●俺とカードと台湾人と(副題 人柱実録シリーズ 第二回)
「日本のお米っておいしいですよね。」
もしくは
「パスタっておいしいですよね。毎日色々なパスタを作っていますよ」
という発言が当方の口から発せられた場合は往々にして「プチ散財した直後」と相場が決まっている。
だが、今回はちょっと様子が違う。
「部屋から素麺(ソーメン)が大量に出て来ましてね、だから素麺を使って色々と料理してみようかな…と」
大嘘である。
本当は毎日初代引田天功のように「毎朝ビフテキを3枚食べる」ぐらいの豪快な食生活がしたいし、日持ちがするとはいえ「ソーメン」のような身体が冷えるような食べ物を、極度の冷え性である自分が好んで食べたい筈がない。
さて、昨日躊躇している時に背中を押したのは、普段から眺めている「録画地獄」にある一つの記事だった。 http://catalina.blog.so-net.ne.jp/2011-12-09-5 録画地獄
なんでも今月の16日に「ジャッカルの日(吹き替え版)」の再放送がやるらしい。 「ジャッカルの日」は別に珍しい映画ではないし、未ソフト化というわけでもない。 だが「DVD」には吹き替えが収録されていないのだ。
監督:フレッド・ジンネマン 出演:エドワード・フォックス(野沢那智)、ミシェル・ロンズデール(稲垣隆史)、デルフィーヌ・セイリグ(鈴木弘子)、アラン・バデル(家弓家正) ほか
一年半ほど前に、テレビ東京で「ジャッカルの日」が放映された際、ついうっかり録画し忘れ、一週間ほど会社の労働業務に嫌気がさして、「野焼き」という心底どうでもない業務に力が入らなかったのはココだけの話だ。
話を戻す。 この「ジャッカルの日」の再放送が理由となり「Magic B-CAS」を注文した。
注文後から僅か数分後、次のようなメールが届いた。(以下、原文ママ) ---------------------------------------- タイトル 紀 志彦様への支払いの受領書
本文 2011年12月13日 13:19:04 JST | 取引 ID:
吉野 ●●●様
NT$35,000 TWDを紀 志?様に支払いました。 (詳細: bcastw@gmail.com)
この取引がアカウントに反映されるまで、しばらく時間がかかる場合があります。
マーチャント: 紀志彦 bcastw@gmail.com ----------------------------------------
更に数分後、次のようなメールが届く。(以下、原文ママ)
---------------------------------------- タイトル 出荷通知
本文 出荷通知
この際、弊社のサービスをご利用頂きまして誠に有難うございます。
弊社製品をご購入頂きまして、誠に有難うございます。
ご注文とお支払いについて、問題なく確認致しました。
ご注文の製品は2012/12/13にEMSにて発送致します。
正式発送する時にまたEメールでEMS送り状番号をお知らせ致します。
ご注文頂きまして、再び心より感謝しております。
ご注文やご使用に対してご質問などございましたら、
是非ともお気楽にお問い合わせください。
では、またのご利用を心よりお待ち致します。 --------------------------------------------------
本来であれば、バスローブに身を包み、ブランデーグラスを燻らせながら、 荘厳なドラゴンクエストのオープニングテーマをマークレビンソンのオーディオシステムで鳴り響かせつつ、悦に浸りながらウンウンと自らの行動を褒め称えたいところではあるが、注文時に記入する「Address欄」に当方の住所が全て入りきらなかった為、注文後に届いた本メールに「日本語」で自分の長ったらしい住所を送った。
なにせ…
>ご注文やご使用に対してご質問などございましたら、 >是非ともお気楽にお問い合わせください。
このように書いてあるのだから。
ほどなくして、次のような返信メールが届く。
-------------------------------------- タイトル Re: 出荷通知
本文 This address is correct right? --------------------------------------
メールには署名すらない。 まるで使い慣れぬ携帯電話で必死に知り合ったキャバクラ嬢にメールを返す「世のお父さん」のようだ。 それに「お気軽に日本語て問い合わせ」をしたならば、わざと英語で返答してくる」など、実に心憎い演出ではないか。
なので丁寧な英文で住所を送り返したところ、一時半半後に…(以下、原文ママ) -------------------------------------- タイトル Re: 出荷通知
本文 ok --------------------------------------
え? これって携帯メールかなんかで返信してるんですか?
この瞬間、「Magic B-CASのサプライヤー」が「詐欺呼ばわり」される理由が【なんとなく】わかった瞬間だった。
だが、とりあえず、ここまでのメールのやりとりでわかった事は「本日中(13日中)」に出荷され、そして自分の海外輸入の経験から「16日の午前中」には間違いなく届くという確信であった。
天はわれに味方せり!!
時代が時代、世が世なら「エウレカ!!」と叫び、全裸で街中を走り回っていたに違いない。
それから幾ばくの時間が経過した。 そして仕事仲間と食事をし、仕事仲間と作業を行い、「自分がいかに凄いアイテムを注文したか」を散々自慢している真っ最中、iPhoneに一通のメールが届く。
以下、原文ママ -------------------------------------- sorry, we are very busy today, We will send it at tomorrow morning.
then we will give you the ems serial No. EEXXXXXXXXTW copy paper at night.
Thank you. --------------------------------------
以下、超訳(意訳) -------------------------------------- ごめんごめん。実は俺たち超忙しくてさ、今日送るってメールしたけども、やっぱ明日の朝に送るから。 とりあえず、明日の夜あたりにはなんとかなっているから。
それじゃぁ、お買い上げありがとさん ところで、飯食った? --------------------------------------
………自分はなにか悪い夢を見ているようだ。
こうして、どうしてMagic B-CASが詐欺呼ばわりされるのかという事を、今度は【心の底から】痛感したのだった。
まだまだ続く。(届くかわからないし)
参考リンク http://catalina.blog.so-net.ne.jp/ 録画地獄
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