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第38回福岡県歯科技工学術大会
第38回北地区・北九州歯科医学会
講演の様子
去る平成24年2月26日、北九州国際会議場(北九州市小倉北区)に於いて第38回北地区・北九州歯科医学会「歯科医療の転換期を迎えて」‐がんばろう北九州‐が開催されました。
北九州支部では、15時から行われたポスターセッションに南里学会員「3Dスキャナを使った補綴物」・長谷部忠会員「プレスセラミックについて」・中川隆志会員「歯科用金属における時効硬化性の再検証」の題目でポスター発表されました。
主催発表450名を超える参加者(内技工士80名)があり11題の題目講演でしたので、時間の都合上なのか二箇所同時に発表が進行し、マイクの音も小さく多くの聴衆者で後ろにいた私は大変聞きづらかったです。興味ある発表内容でしたので大変残念でした。
福岡県歯科技工士会学術大会も共催しており、小倉歯科医師会会員・倉富覚先生(北九州市小倉南区開業)を招いて「チームアプローチによる審美歯科修復への取り組み」の演題で講演をして頂きました。
審美歯科修復ではペリオ・エンドの基本治療に始まり、確実な形成・印象、矯正治療までを含む咬合を踏まえた診療を行い、「ドクター・アシスタント・テクニシャン・患者」の共通した意思疎通による診療が目的であるとの内容でした。印象的だったのは、シェードテイキングの話で「診療室と技工室の蛍光灯の違い、患者さんの来院時間(朝・昼・夕方)、ドクターと技工士のデジタルカメラの違い、それらを映すモニターの違い、それらの誤差をいかにして埋めて患者さんが納得する補綴物をセットできるのか、そのための連携こそが何よりも重要である。患者さんの喜びが歯科医師、技工士、アシスタントを含めたチームの総合力の結晶である。」とのお話でした。多くの臨床を拝見出来き、大変興味深い内容でした。
倉富覚先生・南里学会員・長谷部忠会員・中川隆志会員・役員の方々、お疲れ様でした。
北九州支部会員
福岡県歯科技工士会 技対セミナー
「救急救命講習会」いざというときの応急手当て
福岡市中央消防署
山口裕二救命士
講演中の山口救命士
11月27日(日)平成23年度福岡県歯科技工士会技対セミナーが開催されました。今回は、救急救命士山口裕二さん他、消防・市民ボランティアの方々7名を講師にお招きし救急救命についての実技講習会を行いました。
参加者57名が6つの班に別れ各班に一名の講師がつき、人工呼吸・心臓マッサージ・AEDの取り扱い方やその他救急救命について説明があり、その後の実技では皆さん人形相手に慣れない手つきで恐る恐る心臓マッサージを施しAEDを実際に使用して、時には真剣な質問も交えながら、心肺蘇生を行う際の心構えや方法コツ等を丁寧に教えていただきました。真剣且つ和やかな雰囲気の中、無事3時間の講習を終え全員が修了証を取得することが出来ました。
冒頭に救急車の出動回数の多さ、それをこなす台数の少なさなど救急活動の置かれている現状についての説明がありました。
胸部圧迫とAEDの実習
そしてAED(自動体外式除細動器)が最近いろいろなところで目にする機会が増えてきたことは、一人でも多くの命を救うために一般市民にも救急救命に参加することが求められているものだと考えられます。
実際に自分がもしその場にいたらきちんとした対応が出来るのか、役に立つことが出来るのか、という不安も皆この講習を受けていざという時の対応に少なからず自信を持つことが出来たのではないかと思います。日々仕事に追われる私たちにとってはなかなか体験することのない貴重な講習会となりました。
北九州支部 佐脇稔尚
第40回福岡県歯科技工ゼミナール 自由研修課程
「形態と色の配合」
(The combination of colors and the morphology)
大阪セラミックトレーニングセンター宮崎校
佐々木正二先生
佐々木正二先生によるデモンストレーション
平成23年6月11日(土)は、午後2時から大阪セラミックトレーニングセンター宮崎校所長である佐々木正二先生の講演が行われた。土曜日の昼ということもあり少しあった空席も、デモが始まる頃には立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。今回の講演で先生は『形態と色の配合(The combination of colors and the morphology)』という演題のもと、咬合診断や色調再現においての取り組みや方法、また色調や形態の捉え方について詳しく話された。
前半ではメーカー協力のもと、実際に宮崎校のインストラクター熊川さんを患者に見立て、口腔内の動きがパソコン上に再現される装置や、シェードテイクを行なう際に使用する歯科用色測器を使ったデモが行なわれた。後半では、始めに今回新しく発売されたe.max pressの「インパルス」インゴットについて、解説された。その説明は概要だけでなく、今までのインゴットとの違いについて実際に使用する際の厚みや症例別に、テストピースを作成し比較されており、とてもわかりやすかった。
会場内の様子
次に、前半のデモで得た情報をもとに、熊川さんの模型を使用した築盛のデモが行なわれた。このデモでは、実際に先生が使用しているパソコンやその他機材などを使っていて、普段の臨床で先生が行なっている方法をそのまま見ることができ、とても勉強になった。また各デモの合間で行なわれたテストでは、普段学校で教えていらっしゃる先生ならではの問題や、一見簡単そうだが実際してみるとなかなか出来ないものもあった。テストには景品も用意されており、参加者は皆真剣に取り組んでいた。またデモのビデオ撮影は、元インストラクターの福嶋さんが担当していて、学校でのデモのようにとても見やすく感じた。今回の講演は、講演だけでなくデモありテストありと、多岐にわたっており、一見長く感じそうな4時間にもわたる講演もあっという間という感じだった。
今回のこの講演で、準備の手伝いをしたり、実際にデモを近くで見たり出来たことは、とても貴重な経験だった。今回の経験は、宮崎校を卒業している私にとって、勉強になったとともに、緊張というか背筋がピンと伸びる思いだった。卒業してもうまる3年が経ち、緩みかけていた気持ちが引き締まった気がした。今回の講演で再び得た緊張を忘れずにこれからも日々精進していきたいと思う。
福岡支部 廣末将士
第40回福岡県歯科技工ゼミナール 基本研修課程
患者さんに受け入れられる可徹性義歯
〜パーシャルデンチャーを中心に〜
松田歯科医院 松田光正先生
講演中の松田光正先生
平成23年6月12日(日)生涯研修 基本研修課程の「患者さんに受け入られる可徹式義歯」~パーシャルデンチャーを中心に~をテーマに熊本県天草市でご開業の松田歯科医院院長 松田光正先生の講演を受講しました。
臨床で生かすパーシャルデンチャーの様々な症例を紹介され、その講演の中で、はじめからインプラントありきではなく、歯根膜という魅力的な組織をもつ天然歯をまずは大切にしようという言葉がとても心に残りました。私は、日常臨床ではデンチャーの製作はあまりしませんが、様々な角度からパーシャルデンチャーを見ることができ、とても興味と関心を持ちました。
今年のQDT1月~6月号に松田先生の記事が連載されています。是非、一読されることをお勧め致します。
北九州支部 日高啓宏
過去の記事
平成22年度(2010年4月〜2011年3月)開催イベントの過去ログ |