トップページ>

会務報告

日本歯科技工学会 九州・沖縄支部第7回学術大会

特別シンポジウムのようす特別シンポジウムのようす

平成23年8月28日、大分県別府市にある大分国際交流会館にて日本歯科技工学会九州・沖縄支部第7回学術大会が開催されました。
会場となった大分国際交流会館は、別府湾を一望できる上人ヶ浜公園のすぐそばに位置し、晴天の真夏日のなか193名もの会員の皆様にご参加いただきました。
『歯科技工!新時代を探る!』をメインテーマとした今年度の大会は、現在の臨床における最新情報をテーマとしたものが多く、内容の充実した大会となりました。
まず午前中の特別シンポジウム、パネルディスカッションにおいては、日本を代表する歯科材料メーカーである、株式会社ノリタケデンタルサプライ、山本貴金属地金株式会社、株式会社スマートプラクティスジャパンの3社により、歯科用CAD/CAMによる臨床の実態や、フロアブルな新しいハイブリッドレジン、スポーツ歯学の近況とサーモフォーミングによる加工法などについて、ご講演いただきました。
昼の休憩の後、井樋安雄支部長の挨拶に始まった九州・沖縄支部総会も滞り無く執り行われ、来年度の第8回学術大会は宮崎県で開催されることも決定しました。
また、会場内の2階にあるポスター発表とメーカー展示のスペースにも多くの来場者があり、ポスター発表者による討論の時間には、会場が狭く感じられる程の聴講者が集まり、熱心に耳を傾けていました。
福岡県歯科技工士会からは浅岡徳博会員、藤川秀樹会員、兒玉邦成会員、廣末将士会員の4名がポスター発表を行いました。
講演中の小野会員講演中の小野会員午後の部として一般講演が始まり、臨床に携わる先生方による、より具体的な内容の講演が行われました。会場の都合もあり、一つのテーマに対する講演時間が少し短く感じられましたが、そのぶん幅広い分野の講演を聞く事ができました。
福岡県歯科技工士会からは、小野浩太郎会員による『軟組織を考慮した審美修復に対する歯科技工士の役割』、陶山日出美会員による『その他の歯科技工と呼ばれる口腔外科技工』、内田博孝会員による『補綴構造設計を簡単でより丈夫にするトラスとはについて』と題した一般講演が行われました。
私個人としては日頃から歯冠修復技工を専門としているので、やはり歯科用CAD/CAMの最新情報、特にソリッドジルコニアクラウンとその対合歯の考察などの発表が増えてきていることが興味深く感じました。
今回の学術大会に参加することによって、最新の情報を得るだけではなく、普段の仕事では担当していない各専門分野の考察を学ぶ事ができ、充実した時間を過ごす事が出来ました。

 

平成22年度 第36回定時総会 開催報告

平成22年度定時総会

平成22年度定時総会

平成23年6月19日(日)午後2時より、天神クリスタルビル3階会議室に於いて「平成22年度 福岡県歯科技工士会 第36回定時総会」が開催されました。 
浦副会長より開会が宣言され、議長に石橋政和会員(南部支部)・副議長に池田伸一会員(北九州支部)が選出され、原明徳議事運営委員長より定足数確認の報告があり本定時総会は成立、続いて議長より議事録署名人に大木周生(福岡支部)・柴田功一(福岡支部)の両会員が指名されました。今年度の物故会員並びに東日本大震災の犠牲者の方々に黙祷が捧げられた後、直塚会長より挨拶(別掲)があり、引き続いて執行部より議案の上程が行われました。
第1号議案「平成22年度事業経過報告承認の件」第2号議案「平成22年度収支決算承認の件」は一括審議とし、各部担当理事・法人改革検討委員長より事業経過報告が行われ、続いて松本財務担当理事より収支決算が報告され監事より監査報告が行われ、審議採決の結果両議案とも承認されました。
続いて第3号議案「平成23年度事業計画承認の件」第4号議案「法人改革に伴う特別委員会設置の件」第5号議案「東日本大震災支援金の件」第6号議案「平成23年度予算承認の件」は関連がある為一括審議され、林専務理事より第3号から第5号議案までの説明があり、また松本理事より平成23年度予算案の説明があり、審議採決の結果、各議案とも承認されました。
続いて第7号議案「諸規則・財務規則改定の件」は屋形総務担当理事より説明があり承認されました。第8号議案「選挙管理委員会設置の件」は、林専務理事より説明があり承認され、全ての議案が承認されました。
その他の報告後、長田学術担当理事より平成22年度の日技生涯研修修了者の発表と代表者へ直塚会長より修了証の授与が執り行われ、山田副会長の閉会宣言で全ての審議が終了し、第36回定時総会は滞りなく閉会しました。
第4号議案「法人改革に伴う特別委員会設置の件」が承認されましたので、今後福岡県技は「非営利型・一般社団法人」を目指す事が正式に決定し、新法人へ向け法人改革特別委員会として活動を開始致します。また第5号議案「東日本大震災支援金の件」も承認されましたので、一般会計より100万円被災県技へ支援金をおくる事が決定致しました。

 

2011九州デンタルショー 開催!

2011九州デンタルショー

2011九州デンタルショー開会式

平成23年6月11日(土)12日(日)の両日にわたり、マリンメッセ福岡に於いて「白い歯・みんなの合言葉」をテーマに掲げ「2011九州デンタルショー」が開催されました。
九州デンタルショーは、福岡県技としては年間を通して重要なイベントと位置付けており、学術部・組織部・技対部の各事業部と各地域支部が一丸となってこの一大事業に取組んでおります。

会場2階のデモコーナーで開催しましました、「第40回福岡県歯科技工ゼミナール」は、初日には大阪セラミックトレーニングセンター宮崎校所長の佐々木正二先生を講師に自由研修課程を、二日目には熊本県でご開業の松田歯科医院院長 松田光正先生を講師に基本研修課程の学術研修会を開催致しました。
また恒例のテクニカルコンテストは本年度も開催致しました。応募された作品は福岡県技ブースに展示し、11日(土)に投票をして頂き12日(日)には当会場ロビーに於いて表彰式を開催致しました。歯型彫刻の部(学生の部)には九州・山口の専門学校6校より参加があり、彫刻の腕を競い合いました。

テクニカルコンテスト歯科技工士会ブース
会場内の本会ブースでは、本会の自営者会員の技工所名簿を拡大して掲載し、来場者の方々へ本会のアピールを行いました。またブースを訪れた学生さんや未入会の方々への入会活動も積極的に行いました。
最後に九州デンタルショーを主催しておられます福岡県歯科用品商組合様、またテクニカルコンテストの協賛商社様には多大なるご協力を頂きまして厚く御礼を申し上げます。