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6・21「造反」 小沢一郎選挙準備突入

【政治・経済】

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2012年6月19日 掲載

「大きな枠組みをつくる」「カネは任せてくれ」

 民主、自民、公明の「3党合意」が成立し、消費増税法案が成立するのは、もはや確定的。「増税反対」を訴えてきた小沢一郎(70)は、完全に追い詰められた。
 小沢グループは「民主党を離党するのはオレたちじゃない。出ていくのはマニフェストを破った連中だ」と、21日の衆院採決では堂々と「造反」するつもりだ。
 しかし、野田首相は、容赦なく“除名”すると決めている。自民党の谷垣総裁に「造反者は46人止まり。除名するので安心してください」と伝えたそうだ。小沢グループも、法案に反対しながら党には残れないと覚悟を決め、小沢は選挙の準備に入ったという。
「普段から小沢は、グループの1年生議員に“選挙区を回れ”とハッパをかけていますが、いよいよ本気で選挙の準備に入ったといいます。小沢グループの幹部に『選挙とカネは任せてくれ』『ひとり100万円ずつならすぐに配れる』と伝えています。恐らく10億円近くの資金調達にメドがついたのでしょう。選挙には“カネと政策”が必要ですが、政策も、小沢グループに8つの基本政策を急ピッチでまとめさせています」(民主党関係者)

<第三極勢力を結集へ>

 小沢一郎は、つい最近、1年生議員に「選挙のことは心配するな」「大きな枠組みをつくるのはオレの仕事だ」とも語ったという。
「すでに多くの民主党議員が、党に残っても選挙に勝てないと分かっている。18日も1人、離党届を出した。小沢も、民主党に残るより新党をつくり、〈既成政党VS.第三極〉の戦いに持ち込んだ方が得策と踏んでいます。小沢が『大きな枠組みはオレの仕事』と漏らしたのは、橋下新党やみんなの党と“第三極勢力”を結集してみせる、ということでしょう。実際、橋下新党も、みんなの党も、既成政党と戦うなら結集するしかない。近々、小沢一郎と渡辺喜美がトップ会談するという話も飛び交っています」(政界事情通)
 しかし、ドジョウ首相が大敗すると分かっていて解散するのかどうか。すべては、小沢が解散に追い込めるかどうかにかかっている。
~2012年6月19日以前の記事~

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