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不正BーCASカードで逮捕
6月19日 15時10分

デジタル放送を見るのに必要なBーCASカードの内容を不正に書き換え、有料放送を無料で視聴できるようにして販売したとして、警察は東京の無職の男を不正競争防止法違反の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは東京・西東京市の無職、小林一幸容疑者(43)です。
京都府警察本部の調べによりますと、小林容疑者は、デジタル放送のテレビに差し込むBーCASカードに記録された内容を不正に書き換えたうえ、ことし5月、インターネットのオークションで名古屋市の男性にカード1枚をおよそ6万5000円で販売したとして、不正競争防止法違反の疑いがもたれています。
BーCASカードは、有料放送を契約するとその情報が書き込まれて視聴できるようになる仕組みで、不正なカードを悪用すると契約しなくても無料で有料放送を見られるということです。
調べに対し、小林容疑者は容疑を認めているということで、警察は、少なくとも不正なカード6枚を販売した疑いがあるとみて調べています。
警察によりますと、不正なBーCASカードが摘発されたのは全国で初めてです。
また、京都府警察本部は、不正なBーCASカードの作り方をインターネットなどで公開した疑いがあるとして別の3人からも事情を聴いています。

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