国会傍聴記by下町の太陽･宮崎信行

　民主党政策調査会（前原誠司会長）は、社会保障と税の一体改革調査会（細川律夫会長）、税制調査会（党税調、藤井裕久会長）と合同会議を２０１２年６月１９日（火）の夕方から会議を開き、３党合意を反映した社会保障と税の一体改革関連法案（新提出の社会保障制度改革推進法案含む）の政調会長一任を宣言したようです。この後、党本部から議員会館に移動し、政調役員会を開き、党議決定を確認。これにより、民主党、自民党、公明党の３党が党議決定したことから、２１日（木）の会期中の衆院可決と延長国会での参院可決、成立が確実になりました。

　ところで、前原さんらがどうやって党本部から議員会館に移動したか。これは期間限定で情報をしめますが、おそらくここでしょう。

　
［写真］筆者撮影。転載は絶対禁止。しばらくすると閉鎖します。クリックすると少しだけ大きくなります。

　写真の向こう側に階段が見えます。手前は参議院です。向こう側は党本部です。その間に扉があります。鍵があり、鍵を外すと開くようです。手前の敷地に入ると、地下道から参議院議員会館どころか、議事堂本館、衆議院議員会館に行けます。おそらく、ここから移動したのでしょう。

　ということは、小沢グループは本当にこの会議での党議決定プロセスを止めたければ、ここに若手を配置して、党役員を党本部に押し返せば良かったのです。そういう作戦を立てられない小沢グループ。というかそもそも、民主党と参議院が隣接していることを知らなかったのかもしれません。こういう輩に、国防などを任せられません。消費税増税はある意味、国防と言ってもいいでしょう。だから、民主党本部は借りビルから移転しなかったんですね。そのくらい気づけよ、と思うのですが、案外気づかないものなんでしょう。

　政治はチームプレー。マイクでしゃべるだけでは、事は為せません。改めて、小沢グループには国を任せられないと感じる出来事です。

　それにしても、念のために保存しておいたこの写真、こんな平和なことで使えて良かったです。まあ、日本もまだまだ大丈夫ですね。人さえ選べば。

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