Leather Barista では、すべての工程がハンドメイド製作です。
普段の日常に使う小物に触れる事で、ホッと安らげるひとときを、まるでカフェで注がれる一杯のコーヒーのように。。。
「革細工にカフェの様なゆとりの息吹を吹き込めないかなぁ」
「革細工のバリスタでありたい」
と言う意味をこめて、「Leather Barista」という名前を付けました。
カフェに習ってハーフウォレットは「Latte ラ・テ」シリーズ、
ロングウォレットは「Espresso エスプレッソ」シリーズ、
革小物は「Vienna ウィンナー」シリーズと3シリーズを製作しております。
オリジナルダーツケース、ダーツグッズ全般もラインナップに追加しました。
デザインを行い、型紙をおこし、裁断からすべて手作り、手縫い製作です。
なんといっても、ハンドメイドの良さを活かせるように一つ一つ丁寧に作るよう心がけております。
製品に使用している皮革について
環境にやさしく最高級である「植物性タンニンなめしの革」を使用しております。
現代の革製品のほとんどは、製造コストと工程の効率がよい「クロムなめし皮革」を使用するのが主流ですが、レザーバリスタでは「植物性タンニンなめし皮革(ヌメ革)」を使用しております。
ヌメ革の製造は、古代エジプト時代から続いている非常に手間のかかる工程が必要であり、製造コストがかかります。
その為、どうしても革製品のお値段も高くなってしまいますが、本当に素材の良さがお客様に伝わると思っております。
ヌメ革は繊維がきめ細かく詰まっており、末永くお使いできるほど非常に丈夫です。
使い込むほどに柔らかくなり手になじみ、手の油や日光を浴びることで艶のある味わい深い色に変化していきます。(エイジング)
表面は傷がつきやすいのですが、その傷も味わいや革と一緒に歩んだ自分の時間の刻みとなっていくことでしょう。
製造工程では有害な廃棄物をほとんど出さない上、革そのものは地中でも自然分解されるため、地球にやさしい素材でもあるのです。
※レザーバリスタでは「植物性タンニンなめしの革」をヌメ革と総称しております。
※レザーバリスタでは「栃木レザーブランド」の「サドルレザー」「オイルレザー」と「栃木レザーブランド」の生成り革に自家染めを施した「柿渋染めレザー」を使用しております。
(オーダーメイド等では、その限りではございません)
国産の上質なレザーを使用しております。
「サドルレザー」使用、約一年使用でこれだけ飴色に変化します。
お財布の革を開けてみると、中に型崩れ防止の補強でボール紙等が入っているのをよく見かけます。
レザーバリスタでは、強度のあるヌメ革を使用しますので、末永くお使い頂ける理由のひとつです。
手縫い製作のこだわり
馬具を作る際の技法(クチュール・セリエ)でひと針ひと針縫い上げています。
1本のロウ引き糸に2本の針を付けて8の字に縫っており、ミシン縫いよりもほつれにくいのが特徴です。
ミシン縫いでは一ヶ所糸が切れてしまうと、連続してほどけてしまう場合がありますが、手縫いはクチュール・セリエ技法により、その切れた一ヶ所にとどまり、ほつれも広がりにくいです。
裁断面は、「切り目本仕上げ」技法を行っています。
多くの革製品に見られる「へり返し仕上げ」(革を折り返して縫う)の場合は、長年使用するとその部分が擦れて破れる事もあります。
レザーバリスタでは「切り目本仕上げ」と言い、裁断面にワックスやノリの入った溶液で固め、何度も繰り返し磨き上げております。
そうする技法によって、艶のある美しい裁断面を仕上げる事ができます。
革を折り返さない為、擦れても破れることが防げるばかりではなく裁断面ならではのエイジングが楽しめます!
もちろん裁断面の経年変化もお楽しみ下さい!!
削っては磨き削っては磨き、艶が出るまで磨きこみ革を固めていきます。
柿渋染めレザー
タンローレザーに柿渋にて染め上げた自家製のレザー製品を作成しております。
柿渋は古来より日本で使われてきた伝統のある染料です。
防虫、防カビ効果があり、何よりハケで染色したレザーは、まるで木目加工を施したような風合いになり、とても味のあるものと仕上がります。
レザーバリスタでは、柿渋特有の臭いを精製して無臭にした染料を使っておりますので、革本来の香りを損ねておりません。
塗っては天日に干すという作業を、10日ほど行うという手間のかかる作業で、天候にも左右されやすい柿渋レザーではありますが、ぜひ独特の風合いをお試し下さいませ。