未公開株詐欺:東京メンテナンス元社長ら7容疑者再逮捕へ
毎日新聞 2012年06月19日 03時00分(最終更新 06月19日 08時02分)
ビル管理会社「東京メンテナンス」の未公開株を巡る詐欺事件で、福岡県警などの合同捜査本部は、逮捕した同社元社長、亀井正行容疑者(73)ら7人が、別の被害者からも現金数百万円をだまし取った疑いが強まったとして、詐欺容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。また、7人のうち3人は「亀井容疑者の指示でやった」と供述していることも判明した。
7人は09年1月〜10年3月、福岡県内の自営業女性(80)ら4人に、債務超過状態で上場見込みがないのに「上場すれば1株(35万円)が数百万円になる」とうそをつき、自社の未公開株を計640万円で売り、現金をだまし取ったとして逮捕された。
合同捜査本部は、7人が同様の手口で別の数人から数百万円をだまし取った疑いがあるとみている。