたいなので、
まったく触れられずにいるというところなのです。
キリッとした顔で、「シーベルトに換算すれば、
まったく無視できる量だ!」と言っている人も
いるのですが、ベータ崩壊のエネルギーは無視。
これは過小評価です。
「科学!科学!」と言うなら、なぜセシウムの
「ベータ線を出す!」という最も厄介な性質を
無視できるのでしょう? バカだからでしょうか?
ガンマ線のみで、シーベルト換算してドヤ顔!
こんな人が、「俺の科学は正しい!」と言って、
「おい、このデマ野郎!」なんて書いている。
どんだけ、しょっぱい世の中になったのでしょう。
それに、セシウムがあるということは、その他の
ストロンチウム、プルトニウムやキュリウムなど、
あまり馴染みのない放射性物質を食べている
可能性も否定できません。
「食べていたとしても、ごく僅か!」
そんなふうに言う人もいるかもしれませんが、
セシウムというのは、2000種類以上も出た
放射性物質の中の、たったの2種類にすぎず、
その他の物質がどれだけ出たのかは不明です。
特に、政府や東京電力が、必死になって
少ないと言い張っている「ストロンチウム」は、
いまだに正確なデータが公表されていないため、
どれだけの量になっているのかが分かりません。
これは、日本政府が「隠蔽」しているからです。
わざと検査をしないというのも、「隠蔽」です。
海外の専門家や、実際にチェルノブイリを
診察した医師たちは、日本のストロンチウムは
発表以上にたくさん出ている可能性があるため、
実は、最も気を付けなければならない物質だと
指摘しています。
つまり、「セシウムが入っています」とは、
単なるサインであって、他の放射性物質が
含まれている可能性を示唆するものなのです。
しかし、残念ながら、僕たちにはセシウムしか
お手軽に検査できる放射性物質がないため、
セシウムをもとに、その他の放射性物質を含む
可能性を探っていかなければなりません。
よって、内部被曝も外部被曝同様、なるべく
抑えられるなら抑えた方が良いという観点から
少しでも入っていると分かっている、あるいは、
入っている可能性があるものは食べない方が
安全は保たれると考えています。
なので、『チダイズム』では、1日1検体ずつ、
皆さんが気になっている食品のセシウムを
検査する活動を続けているのです。
■ 1ベクレルにもこだわる理由。
『チダイズム』では、セシウムが検出された、
あるいは、セシウムが検出される可能性が
高いと考えられる商品は、「食べないことが
望ましい」と、お伝えしています。
これは、現在、流通している食品の多くは
セシウムが検出されていないので、あえて
検出された食べ物を選んで食べる必要が
まったくないからです。
農家や漁師の生活を守るべきだというのは、
政治家や官僚に課せられた使命で、消費者が
背負うものではなく、他人の生活を守るために
自分の子供を病気にさせるのは本末転倒です。
内部被曝が及ぼす人体への影響については、
まだ研究途上で、ハッキリと分かってません。
何ベクレルのセシウムをどれくらい食べると、
どんな病気になる確率が、どれくらい上がるか。
この一番肝心なデータが存在しないため、
「100ベクレルまで流通を認める」というのが、
イコール、「食べても安全」というものではなく、
流通のバランスを見て決めた数値だと言っても
過言ではないのです。
そうです。くれぐれも間違えないでほしいのは、
「100ベクレル」という基準は、食べても良いと
言っている基準ではなく、「流通させて良い」と
言っている基準であるということ。
そして、何ベクレルまでだったら食べてもいいか。
それは、正直なところ、「わからない」というのが
答えなのです。
わからないなら、0ベクレルで!
たかだか1ベクレル食べたところで、必ずしも
30年後に病気になるというわけではありません。
それが10ベクレルだったとしても、同じでしょう。
僕のことを「放射脳」などと呼んでいる
腐れ外道どもは、「1ベクレルでも危険だと
言うのはデマだ!」なんて言ったりしますが、
これはいくら何でも頭が悪すぎです。
僕は、たかだか1回の1ベクレルを危険だと
言っているのではありません。1ベクレルでも、
10ベクレルでも、そういったものを気にせずに
蓄積していったら危険だと言っているのです。
1円なんてドブに捨てても良いと言っている
富豪の皆さんと違い、僕は1円でもコツコツと
貯めたいタイプですから、小さな蓄積であろうと
回避できるなら、回避したら良いと思うのです。
1ベクレルでも検出されたなら
あえて食べる必要は全然ない。
健康に気を付けたい人たちは、
食べなければいいのです!
健康になりたい人が、「タバコを吸わない」。
健康になりたい人が、「塩分を取りすぎない」。
これと同じように、健康になりたい、あるいは、
子供を健康に育てたいという人は、セシウムが
検出されたり、検出される恐れがあるものは、
食べなければいいのです!
トランス脂肪酸が心配なマクドナルドのポテトや
ケンタッキーフライドチキンは、「体に悪い」とか
言われていますが、その代わり、「うまい」です。
「うまさ」と「体への悪影響」を天秤にかけた時、
「うまさ」が勝つ場合もある。それはそれですね。
セシウムの場合は、入っていたからと言って、
味がおいしくなるわけでも、コクが出るわけでも
ありませんから、デメリットしか感じられません。
うまくもないのに、食べるメリットは何でしょうか。
そして、一番肝心なことを忘れてはいけません。
世の中には、自分の子供が病気になったとしても
農家や漁師を救うために、セシウムがモリモリと
入っている食べ物を食べるというオッサンがいて、
ヤイヤイ言ってきます。
あるいは、「検出限界値未満のセシウムは、
『不検出』と扱い、疑わしいなんて言わずに
気にせずに食べるべきだ!デマ野郎!」と
おっしゃるオッサンもいます。
僕は、そういうオッサンたちに、何度も何度も
言ってきました。オッサンが食べるのは自由!
モリモリ食ってよし!!
あなたの自由を、こちらは何も奪っていない。
「気にせずに食べたい」と言うオッサンにまで
ベクレルフリーの生活を強要していないのです。
気にせず食えばいい!
すべての商品をベクレル表示した上で、
セシウムが検出されているものを安く売る
政策だって、やろうと思えばできるわけですが、
今はすべてを隠した状態で売られているのです。
心配している人たちへの配慮が何もありません。
すべてにベクレル表示さえしてくれれば、
茨城県産や福島県産の野菜だって売れるし、
後先短いジジィやババァが「安いなら良い」と
買うかもしれないのに、こうしたことを一切せず、
「安全を求める自由」まで奪おうとするなんて、
クズ野郎中のクズ野郎です。
腐れ外道に断固抗議!
検出限界値を高く設定し、「不検出」とかいう
茶番が横行する世の中、この『チダイズム』は、
「0.0ベクレル」と表記されたものは「不検出」。
数値が出たものは、「検出限界値以下」という
書き方で、皆さんに情報提供しております。