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極東LNGプラントで覚書締結へ6月19日 9時22分
ロシアの政府系ガス会社「ガスプロム」は、日本の企業が参加を希望している、極東のLNG=液化天然ガスの生産プラントの建設計画について、日ロ両政府が近く覚書を交わすという見通しを明らかにし、計画の実現に向けて協力を進めたいという考えを示しました。
これは、ロシア最大の政府系ガス会社「ガスプロム」が、18日にモスクワで開いた記者会見で明らかにしたものです。
この中で、マルケロフ副社長は、日本の企業が参加を希望している、ウラジオストク近郊のLNG=液化天然ガスの生産プラントの建設計画について、「日本とロシアの政府間の覚書の締結に向けて準備を進めている」と述べ、計画の実現に向けて協力を進めたいという考えを示しました。
「ガスプロム」によりますと、この覚書は、早ければ今月24日からロシアのサンクトペテルブルクで開かれる、APEC=アジア太平洋経済協力会議のエネルギー相会合の場で締結される予定だということです。
LNGの生産プラントの建設計画を巡っては、「ガスプロム」が、日本のほかに中国や韓国などもパートナーとして検討する姿勢を崩さず、LNGの調達先としてロシアを重視する日本の商社やエネルギー企業が建設に参加できるかどうかが焦点となっています。
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