FXCMジャパンに行政処分を勧告、預託不足やシステム管理不十分で=監視委
[東京 19日 ロイター] 証券取引等監視委員会は19日、外国為替証拠金取引(FX)専業のFXCMジャパン証券(千代田区)について、顧客の預託金不足や不十分なシステム管理体制など金融商品取引法違反があったとして、行政処分をするよう金融庁に勧告したと発表した。必要な証拠金の不足額を預託させずに、顧客に取引を継続させていた事例が複数あった。また、システム上の問題が繰り返し生じていたが、FXシステムの基本的な内容を把握していなかったうえ、発生原因の究明や顧客への対応について主体的に取り組んでおらず、電子情報処理組織の管理が不十分だと判断した。
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