飯塚署は１８日、飯塚市の女性（６５）が特別会員権の取引を持ちかけられ、１８０万円をだまし取られる詐欺事件が発生したと発表した。

　同署によると女性宅に２月上旬、訪問介護の会社の特別会員権申込書などが届いた。数日後、別の会社の男から電話で「オグラという人が特別会員権を買いたがっている。名義を貸してほしい」と持ちかけられ、会員権（１口２０万円）１００口分の購入を申し込んだ。男は「オグラは被災地で訪問介護事業をするために会員権を欲しがっている。被災地に貢献でき、謝礼も出る」と言葉巧みに話したという。

　その後、女性は２回に分けて計１８０万円を指定の口座に振り込むなどした。５月になって同社などと連絡が取れないことに気づき警察に相談。６月１５日に被害届を出した。

〔筑豊版〕