電気を大切につくる、とはどういうことなのでしょう。
まず、電気というエネルギーは、実はつくっているエネルギーだということがあります。
この点は、ガスや石油とは全く違うエネルギーと言うことができます。電気には、非常にいろいろなつくり方があり、
時代に合ったつくり方を技術の進歩と一緒に選択していかなくてはなりません。東京電力では、安定して電気を送る、
かつ安い値段で送るということを念頭に置きながらも、できる限りCO2を出さない、
地球環境に配慮したつくり方を選択するようにしています。
このように、安定、低価格、環境への配慮を考えて電気をつくろうとすると、
原子力発電をはじめ、いろいろな発電方式を組み合わせる必要があります。
また、石油、石炭、LNG、天然ガスを使った、従来からある火力発電所の熱効率を上げることや、
太陽光や風力などの自然エネルギーをどうやって広げていくか、ということも常に考えて電気をつくっています。
電気の販売量、CO2排出量、販売電力量当たりのCO2排出量
茶色の線が販売した電気の量を示しています。
CO2排出量が、赤い線。また、1kWh当たりのCO2排出量が、緑の線です。
東京電力では、この緑の線を2010年度に0.31まで下げる経営目標を設定しています。
火力発電効率
火力発電所の効率です。簡単に言うと、車でいうところの燃費です。これをいかに上げるかがCO2削減につながると考えて、熱効率のよい発電方式を順次導入しています。